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【DEEP JEWELS】12連勝決めた中井りんが渡辺華奈に対戦要求、万智がアム・ザ・ロケットに一本勝ち! MANAが熊谷極める、百湖がゆりなに一本勝ち

2024/11/23 17:11
 2024年11月23日(土)東京・ニューピアホールにて『DAYS Presents DEEP JEWELS 47 』が開催されている(※11月から施行の新ルール、判定基準の再確認はこちら)。  22日にはアマチュア2試合を含む全8試合の16選手が計量を行った。昼大会の『DEEP TOKYO IMPACT 2024 5th ROUND』に続き、土曜日の17時10分からオープニングファイトスタートの同大会は当日券も用意。また大会の模様は、U-NEXT、サムライTV 、DEEPメンバーシップにて配信される。 EEP JEWELS 47 速報 ▼DEEP JEWELS 58kg以下 5分3R 〇中井りん(修斗道場四国)57.75kg[1R 3分32秒 TKO] ※パウンド×鈴木”BOSS”遥((SAI-GYM)57.90kg  中井は、MMA27勝2敗1分。2016年3月のUFCでのレスリー・スミス戦の判定負け以降、11連勝中だ。2024年5月の栗山葵との再戦が栗山の右膝前十時靭帯断裂によりキャンセル。緊急参戦したストロー級(52.2kg)のHIMEと58kg契約で対戦し、3Rにギロチンチョークで一本勝ち。37歳。  鈴木はMMA2勝2敗。MANA、奥富夕夏に連敗後、2024年3月に谷山瞳に判定勝ち。5月に青野ひかるとのグラップリングマッチで判定負けも9月にte-aに判定勝ちで、MMA2連勝中。29歳。 中井「皆さん応援よろしくお願いします。練習でちょっとバッティングしてしまって、そこを殴られないようにしたいと思います。宜しくお願いします」 鈴木「新潟から来ました。格上も最たる中井りん選手との試合ですが、いつも通りできることをしっかりやって挑んでいきたいと思います」  1R、ともにオーソドックス構え。鈴木は右ロー。左インローはかわした中井。高いガードで右を狙い右ロー。金網に詰めて組もうとするが、ここは深追いせず。ワンツーの鈴木。追う中井は右を当てて前に。さらに右ボディストレートからニータップで崩す。  戻した鈴木を追う中井。打撃を試しているか。鈴木の右の蹴り足を掴んでテイクダウンも立ち上がりに左右を振り、グラウンドには行かず。右にサークリングの鈴木に、中井あは追うと、左ジャブでダウンを奪い、立ち上がろうとした鈴木に左右のパウンド。レフェリーが間に入った。  試合後、2回の伸身宙返りを見せた中井は、ケージの中でマイクを持ち、紙を見ながら、「JEWELSで何回勝っても何もならないという人がいますが、JEWELSは素晴らしいリングです。私は渡辺華奈よりも強いし、上だと思っているので、何回も申し込んでも断られたと聞いているので、逃げずに私と試合をしてください、どこの興行でも構いません」と、PFLに参戦中の渡辺華奈に宣戦布告。最後にもう一度伸身宙返りを決めて、ケージを後にした。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ストロー級 5分3R 〇万智(フリー)52.60kg[2R 2分27秒 ヒールフック]×アム・ザ・ロケット(フリー)52.30kg  21歳の万智は、2023年10月の『RIZIN LANDMARK 6』で、第3代修斗スーパーアトム級王者の渡辺彩華にスプリット判定勝ち後、11月の『DEEP JEWELS 43』のストロー級(52.2kg)暫定王座決定戦で、松田亜莉紗にスプリット判定で敗れ、戴冠ならず。  2024年5月に松田が返上した王座を巡りパク・シウと対戦し、打撃でも退かずに応戦。足関節でパク・シウに大きなダメージを与えるなど肉薄したが、パク・シウの打撃、リアネイキドチョークの場面も作られ、判定4-1で敗れた。  前戦は2024年9月の×スーリ・マンフレディ戦。組み技で危なげなく2R、肩固めで一本勝ちしている。   28歳のアムは、MMA5勝5敗。ミクロ級(44.0kg)王者ながら、スーパアトム級の49kg前後での試合も多く、2019年の大晦日のRIZINでは山本美憂のレスリングにコントロールされて判定負けも、2020年2月のDEEP JEWELS初代ミクロ級王座決定トーナメント一回戦で佐藤絵実に1R 腕十字で一本勝ちで再起。2023年5月には49kgで伊澤星花と対戦し、1R 三角絞めに敗れている。  2023年9月大会で、村上彩の挑戦を受けて、判定負けでミクロ級王座陥落。今回はストロー級でMMA5勝2敗の万智と対戦する。 アム「DEEPに戻って来ることができて興奮していますし、嬉しいです。明日は応援してくれると嬉しいです」 万智「デビュー2周年記念日ということで、超ド派手に勝ちます。そして、去年、同じ日に負けた自分を超えるために頑張ります。応援よろしくお願いします!」  1R、サウスポー構えの万智、オーソのアム。左インローを突く万智。アムの右ハイを空振り。右インローを当てるアム。万智は左ハイ。ガードのアムに圧力をかけて、インロー。左、右前蹴り。左ローを当てるアム。互いに右の蹴り。  ニータップでテイクダウンを奪う万智に、ハーフのアムの下からの肩固め狙いに持ち上げて落とした万智。クローズドガードののアムに万智はインサンド。アムは右手でギロチンチョーク狙いも頭を外した万智。ブレーク。  スタンド。互いに手は出せない。右ローの万智。左インロー。右ストレートのアムに左ハイをガード上に当てる万智。セコンドは「詰めない」と残りわずかの時間を間合いを保ちゴング。  2R、右ストレートの万智、アムの右蹴り返しを掴んでテイクダウンを奪うと、クローズドガードのアムにパウンドで上体を離したところで、アムは万智の左足をストレートフットロックに掴んで外ヒールを狙うが、万智はアムの右足を内ヒールに極めてタップを奪った。  試合後、万智は「今回は打撃でKOする気満々でしたが、まさかの足関節で一本勝ちしました。大晦日、試合……じゃなくて、柔術マッチに出させてください!」と語った。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS バンタム級 5分2R ×熊谷麻理奈(Trister Gym)61.55kg[1R 1分08秒 Vクロス]〇MANA (blooM) 61.10kg  熊谷はte-a、細谷ちーこに判定勝ちも、2024年8月の韓国『Black Combat Rise 04』でジョン・スミンに2R KO負け。MANAは2024年6月に山口恵に腕十字で一本勝ちも、9月に齋藤百湖に判定負け。  1R、ともにオーソドックス構え。熊谷の右の蹴りを掴んで詰めてテイクダウンのMANに、金網使い立つ熊谷。さらに足技で崩すMANに熊谷は体を入れ替えヒザも、MANAは首投げ、払い腰テイクダウン! 袈裟固めから左腕を両足でアメリカーナ=Vクロスに極めた。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS バンタム級 5分2R 〇齋藤百湖(リバーサルジム横浜グランドスラム)61.55kg[2R 4分14秒 TKO]×ゆりな(OOTA DOJO)60.15kg  1R、百湖のセコンドには伊藤盛一郎。サウスポー構えから左ボディストレートのゆりあ。オーソの百湖は右で詰めてダブルレッグテイクダウン。左で枕の百湖。ハーフのゆりあをパスし、サイドに。一気に右サイドに跳んで肩固めへ! 内側を向いて外したゆりあにがぶりからヒザを突く。  2R、右ボディストレートの百湖は、詰めて足払いで崩して左右まとめてヒザ! ゆりあには右を振るが、潜る百湖はダブルレッグテイクダウン。ハーフのゆりあにパウンド。金網まで上体を立てたゆりあを再び寝かせた百湖はマウント奪いパウンド。レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS アトム級 5分2R 〇サラ(fightbase 都立大)47.95kg[判定2-1] ※19-19マスト横瀬、20-18サラ、19-19マストサラ×横瀬美久(BELVA)47.90kg  1R、水垣セコンドの横瀬に、佐藤将光セコンドのサラが圧力。オーソのサラのワンツーにサウスポー構えの横瀬は左を合わせに。横瀬はダブルレッグからボディロック、バッククリンチ。  離れるサラは右ミドル。横瀬も左ストレートを合わせる。右ストレートを首もとに当てたサラ。右の蹴りでバランスを崩した横瀬だが立ち上がり。左ストレートのダブルで前に出て金網詰めてゴング。  2R、左オーバーハンドの横瀬。ステップバックのサラを詰める横瀬。サラの右ミドルを掴んでテイクダウン! クローズドガードのサラ。ディープハーフで煽るが、背中を着かせた横瀬は左枕で寝かせるとハーフからパス狙い。  足戻しながら立ち上がるサラに、横瀬は左オーバーハンド。サラも右ストレートを当てるが、右の蹴りはじめに横瀬がシングルレッグテイクダウン。金網使い立つサラ。ゴング。  判定は2-1に割れ、19-19マスト横瀬、20-18サラ、19-19マストサラでサラが勝利した。 [nextpage] ▼DEEP ストロー級 5分2R 〇SAAYA (VICTORY GYM) 50.80kg[2R 3分09秒 三角絞め]×堀井かりん(パラエストラ拝島)52.05kg  1R、ワンツーからミドルに繋ぐSAAYAが組むも、堀井も体を入れ替え、ボディロックから右小外がけ。崩れないSAAYAに堀井はしつこく組むが、SAAYAは離れる。  SAAYAの入りに右を突いた堀井。しかしSAAYAは左の蹴りを効かせて前に。下がった堀井に右で差して押し込むも互いに体を入れ替えてゴング。  2RもSAAYAの左右に組むのは堀井。押し込んで互いにヒザも、ボディロックから小外がけテイクダウンは堀井! フルガードのSAAYAは三角絞め! 右でパウンドの堀井だが、徐々にヒザ裏でクラッチしたSAAYAがタップを奪った。 [nextpage] ▼DEEP JEWELSストロー級 5分2R ×横瀬友愛(BELVA)52.45kg[1R 4分06秒 リアネイキドチョーク]〇ののか(FIGHTER’S FLOW)52.65kg  1R、横瀬のセコンドには水垣。サウスポー構えのののかのセコンドには上田。右ストレートを突く横瀬に詰めるののかは右差し押し込みも崩す横瀬。さらに詰めるののかはダブルレッグで持ち上げテイクダウンも、すぐに立つ横瀬。  ののかはなおもダブルレッグテイクダウン。亀から右で差して立つ横瀬を、四つで右腕の上からボディロックするののか。横瀬は金網背にクラッチを切るが、ののかは首投げテイクダウン!  マウントから肩固めでサイドに出て絞めるも、内側を向いて防ぐ横瀬。マウントに戻したののかに横瀬は亀から横に落とそうとするが、ののかはリアネイキドチョークでタップを奪った。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ストロー級 3分2R アマチュアSルール 〇吉川桃加(JAPAN TOP TEAM)52.25kg[2R 1分01秒 TKO] ※パウンド×あきぴ(ABLAZE八王子)50.25kg  1R、いきなり右でダウンを奪う吉川に、あきぴは立ち上がり。その際でニンジャチョークを狙う吉川。頭を抜いたあきぴは頭を下げて左右で前進。首相撲ヒザを突くが、吉川が有効打。ケージ背にしたあきぴは鼻血で連打受けるも我武者羅に打ち返してゴング。  2R、タイムストップでドクターチェック。再開。左ジャブを当てるあきぴに吉川はワンツーから首相撲ヒザ、金網に詰めてボディロックテイクダウン! そのままマウントを奪い、パウンド。レフェリーが間に入った。 [nextpage] 【オープニングファイト】※17:10から開始 ▼DEEP JEWELS ストロー級 1分30秒 2R アマチュアKICKルール 〇島村優花(KRAZY BEE越谷)51.85kg[判定3-0] ※20-16×3×須山はな(Roys GYM)52.05kg  1R、須山の右ストレート、右の蹴りに構わず間合いを詰める島村。パワフルな左右に須山がケージ背に釘づけに。  2R、1R同様に詰める島村に、須山は左右ラッシュでスタンディングダウン。再開で蹴りを混ぜた須山だが、島村が左右のパンチで圧力をかけ続けてゴング。  判定3-0(20-16×3)で島村が勝利した。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS 49kg以下 アマチュアSルール 〇横江明日香(リバーサルジム立川ALPHA)48.85kg[2R 1分21秒 TKO] ※パウンド×須山ゆな(Roys GYM)49.70kg→  1R、横江のセコンドは金原。須山のセコンドは伊澤。横江は首相撲ヒザで詰めて崩してテイクダウン。ハーフからパウンド。須山はそのスペースで立ち上がり。右で差して押し込む横江は右! 巣やも果敢に前に出て右を打ち返す。  2R、ワンツーの右を突き組んで首相撲ヒザから回してテイクダウンは横江。パスからマウント&パウンドでTKO勝ち。
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