シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】ONEで逆転KO勝ちの森岡悠樹「2、3回投げられても最後にKOで倒せば問題ない」

2024/05/31 21:05
 2024年6月15日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 act.3』(U-NEXT配信)にて、SB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)と56.0kg契約オープンフィンガーグローブマッチ3分3R無制限延長Rで対戦する森岡悠樹(北流会君津ジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。  森岡はKNOCK OUTを主戦場とし、2022年11月に壱・センチャイジムと「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」の決勝戦を争ったが、判定2-0で敗れてタイトルを逃しリベンジ失敗。2023年は 「スックワンキントーン」にてスーパーバンタム級トーナメントを全試合KOで制し、自身初のベルトを獲得。8月にはK-1 GROUPとの対抗戦で内田晶を初回KOに仕留めて殺傷能力の高さを証明したが、9月に古木誠也に初回KO負けを喫した。2024年5月の『ONE Friday Fights 62』に初参戦すると、ペイマン・ゾルファガリにダウンを奪われる劣勢もノーモーションの右ストレートで逆転KO勝ちを飾ったばかり。戦績は16勝(9KO)9敗1分。 問題ない相手だと思うので次の日に仕事を入れています(笑) ――今回SB初参戦になりますが、SBのリングに上がろうと思った理由は? 「5月10日の『ONE Friday Fights 62』で1RKO勝ちした後、KNOCK OUTから急遽オファーをいただき、対戦相手はSBのチャンピオンということだったので断る理由もなく、挑戦しようと思って受けました」 ――SBという団体にはどういう印象がありますか。 「特に気にはしなかったのですが、海人選手を代表に強い選手がいる印象でした。まさか自分が上がるとは全然考えていなかったです」 ――SB初参戦で現SB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太選手と対戦することになりました。選手としてどういう印象がありますか。 「今までSBのことを気にしていなく、チャンピオンのことも特に気にしてませんでしたが、山田兄弟は有名なので知っていたので、ここで勝てば美味しいかなと思っています。自分と対戦しているオートー・ムアンパープーン選手と試合した映像を見たところ、ボディフックでKO勝ちしていたのでパンチは上手いかなと思っています。ですが、自分の方がリーチはありますし、先にストレートを当てれば問題ないかなと。相手のボディブローを当てられる前に自分のパンチをぶち打ち込んでやります」 ――双子あるあるなのですが、オートー選手をKOしたのは対戦する虎矢太選手の兄の彪太朗選手の方ですね(笑)。 「失礼しました(苦笑)。前回、山田選手がKOされたバックブローを警戒していると思うので、そこも見せられたらいいなと思います」 ――SBで投げ技や立ち関節技が認められていますが、そこに関しては? 「ずっと首相撲をやっているので、特に投げの練習はしていないです。投げられないことだけは対策していて、正直、2、3回投げられても最後にKOで倒せば問題ないかなと思います。ムエタイのテクニックがあるので投げは全然怖さはないです」 ――今回、森岡選手の提案で急遽オープンフィンガーグローブでの試合となりました。 「KNOCK OUTから今回のオファーが来た時に、自分はOFGが得意なのでOFGでやれないですかとお願いしたところ、OFGで受けてくれたのでありがたいですね。前回のONEに続いてOFGは2戦目になりますが、OFGで練習するとはめている感触がグローブとは違っていて、自分に合っているなと思います」 ――OFGだとどういうところが自分に合っていると思いますか。 「ミット打ちをやっていると拳の芯に当たる感じがするので、自分的には合っているなと。自分の武器のストレートもコンパクトに打てるので、すぐに倒せると思います」 (C)ONE Championship――OFGだと首相撲もやりやすいですか? 「やりやすいですね。向こうは投げやすくなるのかもしれませんが、自分も組んだ時にしっかり組めてヒザをぶち込めるのでメリットになります」 ――山田選手は会見で「僕に対してOFGマッチで話を持ちかけてきたことを後悔させる」と言われていました。 「自分は仕事で会見に行けなかったので配信を観させてもらったのですが、向こうもパンチに自信があるみたいなので、お互いに得意な土俵で勝負して打ち勝てればいいなと思います。しっかりKNOCK OUTの選手らしい試合をして、KNOCK OUTのベルトに絡めるような試合をしたいですね。今、KNOCK OUTのBLACKのチャンピオンは古木誠也選手なのですが、SBで負けて古木選手に挑戦するのは違うなと」 ――SBとKNOCK OUTとの対抗戦も意識していますか。 「そうですね。前回、KNOCK OUTの栗秋祥梧選手がSBの山田彪太朗選手に負けたことで、次にKNOCK OUTのチャンピオンの龍聖選手が出ることになった流れにムカついてます。自分がしっかり勝って、古木選手がSBに出る必要もないことを証明し、僕が一度負けている古木選手にリベンジすることを考えています」 ――森岡選手は“船乗り兼キックボクサー”のニックネームが付いていて、船乗りのお仕事をされているんですよね。 「本業が船を運転する仕事でして、毎日船に乗って、ジムのある君津の港から市川、横浜の港に荷物を運んでいます」 ――以前に、試合の翌日に船乗りの仕事をされているのをSNSで拝見したのを見てタフだなと感じました。今回もSBの大会翌日は仕事ですか? 「そうですね。今回はヒジ打ちもないですし、相手はチャンピオンですけど、問題ない相手だと思うので次の日に仕事を入れています(笑)。自分の得意なOFGで試合を受けてくれたチャンピオンをしっかりKOするので期待してください」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.332
2024年5月23日発売
特集「格闘サマーウォーズ」では堀口恭司vs.ペティス再戦、『超RIZIN.3』朝倉未来vs.平本蓮プレビューや、平良達郎、鶴屋怜、渡辺華奈、野杁正明、海人、クレベル、鈴木千裕の大一番に迫る!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント