GLORY世界ウェルター級タイトルマッチのクワジvs.ベスタティはドロー(C)GLORY
GLORY 96
2024年10月13日(日)オランダ・RTMステージ
ソールドアウトとなった今大会。メインイベントではGLORY世界ウェルター級タイトルマッチが行われ、王者チコ・クワジ(オランダ)と挑戦者で世界ライト級王者のティジャニ・ベスタティ(オランダ)は壮絶なドローを演じた。「GLORY史上最高の名勝負」が繰り広げられ、両チャンピオンが一進一退の攻防を繰り広げた後、両者の手が挙がった。
コー・メインでは、GLORY世界ミドル級王者ドノバン・ウィッセ(スリナム)がセルゲイ・ブラウン(ドイツ)に見事勝利し、アレックス・ペレイラのタイトル防衛記録に並ぶ5度目のGLORYミドル級世界王座防衛に成功した。
ヘビー級の人気者ナビル・ハチャブ(モロッコ)は、GLORYデビュー戦のトルコ人ファイター、ブグラ・トゥゲイ・エルドガン(トルコ)に判定勝ち。
マイケル・ボアペア(ガーナ)は、トップ・プロスペクトのモハメド・トゥチャッシー(モロッコ)を破り、間違いなくこれまでで最高のパフォーマンスでタイトル争いに復帰した。「デン・ハーグの王」は現在3連勝中で、ドノバン・ウィッセとの再戦を要求している。
その他のメインカードでは、GLORYデビュー戦のミハイロ・クラフィック(モンテネグロ)がイリアス・ハムーチェ(モロッコ)に勝利し、フランスのベテランであるボボ・サッコがデニス・ウォシク(ドイツ)を破り、戦績を77勝(30KO)6敗1分とした。
ルーマニアのヘビー級KOアーティスト、イオヌット・イアンクがシハド・ケペネク(トルコ)を2Rでストップし、GLORYでの戦績を2勝0敗とした。
プレリミでは、イブラヒム・エル・ボウニ(モロッコ)がベテランのボグダン・ストイカ(ルーマニア)に勝利し、トッププロスペクトのテオドル・フリストフ(ブルガリア)がロビン・シリック(オランダ)を破り、アルバニアのアスドレン・ガシがコリン・ジョージ(スリナム)をヘビー級戦で下し、メフディ・アイト・エル・ハジ(モロッコ)はオープニングファイトでソフィアン・アブデルカラク(モロッコ)にスプリット判定で辛勝した。
<全試合結果>
▼GLORY世界ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
△チコ・クワジ(オランダ/王者)
ドロー 判定2-1 ※48-46×2、46-48、47-47×2
△ティジャニ・ベスタティ(オランダ/GLORY世界ライト級王者/挑戦者)
※クワジが初防衛に成功。
▼GLORY世界ミドル級タイトルマッチ3分5R
〇ドノバン・ウィッセ(スリナム/王者)
判定5-0 ※50-45×5
×セルゲイ・ブラウン(ドイツ/挑戦者・同級2位)
※5度目の防衛に成功。
▼ヘビー級 3分3R
〇ナビル・ハチャブ(モロッコ)
判定5-0 ※30-27×4、29-28
×ブグラ・トゥゲイ・エルドガン(トルコ)
▼ミドル級 3分3R
〇マイケル・ボアペア(ガーナ/同級1位)
判定5-0 ※30-26×5
×モハメド・トゥチャッシー(モロッコ)
▼ミドル級 3分3R
×イリアス・ハムーチェ(モロッコ)
判定0-5 ※26-30×4、27-29
〇ミハイロ・クラフィック(モンテネグロ)
▼フェザー級
×デニス・ウォシク(ドイツ/同級3位)
判定
〇ボボ・サッコ(フランス/同級7位)
▼ヘビー級 3分3R
〇イオヌット・イアンク(ルーマニア/同級9位)
KO 2R 2分59秒
×シハド・ケペネク(トルコ)
▼ライトヘビー級 3分3R
〇イブラヒム・エル・ボウニ(モロッコ/同級6位)
判定5-0
×ボグダン・ストイカ(ルーマニア/同級8位)
▼ウェルター級 3分3R
〇テオドル・フリストフ(ブルガリア/同級2位)
判定5-0
×ロビン・シリック(オランダ/同級4位)
▼ヘビー級 3分3R
〇アスドレン・ガシ(アルバニア)
判定5-0 ※28-27×5
×コリン・ジョージ(スリナム)
▼ウェルター級 3分3R
〇メフディ・アイト・エル・ハジ(モロッコ)
判定4-1 ※30-27×3、29-28、28-29
×ソフィアン・アブデルカラク(モロッコ)