シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】KNOCK OUTの栗秋祥梧を迎え撃つ山田彪太朗「まずは日本最強を目指しているのでこの試合は圧勝して僕の実力を証明したい」

2024/03/28 18:03
 2024年4月13日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 ACT.2』にて、57.6kg契約3分3R延長1Rで栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)と対戦するSB日本ウェルター級王者・山田彪太朗(シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。  山田ツインズの兄・彪太朗は2019年8月にプロデビューすると4連勝(無効試合を挟む)を飾ったが、2021年4月に翔に初黒星を付けられた。2022年11月の次期挑戦者決定トーナメントで優勝。12月のRISEとの対抗戦で門口佳佑戦に逆転負けを喫したが、2023年4月に川上叶に勝利してSB日本フェザー級王者となった。その後は6月にオートー、11月にヨードタノン、2024年2月にペットシートーンとムエタイを相手に3連勝。戦績は15勝(5KO)3敗1無効試合。 虎矢太に大森選手へのリベンジを任せて、僕も門口選手にリベンジをしたい ――『RISE ELDORADO 2024』で弟の虎矢太選手が大森隆之介選手のバックブローを受けて1RKO負け。担架で運ばれていましたが、大丈夫でしたか? 「試合後に虎矢太と会話したら『オレ、どんな感じだった?』と所々で記憶がなかったりするのですが、意識はしっかり戻って今は体調が悪くもなさそうなので大丈夫です。試合前のアップはすごく調子が良さそうでしたが、リングの上では緊張してしまったのか動きが硬かったですね」 ――虎矢太選手の初敗北を受けて何か考えたことはありますか。 「これから山田ツインズ二人でのし上がっていきたかったところだったので、虎矢太の負けはもちろん悔しいですけど、虎矢太は虎矢太、自分は自分なので僕は気持ちをしっかり切り替えて次の試合に向けて集中したいと思います」 ――そういったところに、今回、栗秋祥梧選手という強豪選手が用意されました。 「一発の強い選手なので、気を付けて集中して試合に臨まないといけないなと思います。波のある選手ですが、波がある分、相手のペース、距離に一発はまるといけないという緊張感はあります」 ――以前から意識していた選手ですか? 「そうですね。同じ階級の選手なのでいずれ対戦することもあるんだろうなとずっと思っていました」 ――栗秋選手と2度対戦(2016年10月23日、2017年9月16日)しているシーザージム先輩の笠原弘希選手から何かアドバイスはありました? 「特にまだアドバイスはもらっていないのですが、当時アマチュアだった僕はその試合を生で観ていたので、栗秋選手の威力の怖さは感じていました。その時からずっと活躍している選手と、今自分がやることになって感慨深いものがあります」 ――最近だと、昨年4月にSB日本フェザー級4位の内藤凌太選手と対戦して接戦を繰り広げていました。 「今回の試合が決まってから試合映像をチェックしましたが、いつもの栗秋選手の良さが出ていない試合でした。内藤選手の戦い方が良くて参考になったので、僕も真似してやろうかなと思います」 ――今回の試合に向けて強化していることはありますか。 「栗秋選手の左フックが強烈なのでそれをもらわないようにディフェンス面を強化しています。あと今年は全勝全KOを目標にしているのでパンチの1つ1つの精度を上げる練習をしています。ちなみにダムさんからは『パンチに気をつけろ。あとは彪太朗の戦い方ができれば勝てる』と言われています」 ――昨年4月の川上叶戦以降、タイ人選手との試合が3試合続きましたが、久々の日本人選手との対決ということで戦い方の面でやりづらさはないですか? 「そうですね。でも念願のトップどころの日本人選手との対戦で、このカードが発表されての反響が大きかったので自分としては嬉しいです。栗秋選手はKNOCK OUTでは龍聖選手に続くナンバー2の選手だと思うので、僕はSBのトップとしてしっかり勝たなければ話にならないですし、まずは日本最強を目指しているのでこの試合は圧勝して僕の実力を証明したいと思います」 ――栗秋選手に勝ってその後はやはり他団体との王者対決をアピールしますか? 「アピールすればいいというわけではないと思いますが、RISEに虎矢太の試合の付き添いで行ってあの空気を感じると自分も他団体のリングで暴れたい気持ちも出てきました。一度敗れている門口佳佑選手と、虎矢太をKOした大森選手は同門なので、虎矢太に大森選手へのリベンジを任せて、僕も門口選手にリベンジをしたいですね。とりあえず次の試合では会場が盛り上がるバチバチに打ち合いをして、4月なのでSBのリングに満開の桜を咲かせたいと思います」
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