BreakingDown13.52024年10月5日(土)東京・イメージスタジオ109 四谷スタジオ
▼第9試合 ミドル級ワンマッチ キックルール 78kg以下〇超10人ニキブルー100倍界王拳判定3-0×瓜田純士ZERO超レボリューション
開始と同時に10人ニキがパンチを繰り出しながら突進したが、ブレイクになると両者距離をとって見合う。瓜田が左ローを出したところで10人ニキが左フックからの右フックでダウンを奪う。
カウント9で何とか立ち上がった瓜田だが、ダメージは明らか。笑みを浮かべて倒しに行く10人ニキだが、瓜田も意地を見せて右フックを打つ。
判定は3-0で10人ニキの勝利。10人ニキは瓜田にハグしに行ったが、瓜田は目も合わせずケージを降りていった。
解説の川尻達也は「あの左右フックは当たれば誰でも倒せるでしょうね。キレがあります」と評する。朝倉未来CEOは次に誰と10人ニキをやらせるかと聞かれると「バン仲村さんとか面白いですね」と答える。
するとリングサイトで見ていたバン仲村がケージの中へ。「俺から喋るか。皆さん久しぶり。なんか本当は俺今日来るつもりはなかったんだけど、10人ニキが俺とやりたいってどこかで言ってると聞いて。それは本当か?」と問いかけると、10人ニキは「ガチですわ」と答える。
仲村は「勘違いが始まってるのか知らないけど、俺はこの大会にお世話になっているので、日々ここからは引退を懸けてってことでいつもやらせてもらっているんだけれど、お前が俺に引導を渡すって意味でいいの?」と再び問いかけると、10人ニキは「はい、それでいきましょうか」と答えた。
これに仲村は「なるほどな。じゃあ俺はバン仲村ブラック亀仙人って名前でやってやるよ。それだったらアンタでもいいよ。亀仙人が一番強いよって俺の時代は思っている人間だから」と対戦を受諾。
続けて「その代わり、俺は遊びでやりに来ているわけじゃないし、悪いが弱くはないぞ」と仲村が言うと、10人ニキは「もちろん。今はあんたの方が強いっていうのは分かっているから、今よりさらに練習して」とする。
「それで知名度も欲しいってか?」と聞かれると「そうだ」と答える10人ニキ。仲村が「そんな簡単にビールは売れねえぞ。俺は茶番でやってないからな。潰す時は本気で潰すぞ」と言い放つと10人ニキは「上等だよ」。
仲村は「じゃあ、やってやるよ。俺はオーディションとかああいうのいちいちめんどくせえから。そういうのは若い子に譲って俺はオーディションに来る気はねえよ。14の当日、第1試合でやらせろ。そこで必ず殺してやるよ」と、BreakingDown14の第1試合でやらせろとアピール。10人ニキも「やってやるよ」と即答した。
「未来さん、それでよろしかったら僕はやりますよ」と朝倉未来CEOに語りかけると、朝倉CEOは「試合決定で」と、その場で両者の対戦を決定した。
10人ニキは「なんかいきなりバンさんが来たのでビックリしたんですけれど、それはどうでもよくて。瓜田さん、圧倒的に不利な状況で、年齢的にも体重的にも。こんな僕と戦ってくれて本当にありがとうございます。めちゃめちゃカッコよかったです。引き続き一緒にBreakingDownを盛り上げていきましょう。ありがとうございました」と、瓜田へメッセージ。
朝倉CEOは「あの10人ニキが対戦相手のことを気遣って、こんな逞しい姿になるとは思ってなかったですね」と、10人ニキの成長に目を丸くしていた。
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▼第8試合 ライト級ワンマッチ ベアナックルキックルール 69kg以下契約×LARGE HIGHTKO〇メカ君
いきなり放ったメカ君の右フックでLARGE HIGHはダウン。続いてラッシュをかけるメカ君。LARGE HIGHも右フックを返し、首投げ。LARGE HIGHが左のジャブ、右フック。メカ君が右ストレートを叩き込み背中を向けたRGE HIGHへ連打。ここでレフェリーがストップをかけた。
これでべアナックルマッチ2連勝となったメカ君は「ちょっと正直もっとエクスタシー上げられたかなと。そこはすいませんでした。自分は喧嘩スタイルでみんなが求めている試合をやっていくのでよろしくお願いします」と言うと、「今日はマミーが誕生日です。これでマミーにいいプレゼントが出来たと思うのでよかったです」と笑顔を見せた。
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▼第7試合 フェザー級ワンマッチ キックルール 63kg以下×野田 蒼延長 判定1-2〇大野篤樹
野田が右ストレートからヒザ蹴り。流れるようコンビネーション。大野は軸足蹴りで野田を転倒させる。30秒、野田の左ミドルに大野も左ミドルを蹴ったところでローブローとなり、野田にインターバルが与えられる。再開後、野田が左右ストレートの連打。大野はローを蹴るが野田が連打を繰り出す。大野は後ろ廻し蹴りを出そうとしたが、そこへ野田がミドルからのパンチで前へ出る。
判定はジャッジ3名ともドロー。延長戦へ。大野の左ミドルにパンチで前へ出る野田。大野が左ミドル、左ローを蹴り、野田はクリンチが多くなる。野田の右フックはヒットせず、大野の最初に出す蹴りが当たり、クリンチとなる。
判定は2-1で大野の勝利となった。
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▼第6試合 バンタム級ワンマッチ キックルール 61kg以下〇龍志延長 判定3-0×関谷勇次郎
前に出て右ハイを蹴る龍志に関谷が左右フック。龍志は左右のハイを蹴り、右ロー。関谷はフックを振り回し、右ローも蹴る。残り10秒のところで突進して蹴った関谷の蹴り足が金的を蹴り上げてしまい、龍志は悶絶。
1分間のインターバルが与えられ、龍志の回復を待っての試合再開。最後は足を止めての打ち合いで関谷がバランスを崩して後方へ1回転したもののスリップ。
判定はジャッジ3名ともドロー。延長戦へ。もつれて関谷が倒れたところで、関谷のカカトが金的に当たり、またしても中断に。再開後、前に出る龍志と打ち合う関谷。龍志は飛びヒザ蹴りも放つ。前に出る龍志をパンチで迎え撃つ関谷。龍志は右の蹴り、右ストレートで関谷を下がらせると飛びヒザ蹴り。
放送席にいた朝倉未来CEOが「もう1R見たい」と両選手に再延長戦を打診したが、勝負は判定へ。
判定3-9で龍志の勝利となった。
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▼第5試合 フェザー級ワンマッチ MMAルール 63kg以下〇ケオンTKO×虎之介
ケオンは「藤田 ケオン 寿大」のリングネームでプロ修斗のリングに上がっていた。2014年2月にプロデビューし、内藤頌貴らを破り2014年のバンタム級新人王&MVPを獲得。しかし、2015年4月以降は北原史寛、オニボウズ、征矢貴らに敗れて6連敗。2016年12月が最後の公式戦となり、戦績は2勝6敗1分。BreakingDownのオーディションには3度出て、今回初出場。
虎之介は『BreakingDown 8』のオーディションから参加し、この時から朝倉未来が「この子凄いよね、ハードパンチャーで。プロでやっていった方がいい。もったいないよね、地下格闘技でくすぶってるの」と、そのポテンシャルを高く評価。『BreakingDown 8』では常連選手のとしぞうを破ったが、『BreakingDown8.5』では冨澤大智にKO負け。『BreakingDown 9』では右フック一発でフクタロスにKO勝ち、『BreakingDown 9.5』では尾田優也と無効試合に。2023年11月の「BreakingDownバンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で冨澤との再戦に臨んだが、KOで返り討ちにあった。
2024年2月の『BreakingDown 11』で元プロボクサーのファン・ホセ・ランダエタと対戦したが偶発的なバッティングにより無効試合となり、3月の『BreakingDown 11.5』で再戦も10Rに及ぶ延長戦の末にTKO負けを喫した。「負けたら引退」を宣言した臨んだ6月の『BreakingDown12.5』で大野篤貴に敗れて引退を表明したが、今回復帰することになった。
前日計量で虎之介は64.95kgで1.95kgオーバー。虎之介が勝った場合は無効試合となる。
虎之介の右ミドルからスタート。ケオンがボディロックからテイクダウンし、サイドへつくが10秒でブレイク。虎之介が左フックから組み付いてテイクダウンに行くが、上になったのはケオン。マウントを奪い、パウンドの連打。虎之介は一方的に殴られ、レフェリーがストップに入った。
朝倉未来CEOは「面白いですね。こういう選手が出てきてくれると。MMAの試合が少なくなっていたので、こういう試合をしてくれると。また出てもらいたいですね」と高評価した。
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▼第4試合 ライト級ワンマッチ ベアナックルキックルール 70kg以下×安保ソラ判定0-3〇やまかわしょうた
出会い頭に後ろ廻し蹴りを放つやまかわ。ワンツーで前に出ると安保は右ロー2連発。右ローを蹴る安保にやまかわは右ストレート。ジャブを出して前に行き、右フックを思い切り振る。残り10秒、安否の右ローにやまかわが右ストレートを合わせてダウンを奪い、試合終了。
最後にダウンを奪ったやまかわが判定3-0で勝利。解説の朝倉未来CEOは「俺としかスパーリングしてなかったからね。強くなってきていると思っていたので。せっかくそばにいるのでこれから実力をつけて、BreakingDownにどんどん出て行ってもらいたいと思う」と話した。
やまかわはマイクを持つと「10人ニキ、KOしたら俺とやれや」とメインの10人ニキがKO勝ちしたら自分と戦えとアピールした。
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▼第3試合 ミドル級ワンマッチ ベアナックルMMAルール 78kg以下〇足ぽきニキ棄権×樋口武大
この2人には『BreakingDown11』のオーディションで足ポキニキが樋口に喧嘩を売り、樋口が足関節技で足を折ったことから足ポキニキと名付けられたという因縁がある。1R、足ぽきニキが右ローで先制。左右フックを打つ足ぽきニキを樋口がワンツーからテイクダウンして足関節を狙うも、足ぽきニキは身体を起こして樋口の顔面へパンチ。さらにテイクダウンにいった樋口が上からパウンドに行くがブレイク。
足ぽきニキが右ストレート、組んで上になったのは足ぽきニキ。しかし、樋口はすかさず足関節を極めに行く。これもブレイク。残り10秒で樋口がダブルレッグでテイクダウン。パウンドに行こうとしたところで1分となった。樋口は足ぽきニキのベアナックルパンチで左目が腫れた。
判定はジャッジ3名ともドロー。延長戦となったが、樋口が目の負傷のため試合続行不可能となり、足ぽきニキの勝利となった。
マイクを持つと「足ぽきニキは今日で最後。改名します。で、樋口さんとは1年前からオーディションでいろいろあって俺も思い続けてきて、やっと試合が出来て。勝つことが出来て嬉しく思います。ありがとうございました。で、萩原さん。14で我龍さんの敵じゃないけれどもしやってくれたら嬉しいです。暇だったら出てきてください」と、『BreakingDown 12』で我龍真吾に勝利した萩原裕介に対戦をアピールした。