2024年4月13日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 ACT.2』にて、オープンフィンガーグローブマッチ3分3R無制限Rで初代GRACHAN無差別級王者・荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス大阪稲垣組)を迎え撃つSB日本ヘビー級3位・坂本優起(シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
昨年11月の関根“シュレック”秀樹戦との敗者髪切りマッチで敗れ、落ち武者カットにされた坂本は今回リングネームを懸けた一戦に臨むことになりそうだという。坂本は10戦無敗のMMAファイターを相手に名誉挽回の勝利を手にすることができるか。
手数では負けない自信があるので問題ない
――試合に向けて今はどういったところを強化してますか。
「体力を強化しています。やはりデカいやつとやっていくには、まず体力がないと厳しい戦いになりますから。スーパーウェルター級でやっていた時の練習内容とは変わりましたよね。.ヘビー級の戦いでは一発一発をしっかり叩けるようにドラムミットの本数を増やしました」
――今回も体重差のある相手になりました。
「20kg以上の差があると、やっぱり1発ももらえないですよね。前回の関根“シュレック”秀樹戦も体重差があって、1発で効されてダウンしてしまいましたから」
――さらにグローブよりも薄いオープンフィンガーグローブをはめることで危険度は増しますか?
「いや、自分的には普通のグローブの方が効きやすい気がしますね。オープンフィンガーだと痛みがあるという選手もいますが、僕はそんなに変わらないです。どっちのグローブも変わらないですよ」
――掴みやすいことで有利になったりは?
「相手はデカくてヘビー級なので掴めないので有利にはならないですね。普通のグローブの方が当てやすいとは思うんですけど、的が小さくなるので気をつけて当てなきゃいけないとは思います」
――昨年11月月の関根戦に関してですが、ご自身的に敗因はどう考えてますか?
「関根選手に押されて後ろに下がるだけの展開になってしまったのが敗因ですよね。そうならないように、攻撃を出される前にこっちが打撃を出すことを考えています」
【写真】関根との敗者髪切りマッチで敗れ、リング上で髪を剃られた坂本――その敗者髪切りマッチで敗れ、関根選手にリング上で髪を切られてしまいましたけど、心境的にはどういう感じでしたか。
「心境ですか…早く伸びてくれればいいなって(苦笑)。いつか関根選手にリベンジしたいとは思います」
――そして今回はお互いのリングネームを懸けた一戦となりました。
「僕的には試合をしっかりすることが大事なんですが、毎回何か賭けるキャラクターみたいになっちゃってますね(笑)。前回はシュレック選手に髪の毛をいかれちゃってるので今回はきっちり“怪獣キラー”の名前いただきますよ。そして、僕がリングネームとSBの看板を守ります」
――対戦相手の荒東選手にはどういった印象がありますか?
「なんかユニークな方ですよね。試合映像は少しだけしか見てないです。構えが立ち技向きの構えで、手数自体は少ない選手だったので、しっかり当てていけば自分のペースでやれるかなと思いました。手数では負けない自信があるので、問題ないです」
――前回に続いてMMAファイターとの試合になりましたが、MMAファイターには苦手意識、得意意識のどちらがありますか?
「どちらかというと苦手ですね。キックボクサーとは違って結構タックルしてきてこっちのテンポを乱されるので苦手ですね。あと、キックボクサーとは違ってパワーもありますよね。そもそも体重差が違うからパワーが違うのは当然なんですけど。組まれたら、やっぱりMMAの選手は離してくれないこともやり辛いです」
――そういう展開を回避するためにウェイトトレーニングもやられたりしますか?
「やはりパワーが重要なので、以前よりも強化しています。やっぱり体重が増えるとパワーも増していて、スーパーウェルター級の時よりもウェイトトレーニングの数値は上がっています」
――今回勝って次に考えていることはありますか。
「シュートボクシング協会から言われた相手と試合するだけですよ」
――現在3連敗と勝ち星から遠ざかってますけど、今回は背水の陣の覚悟でしょうか。
「いや、昔から連敗はしているのでそこは特に気にしてないですね。連敗してても前向きにやっているので次も期待しててください」