2024年9月21日(土)福岡・アクロス福岡で開催が決定したKNOCK OUT初の九州大会『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.4』の記者会見が、8月5日(月)都内にて行われた。
今大会に佐賀県出身の古村匡平、古村光(共にFURUMURA-GYM)の古村兄弟の出場が決定。
古村光はPRANDAM BRAVELY (タイ/BRAVELY GYM)とKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級3分3R延長1Rで対戦。
光はタイ・ラジャダムナンスタジアムのリング(新人戦)にも上がり、勝利を収めている。2019年に選手発掘のため行われた『K.O TRYOUT』でTRYOUT生に選ばれたサウスポー。2023年8月、壱を判定2-1で破り王座を奪取したが、2024年4月の再戦では判定で敗れ王座を奪われた。戦績は8勝(6KO)4敗1分。
PRDNDAMは、大分県のBRAVELY GYMでトレーナーをしながら試合をこなし、小柄ながらパワフルなファイトスタイルでルンピニースタジアム、ラジャダムナンスタジアムで活躍した経験を持つ。2023年2月、RISEで数島大陸と対戦もKOで敗れている。戦績は49勝15敗4分。
光は「相手がかなりやる気と聞いたんですが、俺の方がかなりやる気がある。マジで殺しに行くので、4月の試合マジイライラしているのでぶっ倒しに行きます。久しぶりに怖い光でいこうと思います」と言い放つ。
久しぶりの九州での試合に「一番は自分の破壊力。ぶっ倒す勢いを見てもらいたい」とし、対戦するPRDNDAMについては「テクニックというよりガツガツと蹴って組んでコカしてっていう、タイ人ぽいスタイルなのかなと思います」と評した。
古村兄弟とBRAVELY GYMは過去3回戦っていて、「自分がタイ人トレーナーとやってドロー、兄が2回戦って1勝1敗です」と五分の戦績だという。光は「因縁ですね。今回、自分と兄で勝ちます。九州=古村兄弟ってところを見せてやります」と意気込んだ。
念願の九州大会開催については「KNOCK OUTで初めて九州大会をするけれど、まだ九州での知名度が足りないと思うので、自分たち古村兄弟が中心になってやってもらって、全国で知られるようになりたいので定期的にお願いします」と継続開催を希望する。
「古村兄弟の大会にしようと思っています。チケットが足りないよって悲鳴を上げるくらいチケットをバンバン売っていきたい」と、大会を成功させたいとも。
兄の匡平は下地奏人との対戦が予定されていたが、前日の髙橋亨汰戦で耳をヒジで切られ「軟骨が飛び出て耳が取れかけているくらいの重症」とのことで中止に。対戦相手は改めて調整ということになった。
匡平は「僕の理想は9月大会で九州を古村兄弟で引っ張っていきたいと思っています。本当はタイトルマッチをやりたかったんですけれど、2試合とも負けてしまって、自分でも最悪な結果に終わってしまいました。これからどう変えたら強くなれるかなと。自分には格闘技しかないと思っていたので、自分の人生を懸けてどうやったら強くなれるかと考えながらやっていたので、完全復活の意味を込めて初回KOで倒し切りたいと思います」と、相手が誰であっても1RでのKOを宣言。
「古村と言ったら一発の強さだと思うので、それをさらに磨き上げてどんな相手でも倒す。格上とも組まれてきましたが、必ず1回はダウンが取れてる、そこは誇りに思っているし、世界で通用すると思っているので、ダウンさせるだけじゃなく失神KOするところまで高めて9月は爆発させようと思っています」と意気込む匡平。
「試合ではまだ出せていませんが、ISKAのタイトルマッチも上の階級でやらせてもらってダウン取れたのもあって。今までは粗削りで1回当たれば勝てると分かりやすく振っていたんですが、その一発をどう上手く当てるかってタイミングの練習を先生と一緒に作ってやっているので、そこがどう変わるか。フィジカルトレーニングも入れてどんどん強い身体を作っている最中です」と、進化を見せたいとする。
すでに身体が大きくなっているように見えるが、と問われると「ライト級でそんなに減量がキツくなくて、普段の体重も70kgいかないので、ライトでぎりぎりまで身体を作っていきたい。化け物みたいな身体、ドーピングしてるんだろうって言われるくらいの身体にして、プロテイン飲んでバキバキの身体にしようと思っています」と、極限まで鍛え上げたいという。
どういう大会にしたいかを聞かれると「古村兄弟KNOCK OUTにありって試合ですね。昨日観に行って凄かったし、龍聖選手も千裕選手もいない中で、ファンの間でも盛り上がるのかなって声も聞こえていたけれど、メインで久井選手が凄いKOで次の象徴に近いのかなと思った半面、自分がいないのが悔しい。ベルトも持っていないし、それを感じることがありました。その片鱗を見せたいですね。古村兄弟は強いし、次期KNOCK OUTの象徴になっていくようなイメージを作っていきたいですね」と語った。
山口元気KNOCK OUT代表は「U-NEXTと話をして、ほぼ放送することが決まっています。地元選手だけでなく東京からも連れて行って、後楽園ホールと遜色ないものを持って行こうと思います。演出から何から同じものを持って行こうと。KNOCK OUTはこういうイベントだって大会にしたい」と、地方大会という位置づけではなく後楽園ホールと同様の大会にすると予告した。
また、日本vs.タイの3vs.3対抗戦を予定。出場決定選手はKNOCK OUT-BLACKライト級&スーパーフェザー級王者の久井大夢(TEAM TAIMU)、KOSフライ級王者・希羅(MSJキックボクシングジム)、RIZINに参戦した力斗(TEAM PREPARED)、5月の『ONE FRIDAY FIGHTS 64』でKO勝ちしてボーナスもゲットした片島聡志(Kick Life)。