2019年6月以来のWBCムエタイ世界タイトル獲りに再挑戦する竜哉
2024年9月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールで開催される『Shimizu presents BOM47』(U-NEXT配信)にて、WBCムエタイ世界フライ級(50.80kg)タイトルマッチ3分5Rをシヴァラット・ウォー リンティダ(タイ)と争う竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
2019年9月にタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に輝いている竜哉は、WPMF世界ミニフライ級王座を獲得するなど最前線で活躍。現在はRWSを主戦場に活躍し、7月のRWS JAPANではゲオナーカーに判定勝ちし、現在はラジャダムナンのフライ級王座を狙う。
相手がパンチで来るなら、逆にパンチで勝負
――前回7月のRWS JAPANでのゲオナーカー戦では判定勝ちでした。
「相手はテクニックのある選手でしたが、そういう選手を相手にテクニックでも勝てたので自信につながりました」
――これで現在4連勝と好調ですね。
「今は連勝中でいい感じに来ています。過去最高の仕上がりで、今はバッチリ身体の状態もいいので絶好調です。好調の要因は、中川会長と先生のおかげでバッチリいい練習ができているからだと思います」
――試合の間隔は約2カ月、その前は1カ月と短いのですが、夏休みを取りたい想いはない?
「試合は1カ月に1回はやりたいので、コンスタントに試合ができて嬉しいです」
――まさか次戦も決まっていたり?
「9月の次はまだ決まっていないです(苦笑)」
――今回、WBCムエタイ世界フライ級(50.80kg)タイトルマッチとなりました。
「2019年6月に一度挑戦して逃しているベルトなのですごく気合いが入っています。ベルトの中で見た目が一番カッコいいですし、ボクシングでも有名なタイトルで、一般層の人から見ても分かるベルトかなと思います」
――これまでWBCムエタイの世界タイトルは梅野源治選手、大和哲也選手、名高選手、石井一成選手、朝陽選手、伊藤紗弥選手が獲っていて、もし今回とれば日本人で7人目になります。
「今まで獲った人たちも、すごい方々なので自分も一緒に名を並べたいと思います」
――今回の相手、シヴァラット選手に関してはどういう印象がありますか。
「試合映像を確認したんですけど、パンチの選手でした。True4Uを主戦場にしているという情報しかないです。パンチは、自分の方が技術も威力もあるのかなと」
――ここ数戦はローキックが勝敗のキーポイントになっていますが、今回の作戦は?
「相手が得意な展開で勝ちたいと思うので、相手がパンチで来るなら、逆にパンチで勝負してKOしたいですね。そこで勝てば誰にも文句言われないかなと」
――ボクシングのジムにも出稽古に行かれているんですよね。
「週に1回、元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の赤穂亮さんに習っています。最近は打ち方が良くなったみたいで『パンチの威力も上がってきた』と褒められることが多くなりました」
「もう1Rで終わらせたいなと。フルラウンドで戦いなくないですし、1Rで終わらせれば、次すぐに試合を組んでいただけるかなと思って(笑)。色んな選手と試合をしたいですし、試合を多くして勝てば自分の名前も上がっていくと思います」
――試合のタイムが短いと、応援してくれる方からクレームを言われることはないですか?
「まだ言われたことはないですね(笑)。なので、パンチでKOを狙っていきたいですね。最近はボディブローに手応えを感じていて、狙っていきたいです。前回の試合でボディを打ったんですけど、タイ人の先生に『あれじゃ全然倒せない』と言われて、練習して手応えを掴んできた感じです」
――朝陽選手のようなボディブローを狙いますか?
「そうですね。一発で悶絶させて仕留めたいと思います」
――ここで勝って次に見据えている目標はありますか。
「一番の目標はラジャダムナンスタジアムのフライ級のベルトなので、そこに向けて弾みになるように来年にはラジャのベルトを獲れたらなと思っています」
――名高選手は同大会でWBCダイヤモンドのベルトに挑戦します。
「すごい権威あるベルトなので、そういう挑戦ができたらなと思います。いくら相手が強くても、僕は負ける気は全然ないです」
――最後にファンにメッセージを。
「必ず勝ってラジャのベルトを獲れるように頑張ります」