2年5カ月ぶりの試合に臨む41歳になった竹内(左)、弘輝は過去最高の自分で迎え撃つとした
2024年9月28日(土)東京・後楽園ホール『Krush.165』の記者会見が、8月20日(火)都内にて行われた。
ライト級3分3R延長1Rで対戦する、“狂拳”竹内裕二(GORI GYM) と弘輝(WORLD TREE GYM)が出席。
宮田充Krshプロデューサーは、2022年4月の試合が最後だと思っていた竹内から「もう一丁」との申し出を受け、「どういう相手がいいかと思って。弘輝選手とやるのが今回はいいのかなと思ってマッチメイクしました。2人とも体重をクリアして思い切りやってくれればいいと思います」とのことで対戦カードを組んだと説明。
弘輝は「狂拳は自分が地下格闘技に出ている時から好きで、夜行バスに乗って東京に試合を観に行ったくらい好き。練習もさせてもらったことがあります。だから尊敬の気持ちは100%しかない。話が来た時は年も年なので出来るのかなと思ったら、いま向かい合った目があの頃の狂拳だったので痺れています。若いファイターとやって引退されるのはしゃくなので、一番好きで一番愛している僕が介錯してやろうと思います」との想いを話す。
竹内も「前の試合から2年開いちゃったけれど、弘輝選手が相手ということで、そんなんやらせてよって感じでやりたいと思った。弘輝を喰ったらライト級の前の方に行けると思っています。その感じで練習やっています」と、弘輝が相手と聞いて火が付いたようだ。
互いの印象を聞かれると、弘輝は「狂拳は狂拳って感じで。僕の好きやった狂拳のままSATORU成合選手とやっていた。パンチが強くてトリッキーで」、竹内は「強いですよね、全部できて。センスはかなりいいです。そのセンスを俺は超えていこうと思います」とそれぞれ評する。
弘輝のKOして介錯するとの発言の感想を聞かれた竹内は「介錯される可能性もあるし、俺の中ではドンッといいのが決まって俺が勝ってる姿が思い浮かぶ」と勝利のイメージが出来ているとした。
弘輝は「だって宮田さんの元で狂拳と後楽園ホールのKrushで戦えるって、俺ら世代なら受けへんやつおらん。それくらいモチベーションが高い」と、最高のシチュエーションだと鼻息が荒い。
2月の大岩龍矢戦で計量をパス出来なかったことで、改善した点はと聞かれると「マジで普段からめっちゃ練習するようになりました。シュッとしてるでしょう? これが結果です」と、普段から練習するようになったことで通常体重が減った様子。
どんな試合にしたいかと聞かれると、弘輝はひと言「ノックアウト」。竹内は「ノックアウトとか贅沢なことは言えないけれど、俺が前へガンガン行ってKO」と狂拳節をさく裂させた。
今後のことについて竹内は「この試合次第ですね。決めてやりますよ」とこの試合に勝つか負けるかで今後が決まると言い、その先にいまだ手にしていないKrushのタイトルを狙っているのかと聞かれると「そのつもりでやらないと出ないですね。だからこの試合が全てだと思っています。Krushのタイトルは欲しい。欲しいっす」と41歳にしてKrushのタイトルを獲りたいと熱望した。
その本気度を弘輝は「マジで感じるっす。ノリで出て来る人じゃない。Krushと言えば狂拳でしょう」と竹内の“マジ”を感じるとしながら「でも、勘違いはして欲しくない」とそれが現実的かどうかを見極めてやると宣告。
さらに「僕と狂拳の試合なので100%、KOになる。僕はマジで過去最強を作って来ている。もう、ほぼほぼ仕上がっている。1RでKOする」と、すでに仕上がりかけていると言い、1RでKOを予告。
その言葉を受けて竹内は「俺も過去最高に仕上がると思うので、いい試合が出来たら俺がきっと最後に立って勝ってると思います」と、ラストマンスタンディングは自分だと語った。
また、弘輝はSNSで対戦要求を受けてやり合った上野空大(今大会でゴンナパーと対戦)について、「ほんまに知らんかっただけ。もし今回ゴンナパーに勝ったら、俺もやらせてくださいって言う側になる」と、上野がゴンナパーに勝てば自分の方から対戦をお願いするとした。