RIZINの協力を経て、ブアカーオが“ワイルドカード”としてK-1 WORLD MAX「-70㎏世界最強決定トーナメント」に参戦(C)RIZIN FF
2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX』の記者会見が、6月11日(火)都内にて行われた。
同大会で行われる「-70㎏世界最強決定トーナメント」で未定となっていた“ワイルドカード”がついに発表された。なんと、2004・2006年K-1 WORLD MAX世界トーナメント優勝者ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)の電撃参戦が決定。
【写真】K-1 WORLD MAXで魔裟斗のライバルとして君臨、世界トーナメントを2度制したブアカーオ
ブアカーオは2004年7月からK-1 WORLD MAXに参戦し、トーナメント決勝で魔裟斗を破って初出場初優勝。2006年6月には決勝でアンディ・サワーを破り、MAX史上初の2度目の優勝を飾った。2010年11月にはシュートボクシングの世界トーナメント『S-cup』にも出場し、優勝している。
K-1の活動休止後も世界中で活躍し、高い勝率を誇った。コロナ禍のためリングから離れていた時期もあったが、2022年7月に約3年ぶりに復帰。2022年8月には三浦孝太とエキシビションマッチを行い、続く9月には素手ボクシングの『BFKC』に初出場して110秒でKO勝ち。10月にも佐藤嘉洋とエキシビションマッチを行った。2013年10月にはRIZINで実に10年ぶりとなる日本で試合を行い、安保瑠輝也に押し気味のドロー。その後もRWSやBFKCで試合をして負けていない。
2024年3月にはRIZINに2度目の参戦、木村“フィリップ”ミノルに1Rはピンチに追い込まれながらも2Rに逆転KOしたのは記憶に新しい。K-1 WORLD MAXの-70kgトーナメント参戦は、K-1 GLOBALが主催した『K-1 World MAX 2014 World Championship Tournament』以来、実に10年ぶり(エンリコ・ケールに決勝で敗れ準優勝)。日本のK-1の舞台には2009年10月以来の15年ぶり登場となる。
【写真】現K-1スーパー・ウェルター級王者(-70kg)としてブアカーオを迎え撃つオウヤン・フェン(C)K-1
トーナメントでは準々決勝で現K-1スーパー・ウェルター級王者オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)と戦うことになり、新旧K-1王者対決が実現。42歳になったブアカーオが2006年以来、18年ぶりにK-1MAX -70kg世界王者に返り咲くのか、注目される。
ブアカーオは「今回再びK-1のリングで戦えることになって興奮していますし、嬉しく思っています。オウヤン・フェンのビデオを見て強い選手だとは思いましたが、自分にとっては全く問題ないです。私はいつでも戦う準備は出来ていますし、自信もあります。今回のK-1の大会で再びチャンピオンのベルトを巻く力があることを証明します。K-1ファンの皆さん、私がまだK-1のリングで戦って、チャンピオンになる姿を楽しみにしていてください。頑張ります!」と意気込みを語っている。