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インタビュー

【Krush】1年7カ月ぶりの復帰戦に臨む朝久泰央「K-1 GROUPで戦う人間として、自分のいるところが最強じゃないといけないと思っている」

2024/10/23 20:10

誹謗中傷とかも考えられないぐらいの数が来た


──もしかしたらファンの中には、今回は復帰戦だからKrushで慣らし運転をしようとしているんだろうと思う人もいるかもしれませんが、それは違うということですね。

「違いますね。今回は復帰戦だからKrushで、次はK-1かと思ってる人も多いと思いますけど、自分は本当に、ケガが治って万全であれば世界で一番強いと思っているので、だからKrushという、自分の出たいリングを選んだというだけなんです。今回、もちろん勝つつもりですけど、その後も引き続きKrushに出たいなと思っていますし、K-1でももちろんベルトを取り返すことを一番に考えているので。やり返すということも考えつつ、KrushだったりK-1だったり世界の団体だったり、自分が戦いたいなと思うところがあれば、本当にどのリングでもあるやろうと思っています。K-1チャンピオンだった時から、後楽園ホールとかKrushで試合をしたいというのはずっと伝えていたことなので」

──Krushのリングで、Krushらしい試合をしたいということですね。

「それももちろんなんですけど、朝久泰央らしい試合を見せたいですね」

──それがイコール、Krushらしい試合になるということですか。

「本当にそうだと思います。見合ってテクニックを競うのも、もちろん玄人の人からしたら面白いかもしれないですけど、テクニックとか強さとかもありつつ、何よりKrushでは破壊力が大事だと思ってるので、そういったところを見せられるのは自分の戦いかなと思ってます。Krushらしい戦いであって、朝久泰央らしい戦い、両方ですね」

──復帰に向けて練習している中では、どういったところに力を入れていましたか?

「本当に全体的なところというか、人間力というか。格闘技一筋でずっとやってきて、約2年半近く、ケガとかでどれだけ練習しても試合に出ることすらできない状態があって、なおかついろんな憶測とかで誹謗中傷とかも考えられないぐらいの数が来てたんですよ。他の選手だったら本当にもう自殺するか引退してたぐらいにひどかったので、そういったところでその人間力が鍛えられたというか。持って行き場のない努力の行き先というか、そういったところでずっと追い込んでいたというか、追い込まれたというか。

 そういう面で、人間力という部分でも強くなりましたし、みんなは『与座とあれだけやれたのは朝久だからだ』って言うけど、正直、自分の右拳が粉々の状態で、逆に与座はあれだけやれたとしか思ってないんですよ。そういったところも含めて、治ってからの圧倒的な強さというか、朝久泰央の絶対的な強さを見せたいっていうのがあります。もしまたケガで手が使えなくなっても、やっぱりそれでも朝久が一番強いなという力を見せる鍛錬はしてきました。治ったらもっと強いと思ってるので、そういったところで『朝久はヤバいな』という肉体的な強さと、さっきお伝えした精神的な強さと、どっちも本当に研ぎ澄ましたというレベルじゃないぐらい、鍛え上げてきたと思ってます」

──今回、久々のリングに向けて、溜め込んでいるパワーは相当なものですね。

「そうですね。自分は発言とかもけっこう強気な部分があるので、『ナメてんじゃないの?』って思うかもしれないですけど、『逆にナメてるのはどっちだ』と思ってて。自分は、相手の龍華選手はもちろんとても強い選手だと思ってるんですけど、龍華選手にしろ、ONEの誰かにしろ、本当に誰が来ても、結果は自分の圧勝だと思ってるので、そういった強さを見せる意気込みというか、覚悟というか魂が違うと思ってるんですよね、ハッキリ言って。気合は入ってますね」

──改めて、対龍華選手という点では、どう考えていますか?

「自分が離れていた間もずっとKのリングだったり、いろんなところで見ていて、本当に強い選手だと思っています。もちろん、今は『こいつが敵だ!』と思ってガーッと集中してる部分はあるんですけど……自分は、応援してくれる人ももちろんたくさんいますけど、周り中敵だらけみたいな状態だと思ってるんですよね。今回の自分の発言によって、武尊ファンだったり野杁ファンだったりいろんな他団体のファンとかは、『朝久、何言ってんの?』みたいな意見もあると思います。そういったところも含めて、今回の敵は、龍華選手はもちろんですけど、そういった周りの人も敵だと思ってるので。ただ純粋に、龍華選手は本当にいい敵だと思いますね。強いですし、華もあるし」

──では最後に、改めてこの試合への“決意”をいただけますか?

「朝久泰央の圧倒的な強さを見せます。復帰戦だからとか、そういった考えじゃなしに、圧倒的で、本当に絶対的な強さを見せたいです」

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