2024年9月23日(月・現地時間)タイ・プータテミーゴーンタップアーカー(会場名)にて『スックムエタイパンタミット』が開催され、士門・エイワスポーツジム(=吉成士門/エイワスポーツジム)が出場、メインイベントでタイ国プロムエタイ協会のライト級タイトルマッチに挑んだ。
対戦相手はロッタンと同門のノンビウ・ジットムアンノン(タイ)で、フィームースタイル(テクニシャン)の強豪だという。
吉成名高の従兄弟である士門は名高と同じくジュニア時代からムエタイを学び、WPMFインターナショナルスーパーバンタム級王座やWMCインターコンチネンタルバンタム級王座など4つのタイトルを獲得。前戦となった7月のRWS JAPANではウーコンに完勝し、ラジャダムナンスタジアムでスーパーフェザー級の7位にランクインした。
1R、士門は右ロー、左ロー。ノンビウの右ミドルをキャッチして蹴りをすぐに返す。士門はさらにバックブロー、左ハイと大技を繰り出し、終盤には蹴り足をキャッチして右ストレート。
2R、前に出る士門は左ボディ、右ローでこかす。左ボディ、蹴り足をキャッチしてからのこかしの士門に、ノンビウは左右ミドルを的確に当てていく。
3R、プレスを強める士門は首相撲からヒザ。相手は下がっての左ミドル、組んでのヒザで削る。左ミドルで距離を取るノンビウに、士門は右ミドルで距離をつめ、左ボディを打ちこんでいく。ヒザの攻防ではノンビウが優位に立ち、3R終了時点ではノンビウが賭け率20-1でリード。
4R、右ロー、パンチでプレスをかける士門は、掴んでのヒザ、ヒジと手数を出し終了時には賭け率7-4で優勢に。
【写真】従兄弟の吉成名高、ジムメイトの品川朝陽、奥脇竜哉も帯同した 5R、左右ミドルのノンビウに、士門は蹴り足を掴んでのこかし。ノンビウも左右ミドルを返し、士門はしっかり蹴り返し、ワンツー連打。相手もヒジを交えて譲らない。最後はお互いに蹴り合って終了。勝敗が最終ラウンドまでもつれ込む大接戦“チンダム”を士門が制し、昨年8月に獲得したスーパーフェザー級王座に続いて、プロムエタイ協会二階級制覇に成功。試合後、士門にはギャンブラーから10万バーツ(日本円で約43万円)のチップが贈られた。