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【K-1】王座挑戦目前の6連勝・兼田将暉がISKA世界王者・寺田匠と対戦「軍司選手が見て挑戦者に相応しいと思う戦い方をするしかない」(兼田)「勝って次、軍司選手とのタイトルマッチに行く」(寺田)

2024/05/22 19:05
【K-1】王座挑戦目前の6連勝・兼田将暉がISKA世界王者・寺田匠と対戦「軍司選手が見て挑戦者に相応しいと思う戦い方をするしかない」(兼田)「勝って次、軍司選手とのタイトルマッチに行く」(寺田)

K-1フェザー級王者・軍司の首を狙う兼田(左)と寺田が対戦

 2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』の対戦カード発表記者会見が、5月22日(水)都内にて行われた。

 フェザー級3分3R延長1Rで兼田将暉(RKS顕修塾/K-1甲子園2017 -60kg王者)と寺田匠(team VASILEUS/ISKA世界スーパー・フェザー級王者)が対戦する。


 兼田は関西キック界のフェザー級でトップに君臨するサウスポー。『K-1甲子園2017』の-60kgで優勝した後、ACCELフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、元RKSスーパーフェザー級王者と3つの団体で王座を獲得している。2017年11月にK-1で横山朋哉に判定勝ち。2021年4月には『KNOCK OUT』に参戦し、栗秋祥梧から判定2-0で勝利を収めた。2022年12月に元K-1フェザー級王者・椿原龍矢にも勝利し、2023年12月はダウサヤームにKO勝ち、2024年3月にはRISEとの対抗戦で戸井田大輝をKOしてK-1グループで6戦全勝。戦績は22勝(9KO)2敗。


 寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んでABEMAの番組企画『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると6戦無敗の快進撃を続けていたが、2023年6月の元Krushフェザー級王者・新美貴士との試合で初黒星。11月にはイタリアの『OKTAGON』でISKA世界スーパーフェザー級王座を奪取、2024年2月は『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で冨永武聖から1RでTKO勝ちを奪った。今回よりteam VASILEUSに移籍して新境地でスタートする。[

「フェザー級で一番強いと言われている兼田選手と試合が決まりました。勝った方がタイトルマッチだと思っているのでそれに向けて頑張ります」と寺田が言えば、兼田は「寺田選手が言った通りこれで勝てばタイトルマッチをやりたいんですが、どうですか? 僕は発信した通り、正直、次はタイトルマッチでもいいのかなと思っていたけれどカードを組んでくれた以上はクリアして、次は絶対に王者の軍司選手とやりたいのでこの試合は絶対に勝ちます」と、この試合に勝った方が次期タイトル挑戦者にふさわしいと口を揃える。


「内容にはこだわっていなくて、この試合に勝てば(タイトルに挑戦できる)。ガムシャラに勝ちに行こうと思います」と勝つことが最優先とする寺田に対し、兼田は「とりあえず勝つという言い方はおかしいですが、軍司選手が見て挑戦者に相応しいと思う戦い方をするしかないと思います」と内容を見せて勝って挑戦者にふさわしいと軍司に思わせたいという兼田。

 互いの印象を聞かれると、寺田は「技術に関してはフェザー級トップだと思います」、兼田は「パワーがあってスピ―dもある。一番はパワーだと思っています」と互いを評する。

「技術に関しては」という言い方をしたのはなぜかと聞かれた寺田は「スタミナとか気持ちの強さとかは自分の方が優っていると思います」と、技術以外はすべて優っている」と言い放つ。それを聞いた兼田は「練習します(笑)。そう思われているので。それか技術で完封します」と答えた。


 寺田は発表されたばかりのteam VASILEUS移籍の心境について、「5人いるけれど自分以外みんなK-1のベルトを獲っていて、僕だけがないので。大前提としてK-1のベルトを巻くのが目標なので、勝って次、軍司選手とのタイトルマッチに行きます」と、K-1王者になって他のチームメンバーと肩を並べたいという。

 次期タイトル挑戦者の最右翼と見られていた兼田は「また一戦しないと辿り着けないのかとガッカリした部分があるんですが、相手を聞いてISKA世界王者なのでやってやろうかって感じでした」と、ISKA世界王座を保持する寺田がなら相手に不足なしと火が付いたようだ。

 兼田は3月のRISEとの対抗戦に出場してKO勝ちを奪っており、「1R目の最後にもらってしまったのが反省点。そこからは自分の戦い方が出来てKOという分かりやすい形で決着が付けられたので、そこには成長を感じています」と成長を感じられる一戦になったとする。


 今回もKO勝ちを狙うかとの問いには「やってみて対面しないと分からないですが、理想はスパッと行きたいですね」とKOで勝つことを理想に掲げた。

「危険なのはストレートですね」と兼田が危険な相手と認識しているようだが、「試合動画をいただいて見ていて、武尊さんにも試合を見てもらって『この技使えるね』って案が出ていて。それを練習で試していいものを試合で出したい。武尊さんとは一緒に練習する機会が多いので(アドバイスは)KREST時代よりも多いです」と、武尊から直々にアドバイスをもらっているとした。

 兼田は軍司に言いたいことはあるかと聞かれると「今回の試合しっかり見といてください、と言いたいです。もう逃げるな、でお願いします」とメッセージ。

 最後に寺田は「ジム移籍してフリーになってVASILEUSで練習するようになって、環境が変わっての一戦目なので、これで負けたら環境のせいにされるので絶対にこの試合は勝ちに行きます」、兼田は「僕がしっかり会場を一番盛り上げて、次の挑戦者は兼田しかおらんやろってところ見せつけて一番盛り上げます」と、それぞれ語った。

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