2025年2月9日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2025』の前日計量が、8日(土)都内にて11:00より行われた。
第20試合のK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)は54.9kg、挑戦者マノリス・カリシス(ギリシャ/NAS CAMP- SOR)は55.0kgでそれぞれ計量をパス。
続いての会見でマノリスは「K-1の戦いの場に招いてくれてありがとう。大きい大会なので勝ってベルトを持ち帰りたい。金子はいま世界で一番強い選手だと考えている。それでも自分が勝ってベルトを持ち帰りたい」と、金子の強さは認めながらも王座を奪取して母国に帰るとコメント。
金子は「自分の周りの方々、応援してくれる方々とサポートしてくれる方々のために、自分の感覚というものを大事にしてやってきたので、そこを発動したい。対戦相手のマノリス選手に僕がやってきたことを発動したいと思いました。(マノリスは)気合いが入っているなと思いました」と、“発動”とのキーワードをあげる。
それが“発動”した場合どうなるのかと聞かれると「分からないです。試合で発動したらどうなるのかなと。それも実験なんです」と、自分でもどうなるのか分からないという。
マノリスは10連勝の金子に挑む気持ちを聞かれると「いずれにしても私は今回、彼に勝つためにやってきたので気にしてないです」とし、得意技のローリングサイダー(胴廻し回転蹴り)を当てる自信はあるかと問われると「もちろんローリングサンダーは使うつもりだが、彼に当たるかは分からない。持っているテクニックの全てを使って彼を倒したい」とした。
一方、金子は身体の仕上がりについて聞かれると「今回は自分の感覚、周りの方々が言ういろいろなことをつなげながらやってきたので、それがどうなるかという実験でもあります」と独特の表現。
ローリングサンダーについては「試合なのでそこは分からないです」とし、どんなモチベーションで試合に臨むかとの質問には「僕はキックボクシングに世界というものはないと思っていたんですけれど、そういうことではなくてしっかりあったので、そこに辿り着いた時に負けたら意味がないので、今回の試合でも自分自身の成長と見てくれている方々が見てよかったと思ってもらえる試合をするのが今の僕のモチベーションです」と、目標とするものが出来た様子。
また、2025年のテーマを聞かれると「今年は“感覚”ですかね。感覚でいきます」と答えた。