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【K-1】ブアカーオ参戦に世界から反響「各国の放送局から問い合わせがあります」複数候補の中から“ベスト”な選択「彼は強いパッションを持っている」(カルロスP)

2024/06/11 21:06
【K-1】ブアカーオ参戦に世界から反響「各国の放送局から問い合わせがあります」複数候補の中から“ベスト”な選択「彼は強いパッションを持っている」(カルロスP)

3月に復活したK-1 WORLD MAXにブアカーオが参戦、現K-1王者オウヤン・フェンとトーナメント準々決勝で激突する(C)K-1

 2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX』の記者会見が、6月11日(火)都内にて行われた。

 同大会で行われる「-70㎏世界最強決定トーナメント」で未定となっていた“ワイルドカード”がついに発表された。なんと、2004・2006年K-1 WORLD MAX世界トーナメント優勝者ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)の電撃参戦が決定。トーナメント準々決勝で現K-1スーパー・ウェルター級王者オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)と新旧K-1王者対決が実現する。


【写真】会見にルーマニアからオンラインで出席、ブアカーオ参戦を発表したカルロス菊田K-1プロデューサー

 ブアカーオの参戦は、6月13日(木=現地時間)ルーマニア・ガラツィのスティールスタジアムで開催される『K-1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024』の視察でルーマニアに訪れているカルロス菊田K-1プロデューサーがオンラインにて会見に出席し、発表した。

「ワイルドカードを決めるまでいろいろな選手と交渉を重ねてきました。我々がその中でベストだと思われる選手に参加してもらいます。今回RIZINさんから多大な協力を得ました。感謝します。発表が長引いてしまったことには申し訳なく思っています。ベストなカードは何だろうかと追求しました。世界の様々な選手、日本の選手と交渉しました。その中でブアカーオ選手がベストだろうということで発表直前でサインをいただいて両者合意しました」と、候補の中で最もいいカードを出すことが出来たと胸を張る。


 42歳という年齢で過酷な1日3試合のワンデートーナメントを勝ち進むことが出来るのか、との問いには「当然ながら42歳ということでいろいろなお互いの主張がありましたが、最終的には納得してサインをしたので問題ないということだと思います。彼は強いパッションを持っているので、いい試合をしてくれるのではないかと思っています」と最大1日3試合には合意しているという。

 対戦相手がブアカーオに決定したフェン側の反応も気になるところだが「これまでにブアカーオじゃないかとの噂が出ていたので、本人は問題ないということで準備万端整えているということです」と、ブアカーオになるかもしれないということは想定していたようだ。

 カルロスPは「日本以外の国からの(放映)オファーがたくさんあります。ブアカーオが出るのではないかというネットの噂を聞きつけて、各国の放送局から問い合わせがあります。今大会は海外でも放送されることになるのでK-1の世界再進出においても非常に効果があります」と、ブアカーオが出るのではないかという噂の段階で世界各国から放送・配信の問い合わせが来たと反響の大きさを明かす。

 契約は今回のトーナメント出場のみとなっているが、「王者になれば当然していく」ともし優勝した場合は引き続きK-1に参戦してもらいたいとする。

 そして「私も2000年代にK-1の仕事をさせていただいて、彼の強さを目の当たりにしたので、その強さのまま参加するのか、若い選手がレジェンドを倒していくのか。当然20代の選手にフィジカルではかなわないので精神力と技術で立ち向かうと思います。文字通りレジェンドですので、レジェンドが果たしてまたさらなるレジェンドになるのか、それとも若い選手が打ち負かして新たなレジェンドになるのか」を見どころとしてあげた。


 また、MAX決勝トーナメントのリザーブファイトとしてセルジオ・サンチェス(スペイン/INDAR VITORIA TEAM)vs.ペトロス・カベリーニョ(ブラジル/TEIXEIRA TEAM)も合せて発表された。

 サンチェスは、2017年9月のK-1に初参戦しスーパー・ウェルター級で日菜太と激戦を繰り広げたスペインの強豪。ISKA世界スーパーウェルター級王者、WAKO-PRO世界同級王者、WAKO-PRO欧州同級王者。戦績は76勝(12KO)15敗。2024年5月18日にはイタリアでK-1 WORLD MAX2009・2010世界王者で2019年ONEキックボクシングフェザー級世界グランプリ王者のジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)と対戦し、3分5Rを戦い抜いて判定で敗れているものの、ペトロシアンの鼻の骨を折ったと伝えられている。

 カベリーニョは、190cmと長身のブラジリアンファイターで、南米WGPキックボクシングの世界ウェルター級(-71.8kg)王者。戦績は22勝(9KO)7敗。オープンフィンガーグローブの試合も経験しており「派手な試合をする破天荒な面白い選手」(宮田充Krushプロデューサー)だという。

 なお、13日に行われるルーマニア大会についてカルロスPは「エロール・ジマーマンはワールドGPに出たいという話があって実現できなかったんですが、楽しみにしています。また、今大会にはレミー・ボンヤスキーとアレクセイ・イグナショフも来場するとのことで、レジェンドのDNA(弟子)を日本で見ることはないので、そんな話もできればと思う。レミーはインタネットを使った格闘技ビジネスをしていて相談したいというのがあって、そちらも楽しみです」と伝えた。

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