キックボクシング
インタビュー

【RISE】東京に慣れた松本天志「『逆にかかってこいや』って感じで1ラウンド目から打ち合おうかなって思っています」

2024/08/28 17:08
【RISE】東京に慣れた松本天志「『逆にかかってこいや』って感じで1ラウンド目から打ち合おうかなって思っています」

松本は再び連勝街道に乗ることが出来るか

 2024年8月31日(土)東京・後楽園ホール『RISE 181』にて、-52kg契約3分3R延長1RでJIN(楠誠会館)と対戦する松本天志(TARGET SHIBUYA)のインタビューが主催者を通じて届いた。


 松本はJAPAN CUP2021 -55kg準優勝で、2021年8月にRISEでプロデビュー。3戦目で初黒星を喫するが、2023年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で大方の予想を覆し、空龍と塚本望夢の優勝候補2人を下し下剋上を果たして優勝。7月には弾丸風太も初回KOに沈め、6連勝と勢いに乗っていたが10月の第2代RISEフライ級王座決定戦で数島大陸に敗れて連勝がストップ。拠点を東京に移して臨んだ2024年3月の那須川龍心戦で判定負けと連敗を喫したが6月の寛人戦で初回KO勝ち。戦績は9勝(5KO)3敗。

 対戦相手のJINは元ICOライト級王者の元氣が代表を務める楠誠会館所属の17歳で、DEEP☆KICKなど関西を中心に活躍中。昨年11月にジャパンカップバンタム級王座、今年7月23日にはMA日本バンタム級王座を獲得した二冠王。2023年8月にRISE初参戦を果たしたが那須川龍心に判定3-0で敗れ、2024年2月には塚本望夢に判定負けも奮闘した。戦績は9勝(3KO)5敗。

数島選手や那須川選手はリベンジしないといけない


――松本選手のSNSを見ていると美味しそうなスイーツを食べている印象が強いですけれど、最近のおすすめはありますか?

「最近だったら日暮里にあるパン屋さんがめっちゃ美味しかったですね。僕が行った日は焼き菓子がなかったので、また行きないとなって思います(笑)」

――スイーツだと何が1番好きですか?

「小麦粉ってまとめていいですか(笑)」

――トータルで小麦粉が1番好きっていうことですね(笑)。

「ドーナツやパンも好きだし、スコーンや焼き菓子もめっちゃ好きなので、まとめると小麦粉が1番好きってことになりますね」

――これから松本選手のファンの方々はパンやドーナツの差し入れではなくて、小麦粉を持ってくればいいわけですね。

「それはちょっと(笑)。まだ調理方法が分からないです(笑)」

――スイーツが好きでも、自分で作ることはしないんですか?

「ないですね。もし引退したらパン屋を開きたいですね(笑)」

――そのための修行もしないといけないですね。

「近くのパン教室に行ってみます」


――試合まで3週間を切りました。減量はそんなに辛くないと思いますがチートデーはいつ頃まで設けるんですか?

「8月18日の日曜日がラストチートデーになるかなと思っています。試合1週間前の日曜日は食べ過ぎないようにして気をつけますけど、好きなものは食べられそうです。今回はいつもよりちょっと重い-52kgでの契約体重なので『500g分パンを食べてください』ってことですよね」

――その500gいつもより余裕があるというのは全然違うものですか?

「僕はたくさん水抜きをしているわけではないんですけど、水抜きが大変な人からしたらペットボトル1本分も飲めるので、だいぶ違うとは言っていますね」

――この春から一人暮らしも始めていますが、そういった中で減量食や食事の管理という面は大変ではないですか?

「自分で食材を買ってほとんど自炊していますけど、そんなに大変ではないですね」

――自炊しているんですか?

「全部自炊しています。さっきは外食してきたんですけど、そういう時は魚の定食を食べていて、最近は自炊をしても魚を食べています」

――今所属しているTARGET SHIBUYAではトレーナーもしているんですか?

「アルバイトでしています」


                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            ――TARGET SHIBUYAにはYA-MAN選手や常陸飛雄馬選手などが所属していますが、出稽古にもよく行かれている印象で、花岡竜選手やSBの山田兄弟や笠原選手などと練習をしていますよね。そのメンバーで練習を始めたきっかけは何かありますか?

「きっかけは特にないんですけど、上京したての時に『練習に行ってもいいですか』って聞いて行かせてもらっていて、そこに竜くんが来てくれたりして豪華な選手が集まって良い練習ができています」

――強くなっている実感はありますか?

「実感はありますね。ボクシングの方も本当に良いトレーナーで、パーソナルで週に2回くらい行かせてもらっているんですけど、ボクシングのパーソナルトレーニングを始めてから戦い方も分かってきてすごく楽しいです」

――前回の試合ではRISE THREE AWARDSでベストKOを受賞する結果となりましたが、あの試合を振り返ってみていかがですか?

「あの試合はまだ出したい事が色々あったんですけど、ボクシングのトレーナーとの戦術とか作戦が上手くはまったかなと思います」

――短い時間でしたがパンチのバリエーションやスキルが上がった印象を感じ取れた内容でした。その辺りはパーソナルトレーニングが活きているようですね。

「完璧に練習通りにできて、狙っていた技が当たりました。僕が圧力をかけられている時のカウンターだったり、対処の仕方も練習していたんですけど、KOで倒した時は僕が圧力をかけているパターンの倒し方がドンピシャで決まりました」

――偶然にもKOをしたタイムが1.04秒で『テンシ秒』とSNSで書かれていましたね。

「いやー、びっくりしましたね」

――それはご自身で気づいたんですか?

「はい。イチゼロヨン(1.04秒)で『おーテンシだ!』って(笑)」

――今回の対戦相手はJIN選手に決定しましたが、JIN選手に対しての印象は何かありますか?

「怖そうな印象があります」

――ファイターとしてはどうですか?

「身長が高くリーチも長くて、パンチのキレもあって怖さを兼ね備えている選手だなって印象です」

――打ち合い上等な殴り合いタイプのファイターですが、そういった選手の方がやりやすいですか?

「僕も『逆にかかってこいや』って感じで1ラウンド目から打ち合おうかなって思っています」

――打ち合ってくる相手だと、熱くなる感覚はあるんですか?

「僕は全然ならないんですよね」


――NEW WORRIORSトーナメントの時も高揚している印象だったんですけど、どちらかというと試合中は冷静なタイプですか?

「感情的にはならないです」

――試合前や試合中に煽られて、腹が立ったりする感覚もない?

「ないです。全部耳から入ってきて、右から左へ流れていきます」

――周りの評価とかどう思われているかっていう事も気にならないですか?

「僕はそんなに気にならないタイプです」

――SNSとかでも「松本天志」で検索をしたりしないですか?

「それはしちゃいますね。一応プロとしてどう見られているか気になっちゃいます。自分が攻撃されていることは気にせずに、良いことだけ取り入れるスタイルです」

――今後対戦したい選手はいらっしゃいますか?

「やっぱり数島選手や那須川選手はリベンジしないといけないですね」

――その先にフライ級のベルトを見据えているというわけですね。

「そうです」

――今回JIN選手と対戦して、勝ったとしたらリング上でアピールをしますか?

「数島選手側のタイトルマッチとかも決まっていると思うので、年内にあと何試合したいってアピールしたいです。数島選手が倒せなかったタイ人とかでも良いので、そこで比較してもらいたいです」

――数島選手と那須川選手に連敗した時期もありましたが、練習環境も整って自信が漲っているような感じがしますね。

「自信満々ですよ。やっと慣れてきたというか、東京に引っ越してきて良いところを取り入れていけている感じがします」

――最後にいつも応援してくれているファンの皆さまにメッセージをお願いします。

「いつも応援をありがとうございます。皆さんのおかげできつい練習にも耐えられて、試合では良いパフォーマンスができています。これからも応援をよろしくお願いします」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.333
2024年7月23日発売
UFC6連勝で日本人初の王座を射程に入れた平良達郎、ペティス下した堀口恭司ら軽量級の雄を特集! RIZIN井上直樹×高木凌、K-1から金子晃大、玖村将史らを直撃。武尊×野杁×与座も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント