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【シュートボクシング】海人は3階級を股にかけて70kgを目指す方向性、12・3TDCホールでビッグマッチ

2019/09/30 15:09
【シュートボクシング】海人は3階級を股にかけて70kgを目指す方向性、12・3TDCホールでビッグマッチ

69kg契約で2連勝した海人。一気に2階級アップしての試合をやることになっていきそうだ

2019年9月28日(土)東京・後楽園ホールで開催された『SHOOT BOXING 2019 act.4』。

 メインイベントではS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)が、前回6月大会での第3代Krush-70kg級王者・中島弘貴戦に続いて、本来の65kgよりも重い69kgの契約体重でRISEミドル級王者イ・ソンヒョン(韓国)と対戦。最終回にラッシュを仕掛けて、判定3-0で接戦を制した。


 1Rから2R前半にはソンヒョンのパンチでコーナーに追い込まれる場面が見られた海人だったが、「最初は様子を見ていました。作戦は変わってないです。5R通して自分のやりたいことをやりました。結果は納得できないですね。エースとしてメインの役割を果たさないといけない立場なので、しっかり倒して締めるのが僕の仕事。でも、今日の経験でまた強くなれると思います」と、作戦通りだったとした。ソンヒョンも「戦略で負けた気がします。2Rからずっとヒザ蹴りで来て、分かっていたのにやられてしまいました」と、海人の戦略に負けたと振り返っている。

 12月3日(火)には東京ドームシティホールでのビッグマッチ『GROUND ZERO TOKYO 2019』の開催が決まり、海人は「自分が戦いたい相手は変わっていません。リベンジしたい3人です」と、この2年間で敗れているザカリア・ゾウガリー、チャムアトーン、チャド・コリンズの名をあげた。


 大会終了後、シーザー武志シュートボクシング協会会長は「12月は今活躍している選手たちをどんどん上げます。他団体からもいい選手に上がってもらいます」と、『GROUND ZERO TOKYO 2019』はSBのオールスター戦的な内容になると示唆。トーナメントは行わず、ワンマッチの大会になるという。

 海人の相手については「タイミングが合えば負けている選手と全員やらせたい。海人も今日の試合ではもうちょっと最後詰めていかないと。もう少し彼も練習しないといけない」と、リベンジマッチを組みたいがさらなる練習が必要だと話す。

 今後については「ウェルター級(-67.5kg)の選手がなかなかいないので、スーパーウェルター級の70kgで出来るようなパワーを付けていかないといけない。上の階級でも下の階級でもやっていくようなイメージですが、スーパーライト級の65kgよりも上でやらせていこうかと思っています」と、選手層を鑑みて世界の強豪も多い-70kgを目指して2階級上に増量させていく計画だと明かした。


 イム・へヒャン(韓国)をKOに破り、これで戦績を4戦全勝としたSB日本女子ミニマム級王者・女神(TIA辻道場)については「日本人選手は対戦に“うん”とは言わないですね。でも海外もあるし、彼女は若いし、その下の妹もまだ15歳くらいで新陳代謝ができて面白い」と、日本人で対戦相手を選ぶのが難しいことから外国人選手との対戦となりそう。


 また、12月に女子タイトルを新設してほしいとアピールし、この日も勝って5連勝をマークしたSB日本女子ライト級1位・未奈(秀晃道場)については「ベルトの前に、もう少しキレのいい試合をしないと。あのクラスはあまり選手がいないから、もう少し戦績を上げて奇麗に勝つ練習をしていけばチャンピオンにはなれるんじゃないかな」と、納得のいく試合内容が必要だと厳しく答えた。

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