キックボクシング
ニュース

【RISE】“JKファイター”辻井和花が制服でハイキック「強くて、華がある、面白い試合が出来る選手になっていきたいです」

2024/03/27 12:03
 2024年4月21日(日)東京・後楽園ホール『RISE 177』にて、アトム級(-46kg)3分3Rで坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)と対戦する、辻井和花(BRING IT ON パラエストラ AKK)が公開練習を行った。  辻井は極真空手で20戦17勝、RISEのアマチュア大会RISE NOVAの全日本女子トーナメントで2021年に-47kg級優勝、KNOCK OUTアマチュア大会-47kg級優勝などの成績を収め、2022年10月の『RISE』にて16歳でプロデビューした。そのデビュー戦こそ小林穂夏に敗れたが、以後は『KROSS×OVER』で3連勝、2023年10月には松本徐倫を破り僅か4戦目にしてKROSS×OVER GIRLS-KICK アトム級王座に就いた。サウスポーで左ストレートが得意。姉の辻井和奏もプロキックボクサーで、妹も空手とキックボクシングを学んでいるという格闘三姉妹だ。Instagramのフォロワー数は12万人。  今回対戦する坂田は原口健飛率いるFASCINATE FIGHT TEAMの所属で、RISE QUEENミニフライ級王者・小林愛理奈の盟友。4勝6敗2分と黒星が先行しているが、小林のスパーリングパートナーとして実力を上げている。前回2023年8月には小林穂夏を相手にドローに持ち込んだ。  公開練習に辻井はなんと制服で登場。ワンツー、左ミドル、右フック、前蹴り、ハイキックなどを軽快なリズムでミットに打ち込んだ。 「制服で写真を撮ることも多いので、自分らしい個性を表せたと思います」と、制服での公開練習に臨んだ理由を話す辻井。4月からは“LJK”3年生になる年度だが目標を「全勝」と掲げる。  三女も4月から高校生となるため「妹も活躍してくれると思うので、“辻井三姉妹”で活躍したいです。姉としても楽しみだし、3人で強くなっていくのも楽しみです」とした。  RISEにはプロデビュー戦以来、1年5カ月ぶりの参戦となるが「やっとまた戻って来れて、次は勝とうという気持ちになりました」と初勝利を狙う。 「前はデビュー戦だったので凄く緊張したのもある。プロで試合を重ねて慣れてきたっていうか、練習も試合も慣れて来たなって思います」と、デビュー戦の時は緊張しすぎていい動きが出来なかったと振り返る。 「本当に凄く緊張して。言い訳じゃないけれど、何も考えられなくなって自分の動きが出来なかったので、試合にも慣れてきて次は自分の戦いたいように出来ると思います」  今はもう緊張しないかと問われると「そういうわけではないですけれど、デビュー戦の時は何が何だか分からなくいて。お客さんがいっぱいいるところで戦うのは初めてだったし。でもだんだん慣れてきて、そういうところが成長したと思います」と答えた。  対戦する坂田とは「いつか戦うだろうなと意識していた選手なので、やっとかって感じで。負けられないって思いました。自分が負けている小林選手とドローなので、そこで勝って自分が成長したところを見せたいです」と、以前から戦うことになると意識していたとする。 「打たれ強いと思います。打って効かなくても打ち合いには自信があるのでそこでも負けないです。なんだかんだいって打ち合いの展開になることが多いので、自信を持って行こうかなと思っています」と、打ち合いも上等だと言い放つ。 「打ち合いの練習とかはしてないけれど、試合で打ち合いの展開になった時、デビュー戦の小林戦もそうだったんですが動画を見返したら意外と反撃できているんだって。自分も打ち合い出来るんだって思いました」と、アマチュアボクシングで実績のある小林を相手に打ち合えたことが自信になっている。  成長期で身長が伸びた、身体が大きくなったのはあるかとの質問には「大きくなったとは思わないですが、首相撲をやる時に『力がついたね』って言われることが多いです。ミットとかやってもらっても力がついたね、大きくなったねと言われます。自分では分かりませんが、言われることは多くなりました」と、自覚はないがパワー面で変化があるようだ。  姉の和奏は2月の『RWS』に出場し、タイで堂々の勝利を収めたばかり。「自分もやってやろうって気持ちになりました」と刺激を受けたとし、姉からのアドバイスはと聞かれると「お姉ちゃんは別に。あまり言ってないけれど『勝てるんじゃない』って言ってくれています」とのこと。ジムの大池代表からは「KROSS×OVERで王者になってベルトも持っているし、相手は持ってない。そこで負けてないし、次につなげたいし、負けられないと言われています」と“必勝”と檄を飛ばされているようだ。 【写真】姉の和奏(右)も7戦無敗のキックボクサー アトム級の絶対女王・宮﨑小雪についてどう思うかと聞かれた辻井は「テクニックも強さも他の選手よりもひとつ上。圧倒的な強さみたいなところがあるので、いつかあそこにたどり着けるようにもっともっと強くなっていきたいです。上手いし、強いし、凄いなって。宮﨑選手の動画を参考にすることもあるので、凄いテクニックが上手い選手です。RISEで何戦かして勝って、どんどん勝って行ってチャンスをつかめるようにしたいです」と、いずれは宮﨑と戦えるようになりたいとRISEでの目標を語った。  また、デビュー戦で敗れた小林については「自分が負けて小林選手が勝って以来、小林選手が出る試合はいつも見ていました」と意識し、「再戦のチャンスがあったら次こそは勝ちたいと思っています」とリベンジを狙うとする。  群雄割拠となっているアトム級、その中でどんな存在感を出していきたいかと問われると、辻井は「ファンの皆さんやいろいろな方が、自分の試合で楽しんでもらえるような。ただ勝つだけじゃなく強くて、ファンも増えて欲しいし、華がある、面白い試合が出来る選手になっていきたいです」と意気込む。華がある試合が出来る自信は「もちろんあります」ときっぱり。 「しっかり仕上げて自信満々で戦うので、応援よろしくお願いします」と、辻井は1年5カ月ぶりのRISE参戦へ向けてファンへメッセージを送った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア