2025年2月8日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2025 act.1』(U-NEXT配信)の前日計量&記者会見が、7日(金)都内にて17:00より行われた。
第8試合の65.0kg契約エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R(ヒジあり)で対戦する、SB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)は65.0kg、元ムエサイアム パーカン スーパーフェザー級王者コムキョウ・シットポージョーウォー(タイ)は64.85kgでそれぞれ計量をパス。
会見の冒頭でシーザー武志SB協会会長は「選手自身がSBが世界で一番じゃないといけないと思っている。キックボクシングの団体はいっぱいあるので、キックボクシングに行く選手がいてもいいんでけれど、みんなSBに残って世界で一番の格闘技にしましょうという彼らの熱い想い、40年やってきてそんな子供たちが現れたのは本当に嬉しいし感謝しています。これから彼らと一緒に世界へ向けてSBを出していきたいと思います。シュートボクサーを育てていかないといけないと思うので、そういう試合を組んでいきたいと思います」と挨拶。
緒形健一代表は「原点に戻って知らしめてSBが最強ということを見せていきたい。年末にかけてビッグマッチも決まりましたので、そこへ向けての一発目の大会なのでアツい試合を期待しています」と選手たちに檄。
試合についてシーザー会長は「映像を観ましたが、コムキョウは身長があるしいい選手。笠原もなかなか簡単には勝てないかと思います」と苦戦を予想した。
笠原は「タイ人に連敗していて、去年ブランク明けで12月にタイ人と戦って負けているけれど、そこからずっと練習していてやっとこれなら誰と戦っても勝てるぞって身体まで戻ってきて、フルパワーで今回は試合に挑めると思うので覚悟しろよ。結果で証明します」と、今回は完全体の笠原で試合に挑めるとコメント。
コムキョウについては「映像を観ても実際に見てもかなり身長が高くて、戦い方も見たけれど懐が深くて。やりづらいかは戦ってみないと分からない。そういった印象があります」と、長身と懐の深さを警戒。
オープンフィンガーグローブマッチの経験は、通常のボクシンググローブにどう活きるかとの質問には「練習でもずっとOFGだったのがグローブに変わって。パンチの質が変わってガッチリハマるような感覚、常に倒せる感覚がグローブでもあります。相手側はグローブでも痛いと思いますし、ナックルとか硬いパンチが打てるようになったので嫌がらせのようなパンチが打てるようになりました」と、OFGの打ち方がグローブでも活きているとした。
「明日は2025年一発目なので、最終的には必ず倒して終わりたい。シュートボクサーなので投げや絞めとか、シュートボクサーらしい戦いを見て欲しい」と、SBらしい試合をしたうえで倒して終わりたいとする。
一方、コムキョウは「明日勝利できるように全力で頑張ります。相手の試合映像は見ました。いい戦いになると思います」とし、笠原のパンチにどう対応するかとの質問に「僕にはヒジとかヒザとかの武器もあるので、それを多用しながら防御に努めていきたい」と攻撃を防御にしたいという。
これに笠原が「インスタで僕のボディに右ヒジを合わせるのを見ましたよ。ボディ、バレちゃったと思って。だからボディのフェイントから明日はバックドロップに行くかもと思っているので気を付けてください」と、相手の裏をかくと明かす。
しかし、コムキョウは「その辺も対策があるので大丈夫です」と不敵にほほ笑んだ。
また、試合順が笠原にしては前の方になったことについて「今回ジムの後輩である山田ツインズがセミとメインを張るので、この試合順でバッチリ盛り上げて『俺より恥ずかしい試合をするなよ』と。大会の締めに向けての火付け役になりたいと思います」と、盛り上げて山田ツインズにバトンを渡し、いいプレッシャーを与えたいと語った。