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【超RIZIN】YA-MAN、平本蓮へのリベンジに「近付いたんじゃないか」「今までは憎しみで戦っていたが、今回は愛の力で戦った」

2024/07/28 18:07
 2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』の第3試合フェザー級(66.0kg)5分3Rで、鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)を1R2分28秒、左フックでKOしたYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が試合後インタビューに答えた。  YA-MANは「MMAの成長を見せられた。試合前のイメージ通り、展開も予想通りで絶対に組んでくると思ったので練習通り、打撃も振ってくると思ったので内側から通そうと。試合中も練習でやったなと冷静でした。やってくることは分かっていたので、1週間くらい長南さんとパーソナルでやっていて、これが来る、これしか来ないから、ってやっていて、その通りだったから全く焦らなかった」と振り返った。  実は「フルラウンドやろうと思っていました。KO出来ると思っていなかったので、スタミナ勝負で消耗戦になると思っていて。フルラウンド戦う気持ちでいましたね。スタミナで負けない自信があったので」と、フルラウンド戦うことを想定していたと明かす。  次は「RIZINのトップ戦線に入り込みたいので、次はグラップラーとやりたいですね。摩嶋選手とかトップ戦線と戦っていけるようにブラッシュアップしていきたいです」と、グラップラーとの戦いを経験したいとする。今回も「最後、効かせた後で殴ってバックチョーク行こうかと考えていたけれど、その前に止まったのでそこの力も見せたかったですね」と寝技を見せたかったとした。 「平本へのリベンジに近づいたんじゃないですかね。一歩ずついきたいと思います」と、平本とのリベンジマッチへ向けて積み重ねていきたいとする。  また、「今までは憎しみで戦っていたんですが、今回は愛の力で戦っていましたね」と言い、試合前に話題となったキャバクラ嬢のにじほさんが応援に来てくれたことには「(カメラに)抜かれた瞬間に来てると。本当に知らなかった。連絡帰ってこないですもん。冗談じゃなくて。嬉しかったですよ。普通に来てるの分かった瞬間に気合い入りました」とにやけるが、「日本のトレンドににじほさんって入っていて、YA-MANじゃないのかと」と悔しがった。 [nextpage] YA-MAN「今回は愛の力で勝てましたね」 ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。 YA-MAN 楽しかったですね、ちゃんとMMAの成長を見せられたんじゃないかなって思うので、すごい今までって憎しみで戦っていて、相手を絶対やってやる、アイツはムカつくという感じで戦っていたのですけど、今回は愛の力で勝てましたね。 ーー会場は、にじほさんがビジョンに映った瞬間すごい歓声が上がっていましたが、何を考えていましたか。 YA-MAN その時は相手しか見ていなかったのですけど、やっぱ脳裏にはありましたね、「あー、来てくれてる」って。 ーー対戦相手の鈴木博昭選手のイメージは戦う前と後で違うところがありましたか? YA-MAN いや、全く試合前のイメージ通りでしたね。展開も予想通りで、絶対に組んでくるだろうなと思っていたので本当に練習通り、打撃も振ってくるなと思って、それを内側から通そうという。本当に練習通りだたので、試合のなかでも「あ、なんか練習でやったな」的で、本当に冷静でしたね、今回。 ーー練習通りに想定通りに戦い、愛の力で勝ったと。 YA-MAN はい。愛の力で勝てました。 ーー今回試合に勝利しました。今後の展望・目標を教えてください。 YA-MAN やっぱRIZINトップ戦線に入りこみたいので、どんどん、次はグラップラーとやりたいですね。 ーーどんなグラップラーをイメージしていますか? YA-MAN どんなグラップラー?今日勝った摩嶋選手とか、そこのトップ戦線と戦えるようにブラッシュアップしていきたいですね。 ーータックル入られてもしっかりディフェンスができていました。練習でやってきたことが出せた感じですか? YA-MAN そうですね。やってくることはわかってたので、毎週1ヶ月半くらい長南さんとパーソナルでやっていて、「これ来るから」「これ来るから」「これしか来ないから」と想定してきて、本当にそれしか来なくて。だからまったく入られても焦らず対処できましたね ーーYA-MAN選手がまだ出し切っていない引き出しが? YA-MAN 今回全部出したっすね。でも最後効かせたあと殴ってバックチョークいこうかなと頭で考えていましたけどその前に止まったので。そこの力も見せたかったとは思っています。 ーーにじほさんが今日観戦に来ることはいつ知ったのですか? YA-MAN 映像で抜かれた瞬間に、抜かれて「おお、来てるのか」と。 ーーご存じではなかったのですね。 YA-MAN いやいや知らないですよ、連絡返ってこないですもん。これ冗談じゃないですからね、本当に返ってこないですからね。 ーーわかってめちゃくちゃ本当は嬉しかったけど相手に集中していたのですか? YA-MAN うれしかったですよ、さっきカッコつけましたけど、来てるのわかった瞬間に気合い入りました ーー試合後に連絡は取り合いましたか? YA-MAN 連絡バーっといっぱい来ているので、見てはいるけど全部は見ていないので。 Xの日本のトレンドに「超RIZIN.3」の下に「にじほさん」が入っていて、俺=YA-MANじゃないんかい!って。そっちがトレンドに入っているという。 ーートップ戦線に入りこみたいということでしたが、立ち技との二刀流でやってきたなかでMMAに軸足を置いていきたいのですか?立ち技も並行して続けていきたいですか? YA-MAN もちろん立ち技も並行してやっていこうと思っています。RISEにもやり返さないといけない相手がいるので。やっぱ両方ともトップをめざしてやっていくつもりではあるんですけど、練習のメインはMMAで考えています。 ーーMMAを目指すこととはずれるかもしれませんがライアン・ガルシア選手の参戦が噂されるなかで、ボクシングマッチで迎え撃つイメージはありますか? YA-MAN いや、皇治さんがやってくれるんじゃないですか? ーー興味はないのですか。 YA-MAN はい。だったらMMAの試合をしたいですね。経験を積みたいです。 ーー顔が、本当にきれいですね! YA-MAN そうですね、今回はきれいに、すぐ終われました。 ーー試合中、右ひざのテーピングが目立っていましたが、ちょっとは傷めてはいましたか。 YA-MAN ずっと不安はあったのですけど、でも別にスパーリングとかやっても問題なくやれていたので、ヒザがダメになる不安はなかったです。傷めていた不安はあったけど、試合で動かなくなる不安はなかったです。 ーーすぐKOで終わりましたが、フルラウンドやる想定でいましたか? YA-MAN フルラウンドやろうと思っていました。たぶんKOはそんなできると思っていなかったので、スタミナ勝負、消耗戦になるかなと思っていて、フルラウウンド戦う気持ちでいましたね、最初は。絶対スタミナに負けないという自信があったので。 ーーにじほさんが来る/来ないでモチベーションはかなり変わったと思いますか? YA-MAN 変わりますよね、そりゃ。負けられないっすよ。明日が楽しみっすね。今日は日曜日なので、お店が休みなので。 ーー長南さんとのパーソナルで、MMAファイターとして自分でどういうところを伸ばしていきたいですか。試合の対策以外の課題は? YA-MAN 伸ばしていくところは本当にグラップリングしかないので、ストライキングだったら誰にも負けると思っていないので、グラップリングをやりたいです。 ーーそこが伸びれば打撃をもっと伸ばせるというようなビジョンが? YA-MAN グラップリング怖くなくなったらもっと恐れずにもっと前に出れると思うので。グラップラーとやったときにそこでビビらずにもっと前に行けるようにグラップリングを伸ばしていくしかないですよね。 ーーにじほさんがこれだけクローズアップされるとライバルが増える可能性がある点については? YA-MAN たしかに……。ちょっと、あの……、考えてなかったっすね。……たしかに(頭をかきながら)。そうですね、ハハハ(笑) ーーそこは対策を? YA-MAN そうですね、対策を練って、お店に行こうと思います。 ーーグラップラーとやりたいとのことですが、今回はリングでした。MMAなのでケージで戦ってみたい気持ちはありますか? YA-MAN ケージでもやってみたいっすね。そうですね、両方ちゃんと経験したいですね。 ーーオーバーフックからすぐに左手を差し返して体勢を入れ替えられた。12月は差すその前のオーバーフックはなかったけど、あのあたりは積んできた練習の成果が出た? YA-MAN あれも長南さんとパーソナルで、あの体勢に絶対なるから、ああなったらすぐにオーバーして脇を入れようと。一個一個パーソナルでやっていた感じですね ーー首相撲の体勢も、自分が中に入るともっと持ち味が出せるという感じなのですか? 入れ替えた後に。 YA-MAN そうですね。そこもずっと練習していて、四つの展開になるので、左手にすぐに肘を入れて離れて打撃いこうというのが作戦でした、今回の。 ーーフィニッシュの左フック、YA-MAN選手は決め打ちというか、作戦を決めて戦っていると思いますが、あれはずっとやってきたこと? YA-MAN 一番は右のフックを当てることだったんですよ。左のフックを絶対に返してくるので、アクションを入れて、左フックの内側から右フックを入れて。それで一発当たったら、そのあとバックしながら左フックみたいな、自分の頭を動かしながら左フックをやろうっていう作戦で考えていました。 ーー右が当たる前に左が? YA-MAN 右を当てているからですね。左フック入ってくるところで、相手の右フックに自分の右フックをテンプルにあわせてそのあとバックステップしながら左を入れました。 ーー平本蓮選手に対してのリベンジの道は近づいたと思いますが、今回の試合で近づいたなと思いますか? YA-MAN 近づいたんじゃないですかね。まあでも、一段ずつ着実に階段を登っていきたいと思います。 ーー平本選手に負けてから気分的にも落ち込んでいたと思うのですけど、今日の勝利で吹っ切れたという部分はありますか。 YA-MAN 平本に負けて、どれくらいだろう?3日くらい落ち込んでましたけど、3日後にはやり返そうという気持ちになっていたので、そこからは本当に気持ちを入れ替えて、平本に負ける前までは本当に週4、5日くらいでキャバクラに行っていたのでそこから気持ち切り替えてちゃんと、朝、夜練習したら家帰って朝練習して、というのをずっと半年くらいやってオーバーワークで、二部練習、多い時三分連して、オーバーワークしすぎて怪我しちゃったんですけど本当に気持ちを平本戦から切り替えてやって、今回の試合の勝ちにつながったと思います。 ーー人を憎しんで戦うのと、今日のように愛の力で戦うのとどっちがより力になりましたか? YA-MAN 愛の力ですね、やっぱり。憎しみを力に変えるって、すごい自分のなかに悪い気が入っちゃうんです。だから反動があるというか。今回は気持ちに余裕があったっすね。殺してやろうとかじゃなくて、うまくやろうというか、うまくやろうとは思っていないですけど、そんな邪念なく試合ができたので、本当に今回は「良い力」で戦えましたね。  [nextpage] 鈴木博昭「ぶっ飛ばされちゃったみたい」 ーーYA-MAN選手との試合を終えた率直な感想をお聞かせください。 鈴木 いやあ、ぶっ飛ばされちゃったみたいですね。「あれ? もう終わったんかい!」っていう感じだったので、はい。 ーー対戦相手の鈴木博昭選手の印象は戦う前と後で違うところがありましたか? 鈴木 いや、ままといえば、ままです。 ーー鈴木選手がKO負けするのはどれくらい久しぶりですか? 鈴木 7年ぶりですかね。 ーーその瞬間を覚えていますか? 鈴木 同じような感じだったんで、ある意味。変にこう、ちょっと無策じゃないけど殴り合っちゃったというか。しょうがないですね。 ーー本来の作戦ではないけれど相手に乗せられてしまった? 鈴木 その予定はなかったんですけど、やっぱりちゃんと打撃使う、組み使う、際使うという、まあMMAやろうとしていたのですけど、YA-MANくんが殴り合いの展開得意なのは知っていたのでむしろ勝ち筋といえばそこだろう、逆にいうとかそこにしかないと思っていたので、それでずっと自分もずっとやってきたので、やられないぞというのもあったのですが、付き合う気はないぞみたいな両方の気持ちがあったのですけど。  でも最終的には、組み際かどこかで打撃を当てたときに一瞬目がとんだところがあったので、それもあって、あ、ちょっと効いたかなと「ぶん殴ったろうか」といっちゃったのかなと今振り返っています。 ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。 鈴木 いやあ、がっつり総崩れしちゃったなというのが本音なので、ここ食ってちょっと後戻りみたいな感覚だったのですけど、まさかここでコケるのかい、と、自分に突っ込んでいるところです。 ーーイメージはままということでしたが、序盤にタックルを仕掛けてなかなかそこでテイクダウンできなかった、そのディフェンスのうまさは感じましたか。 鈴木 立ち上がる練習はしているだろうとか、あの展開は全然想像はしていたので。たぶん倒せるだろう、でも立ち上がるみたいなことを繰り返す想定でした。 ーーもっと出したかった引き出しがありましたか。 鈴木 もちろんいろいろあるんですけど。まあ、ああなっちゃたかな? っていう。 ーー「終わったんかい!」とのことでしたが、パンチもらった瞬間は記憶がなかった? 鈴木 そうですね。だからあの展開は一番やっちゃいけない展開だったんですけど。だからまあいい感じで食らったんだろうなというのは、振り返っています。 ーー今脳のダメージは? 鈴木 ひさしぶりにホワンとした感じはありますし、別に頭が痛いとかはないのですけど。 ーークレベル選手やサトシ選手から試合後のアドバイスはありましたか? 鈴木 もっと色々やらないといけないことはいろいろとお話ししました。こうしないといけなかったよね、とか、まあいろいろ。 ーーその部分は、伸びしろであると捉えて? 鈴木 まあそうですね。もちろん、ボンサイ柔術に通い始めて3年ジャストくらいになるのですけど、やり切るって逆にどこ? って。まだ僕は青帯なので ーー4万人規模の大会は初めての大きさだったと思います。会場の雰囲気も教えていただけますか。 鈴木 めちゃめちゃいいし、逆にコール受けたときに歓声もあって、「めちゃめちゃ上がるじゃん」「おー、ちょっと、やってやんぞ! お前ら!」みたいな気持ちになって、乗っちゃった要因のひとつになったけど、そこは別に後悔はないですけどね。
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