計量をパスしていたストラッサーだが、試合は中止となった
2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホール『RIZIN LANDMARK 9』の前日公開計量が、22日(金)大阪市内にて15:15より行われた。
メインイベントの第12試合RIZINライト級(71.0kg)5分3Rで対戦するホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)と中村K太郎(UNITED GYM TOKYO)を始め、各選手が順調にクリアした中、2選手が計量オーバー。
【写真】「ナメるな!」と叫んでステージを後にしていたストラッサー
第8試合のRIZINウェルター級(77.0kg)5分3Rでストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)=と対戦するイゴール・タナベ(セラヴィー)が80.25kgで3.25kg超過。第1試合のフライ級(57.0kg)5分3Rで中村優作(TEAM FAUST)と対戦する、アルマン・アシモフ(カザフスタン)が59.40kgで2.4kgの超過に。
この2試合に関して、試合を実施するかしないかも含めて両選手陣営とRIZIN運営の間で協議が行われるとされていたが、同日21:00に次のように発表された。
第8試合のストラッサー起一vs.イゴール・タナベは、試合成立に向けて協議を進めていたが、試合を中止にすることが決定。
ストラッサーは計量直後の本誌の取材に「試合は俺はやるつもりでおるけど、あとはイゴール次第。こんなもん、アイツ次第や。なんで俺がアイツに合わせなあかんねんって話ですよ。俺はウェルター級で試合をしているし、ある程度条件はある。それをアイツが飲むかの飲めへんかの違いだけ。俺はやるよ」と答えていた。
第1試合の中村優作vs.アルマン・アシモフは、主催者および両陣営の間で試合成立に向けての協議を進めた結果、大会当日(3月23日)12時30分に、主催者および両陣営立ち会いの下、主催者管轄での当日計量を実施し、アシモフの計量結果が61.00kg以下であれば、試合を実施することが決定。
【写真】体重超過のアシモフに背を向け、ラウンドガールとのフェイスオフで笑いをとっていた中村
試合を実施する場合は、公式ルール第7条第4項および第5項に基づき、次のとおり条件付きにて試合が実施される。
[試合実施の条件]
1. アシモフの勝利は記録されず、次に掲げるとおり裁定される。
(1)中村が勝った場合、その結果を公式記録とする。
(2)中村が負けるか、引き分けた場合、記録はノーコンテストとする。
2. アシモフに減点を課した上で、試合を開始する。 本試合は階級超過体重が0.5kg以上につき
減点(レッドカード/50%減)とする。