杉山が渾身の腕十字を極めて見事な一本勝ちを飾った
DEEP JEWELS 25
2019年9月1日(日)東京・新宿FACE
▼メインイベント 第7試合 DEEP JEWELSフライ級 5分3R ※ヒジ打ちなし
〇杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)
一本 2R 4分04秒 ※腕十字
×赤林檎(フリー)
1R、赤林檎は右ストレートでボディを狙っていく。杉山はパンチをフェイントにしてのタックルを狙うが赤林檎は切っていく。杉山はようやく組み付くとヒザ蹴りを入れながら、外掛けでテイクダウン。そのまま抑え込みの時間が長く続く。杉山がパウンドを打とうとしたところで赤林檎が起き上がり、立ち上がるが杉山は胴タックルですぐにテイクダウン。そしてパウンドを打ち込み、足関節を仕掛けて優勢を印象付けた。
2R、杉山は高めの左ミドルを蹴ると、続いての左フックで赤林檎をダウンさせる。すかさず上に乗り、リアネイキドチョークを仕掛ける杉山だがなかなか極まらず、赤林檎は立ち上がって正対する。
離れると杉山はパンチから組み付き、外掛けして回しながら倒すテイクダウン。今度は腕十字の体勢をじっくりと作り上げていく杉山。赤林檎もクラッチして必死のディフェンス。しかし、杉山が渾身の力を込めて腕を伸ばし、一本勝ち。場内は割れんばかりの大歓声に包まれた。
杉山はマイクを持つと、「ジュエルスの場に立たせてくれた佐伯さん、ありがとうございます。勝ったことはめちゃ嬉しいんですが、格闘技界の最前線に村田夏南子ちゃんとか渡辺華奈ちゃんとKING(レイナ)とかがいて盛り上がっていて私が勝手に戦友と思っている感じなんですが。でも私が最年長なんです。引っ張っていかないといけないのに…。ジュエルスは次回も決まっています。頑張りましょう。ジュエルスを最高の団体にしましょう」と、自分が女子格闘技を引っ張っていく存在になって盛り上げたいと語った。
▼セミファイナル 第6試合 DEEP JEWELSアトム級 5分2R
〇青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)
一本 2R 3分53秒 ※肩固め
×古澤みゆき(総合格闘技道場BURST)
1R開始すぐにタックルに入る青野。両足タックルは切られたが首投げでテイクダウンを奪い、袈裟固めに。袈裟で抑え込んだまま顔面を殴り続ける青野。その状態が長く続き、青野は上に乗って肩固めを狙うが古澤は立ち上がる。すかさず片足タックルで寝かせる青野。肩固めの体勢に移行するが古澤は極めさせず。
2Rもすぐにタックルで飛び込む青野。これは切った古澤だが、青野は組み付くと相手の両腕を脇に挟んで投げてテイクダウン。首に腕を巻きながらポジションを変えに行く青野。一度立ち上がってパウンドを打つと、サイドを取って肩固め狙い。
一度マウントになり、再び肩固めに。最後は肩固めとチョークのミックス技のような形となり、最初から最後まで青野がほぼ一方的に攻めての一本勝ちを収めた。