RIZINらしい過激な技でフィニッシュしたいと宣言した白川
2024年12月26日(木)東京・TDCホール『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』(U-NEXT配信)にて、RIZIN MMAルール66.0kg契約5分3RでSB日本ウェルター級王者・奥山貴大(NEXSPORTS/GSB)と対戦する白川ダーク陸斗(JAPAN TOP TEMA)が19日(木)都内にて公開練習を行った。
白川はいきなりケージに飛び出るとシャドーを始めたが、ファイトパンツを履き忘れていることに周りが気づいた。
「僕はいいイメージが沸くと恰好を全く気にせず、そのイメージが沸いた瞬間にシャドーをしたくなるんですよ。今日はたまたまパンツ一丁の時にイメージが沸いたということです。家でシャドーをやる時は常にそんな感じで。でも今日の動画で子供たちが恥ずかしいとか何か言われるようなことがあれば謝ります」と白川。
改めてミット打ちを披露し、力強い右ストレート、右ミドル、最後にはサッカーボールキックを繰り出した。
理想のフィニッシュは「サッカーボールキックですね。サッカーボールキックで頭を吹っ飛ばしたいです」だとする。
その理由は「SBを見に来ているお客さんでRIZINを現地で見たことがない人もいてると思うので、RIZINと言えばグランド状態での顔面ヒザ蹴り、サッカーボールキック。そういう過激なルールなので、せっかくRIZINのMMAルールなのでそういう過激な部分を見せられたらと思いますね」と、RIZINならではの技でフィニッシュしたいからだという。
奥山の試合映像はチェックしたと言い、「体幹の強いパワフルな選手やなと思いましたね。打たれ強い。身体の強さが柔道仕込みなので、そこはMMAに向いていると思いましたね。ただ細かいステップ、足の動きがあまりないので、そこはMMAの試合では弱点になると思います」と分析。
打撃で警戒する部分は「一発一発が重いし、飛び込みのフックが上手い選手。ストレートも真っ直ぐ伸びてくる。あとカーフキックが上手いのでそこは警戒しています。でもテイクダウンや打撃、MMA全てにおいて制圧して行こうと思います」とした。
記者会見では「“生殺与奪の権利”はこっちが持っている」と、選択権はこっちにあるとしていた白川だが、現段階では「今回の試合は自分がやりたいことをシンプルにやらせてもらおうと思っているんですよ。一番人が惹きつけられるものって、楽しんでいる姿だったり、美しい姿だったり、限界を超えている姿に人って魅了されると思うんです。だから僕の今回の試合のテーマは美しく、楽しく、限界を超える、です」とのテーマを打ち出す。
相手はこれがMMAデビュー戦となるため、自由に出来るということで実験台にするつもりかと聞かれると「凄い楽しみだし、いろいろやりたいなと。自分が楽しいと思える試合。戦っていてしんどくなるような、楽しくなかったらそれって見ている人にも伝わるし。自分が一番楽しんでいる姿を見せることがお客さんを盛り上げることに直結すると思うのでそこを表現しようと思っています。自分も凄い楽しみです」と、楽しんで試合をしたいとする。
とはいえ油断は「全くしてないですね。けっこうMMAも出来るって情報をがちらほら入って来るので、ナメてかかったら痛い目に合うので。僕はRIZINデビュー戦でもう痛い目に合っているので、絶対に勝つやろって試合で僕は落とすようなタイプなので(苦笑。もう二度とそんなことがないようにしたいと思います」と、過去の苦い経験から全く油断はないとした。
それでも「基本的にはMMAを20戦くらいやっていますし、そこの経験の差はもろに出ると思う。僕が引退間近でかなり劣化していて相手がデビュー戦やったらいい勝負するかもしれないですけれど、僕は成長真っ最中なので。イージーな試合になるでしょうけれど、それでも気を引き締めて徹底的にボコボコにしようと思います」と、差は明確だと断言。