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レポート

【RIZIN】『RIZIN甲子園』横内三旺が志田兼都に組み勝ち、斉藤健心が浦田陸翔に判定勝ち、大晦日決勝へ

2024/11/02 17:11
 2024年11月2日(土)、都内にてRIZINが主催する、未来のスター選手発掘を目的としたプロジェクト『RIZIN甲子園』の準決勝が行われた。  5分1Rの2試合を勝ち抜き、大晦日、さいたまスーパーアリーナでの決勝進出を決めた横内“おにぎり君”三旺は、柔道ベースでDEEPフューチャーキングトーナメント2023準優勝&アマチュア修斗東海選手権でも優勝を果たしている。RIZIN甲子園準決勝を「1回戦勝っていけるぞと思ったけど、腕がパンパンで。コーチが『お前ならいける』と言ってくれて行けました。通信高校なので普段いっぱい練習していて負ける気はしなかったです」と振り返った。  そして決勝に向け「1年半毎日、夢の舞台までたどり着けるようにやってきました。決勝はもうとにかく殴り合いたいですね。勝つには組みなんですけど、殴り合いも全然怖くないし。骨を折ってもいい。殴ってボコボコにして気絶させてもいいっていうのがMMAなんで。それをすべて決勝戦でやりたいと思います。おにぎりのように握ってやる」とコメント。  対する斉藤健心は、小学校3、4年時に極真空手の世界大会で2連覇し、中学から伝統派空手も学ぶ、遠近両用空手家だ。RIZIN甲子園準決勝を「しっかり空手スタイルで戦えました。準々決勝も強い相手と分かっていて腹くくっていけるぞと。怯まずKO狙って行って判定で勝ててよかったです。空手は幼稚園から極真で、中学から伝統派をやってきました。その両方が自分のMMAに生きています。練習はほとんど高校の空手部の部活と、兄弟と親とミットしかできていなくて、カルペは週に1回か2回行けるかどうかなので、しっかり寝技の方も先生と一緒に頑張りたいです。決勝は柔道スタイルに空手道で倒したいと思います。しっかり圧倒して、油断せずにKOを狙っていきたいです」と語っている。 [nextpage] RIZIN甲子園準々決勝・準決勝リポート ▼準決勝 第6試合 1R5分×浦田陸翔(楠誠会館)[判定0-3]〇斉藤健心(カルペディエム横浜)   オーソの浦田の左ハイに、サウスポー構えの斉藤は左下段蹴りを合わせる。斉藤の左右を潜った浦田は四つからテイクダウンも、下から返した斉藤がパウンド、  背中見せた浦田にバックマウントからパウンド。亀の浦田に斉藤の後頭部打撃があり「注意」。  スタンド再開。ワンツーから押し込む斉藤がヒザ。ブレーク。右前手から飛び込む斉藤に首投げテイクダウンの浦田。バックに回るが前に落とした斉藤がラッシュ。浦田も打ち合い、ゴング。  判定は3-0で打撃で攻勢に立った斉藤が勝利。横内おにぎり君が待つ、大晦日さいたまSA決勝進出を決め、互いにフェイスオフを行った。 [nextpage] ▼準決勝 第5試合 1R5分×志田兼都(BELVA)[判定0-3]〇横内三旺(フォーランバス)  ダブルレッグテイクダウンからバッククリンチで崩す横内に志田は立つが、四つで崩す横内。コーナーに押し込みヒザ。ボディロックでテイクダウン。手を着かせてバックを狙うが両足をかけさせず立つ志田。  再三、四つから組む横内は際を譲らずトップ。サイド奪うが、巻き込み立つ志田。そのグラウンドの際で横内は顔面ヒザを突き、中断。警告。  再開。ダブルレッグテイクダウンから脇を潜る横内は何度も崩すが、その都度立つ志田。最後に横内がボディロックで崩して上でゴング。  判定3-0で横内おにぎり君が勝利。大晦日決勝進出を先に決めた。 [nextpage] ▼第4試合 1R5分〇斉藤健心(カルペディエム横浜)[判定2-1]×杉野亜漣(パラエストラ八王子)  ともにサウスポー構え。先に組んだ斉藤に四つからテイクダウンは杉野。ブリッジで返した斉藤に、下の杉野はノーアームギロチン。  頭を抜いた斉藤に、なおも下からボディトライアングル。離れた斉藤に立つ杉野。ともに左右も決定打は与えられずとも詰めたのは斉藤。判定は2-1に割れて斉藤が接戦を勝利した。 [nextpage] ▼第3試合 1R5分〇浦田陸翔(楠誠会館)[判定3-0]×高田真音(和術慧舟館駿河道場)  ともにオーソから右カーフの浦田。シングルレッグの高田の首を抱えながらもスクランブルでバック奪いボディトライアングルからリアネイキドチョーク狙い。  しかし正対した高田は立ち上がりダブルレッグ。切った浦田がスタンドに。判定3-0で浦田が勝利した。 [nextpage] ▼第2試合 1R5分〇横内三旺(フォーランバス)[判定3-0]×岩川翔輝(和術慧舟會セイゴ道場)  組んだ横内は四つから小外がけテイクダウン。ブリッジで返した岩川はバックに回るが、前に落とした横内が逆にバックからボディトライアングル。腕十字、キムラからセンタク挟みも、またいた岩川も首を挟み、ゴング。 [nextpage] ▼第1試合 1R5分×伊藤琥大郎(総合格闘技道場reliable)[1R 4分37秒 TKO] ※パウンド〇志田兼都(BELVA)  右ハイの志田に組んだ伊藤がテイクダウン。左で差して立つ志田はさらに右ハイ。シングルレッグの伊藤をがぶり、コーナー際でテイクダウンからトップ奪い、最後はマウントからパウンドアウト。
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