シッティチャイ(左)と野杁のフェイスオフ(C)ONE Championship
2024年6月8日(土)タイ・インパクトアリーナ『ONE 167』の大会前記者会見&公開練習が、5日(水)タイ・バンコクのWaldorf Astoria Bangkokで行われた。
メインイベントのONEフェザー級ムエタイ世界タイトルマッチを争う王者タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)、挑戦者ジョー・ナタウット(タイ)はもちろん、日本から出場する野杁正明(日本/team VASILEUS)、北野克樹(日本/誠至会)も会見に出席。
冒頭のスピーチに登壇したONE Championshipバイス・プレジデントのリッチ・フランクリンは「今大会は、Prime Videoとのパートナーシップ3年目を飾る一大イベントになる。今年は米国デンバーとアトランタでも大会の開催を控えており、過去最高のシーズンとなる」と期待を寄せた。
メインイベントでONEフェザー級ムエタイ世界タイトル防衛戦を迎える王者タワンチャイは「前回は(ナッタウットの)キックボクシングの実力に驚かされた。しかし、ムエタイルールならば違った展開になるだろう」とコメント。対する挑戦者ナタウットは「タワンチャイの実力は十分承知している。今回は機会を見計らってそれを生かしたい」と前回の経験を活かして戦いたいと話した。。
野杁正明のONEデビュー戦を迎え撃つ、ONEフェザー級キックボクシングとムエタイで3位に立つシッティチャイは「ノイリ(・マサアキ)は日本のスーパースターで実力者であり、戦う機会をもらえたことは嬉しく思う。ただ、自分の復活を示す試合になるだろう」と復活宣言。野杁は「シッティチャイはレジェンドでテクニックのある素晴らしい選手だが、僕はそういう選手と戦いたくてONE Championshipに来た。僕自身、凄く楽しみで仕方ない。今回の試合は、シッティチャイの復帰戦って思われがちだが、あくまで僕、野杁正明のONEデビュー戦です。なんの技であれ、必ずKO決着で終わるので楽しみにしておいてほしい」と力強く語った。
また、2022年8月のノンオー戦での怪我により長期戦線離脱していたリアム・ハリソンは「怪我を乗り越え猛練習をしてきた。この2年間で見せられなかったことをリングでまた見せられることをとても楽しみにしているし、興奮している。ファンが熱くなる試合を見せるのが待ちきれない」と試合が待ち遠しいとした。
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そんなレジェンドと対戦する北野克樹は「僕は3歳から格闘技をしてきた。リアム・ハリソン選手は経験が多くキャリアが長いが、僕も小さい頃から試合を重ねてきたので不安はない。必ずKOで勝つ」とKO宣言で応えた。