MMA
ニュース

【Bellator】UFC離脱のサイボーグがBellatorの“絶対女王”ジュリア・バッドといきなり対戦!=1月25日 Bellator

2019/09/30 14:09
【Bellator】UFC離脱のサイボーグがBellatorの“絶対女王”ジュリア・バッドといきなり対戦!=1月25日 Bellator

(C)Bellator

Bellatorは、2020年1月25日(日本時間26日)米国カリフォルニア州イングルウッドの「ファビュラス」フォーラムにて「Bellator: Budd vs.Cyborg」の開催を発表。メインイベントで元UFC世界女子フェザー級王者クリス・サイボーグ(ブラジル)と、現Bellator世界女子フェザー級王者のジュリア・バッド(カナダ)が5分5Rで対戦することを正式に発表した。

(C)Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC

UFCを離脱していたサイボーグはBellatorと複数年・複数試合の契約を結んでおり、今回がBellatorデビュー戦。2009年から2011年まで在籍した『Strikeforce』(2013年にUFCに統合)時代のプロモーターであるスコット・コーカー率いるBellatorでの参戦に向け、「私はとても興奮している。Bellatorには多くの145ポンドの女性ファイターがいるので、年間の試合数が増えるのはとても嬉しい。同じ階級で4つのメジャータイトルを獲得する初の女性ファイターになることが目標」と、初代Strikeforce女子フェザー級王座(2009年)、初代Invicta FC世界フェザー級王座(2013年)、第2代UFC世界女子フェザー級王座(2017年)に続き、Bellator世界女子フェザー級王座を狙うことを目標に掲げていた。

迎え撃つのは、Bellatorで“絶対女王”と呼ばれるジュリア・バッド。キックボクシングがバックボーンのバッドは、キックの試合で2005年に元Strikeforce王者で現在は映画俳優のジーナ・カラーノに勝利しているストライカー。

2010年10月に『Strikeforce』でプロデビューし、2戦目でアマンダ・ヌネスにKO負けも、3戦目でジャーメイン・デ・ランダミーに判定勝ち、4戦目でロンダ・ラウジーに一本負けと、キャリアの初期から後の王者たちとしのぎを削ってきた。

『Bellator』には2015年2月から参戦。2017年3月に初代女子フェザー級王座決定戦で、日本でも活躍した女子格闘技のパイオニア、マールス・クーネンにTKO勝ちを収め、フェザー級王者に輝いた。

その後、2018年12月に元プロボクサーのアーリーン・ブレンコウをスプリット判定で退け初防衛に成功。2018年7月にはブラジルの7戦無敗タリタ・ノゲイラを相手に左右の蹴り、右ストレートなど強打を爆発させて3R TKO。さらに2019年7月の「Bellator 224: Budd vs. Rubin」ではイスラエルの挑戦者オルガ・ルビンを三日月蹴り、首相撲からのヒザをボディに突き刺し、TKO。3度目の防衛に成功している。MMA13勝2敗で、ヌネスとラウジーに敗れた以外は負け無しの破竹の11連勝中だ。

サイボーグは2016年5月のUFC参戦から5連勝も2018年12月にヌネスに1R KO負け。その後、2019年7月にInvicta FC世界フェザー級王者フェリシア・スペンサーに判定勝利し、復活を遂げている。

ブッダ、サイボーグともに打撃を得意とする女王同士の対戦だが、サイボーグは破壊的な打撃とADCCでも活躍した組技の強さを併せ持つ。また、バッドも打撃を軸にテイクダウンからコントロール&パウンドで削ることもできるトータルファイターに進化した。UFC離脱からいきなりの王座挑戦は、その両者を前哨戦無しでフレッシュなままぶつけるスコット・コーカー代表らしいUFCとは異なる戦略といえる。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア