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【K-1】勝利した城戸康裕・大和哲也・山崎秀晃のベテラン勢がタイトルマッチを熱望

2019/08/25 20:08
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪にて、開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪~』の一夜明け会見が、25日(日)大阪市内で行われた。  第5試合スーパー・ライト級3分3R・延長1Rで、K-1甲子園2016 -65kg王者・近藤拳成(大成会館)を大差の判定で破り、下克上を許さなかった元WBCムエタイ世界スーパー・ライト級王者の大和哲也(大和ジム)は、「約9カ月ぶりのK-1のリングになり、試合は力んで倒そうとしてしまい空回りした部分はあったんですが、ダウンを取って勝ったことにはホッとしています。9カ月自問自答して葛藤した日々を送り、父が亡くなったり、ジムを立ち上げるバタバタした中での試合だったんですが、勝って次につなげることができました。この9カ月でいろいろあって人生何が起こるか分からないので、この時を大事に過ごしてもっともっと強くなって皆さんにいい試合を見せ、大和哲也らしい倒し方ができるように頑張っていきます」と、心境を語った。  12月28日(土)には地元・愛知でK-1が初開催される。当然、出場したいと希望し、「スケジュール的にはそうなると思っています。バタバタして今年は2試合しかできそうにないですが、勝利できたので今回の反省を糧にして仕上げていきたい。今回倒していたら(メイン出場を)アピールできたと思いますが、内容でアピールできるように…やっぱりアピールしたいです(笑)」と、できればメインを務めたいとする。 (C)M-1 Sports Media 同時に「やっぱり僕はK-1のベルトを獲り来たので。次はキッチリと大和哲也らしい勝ち方をしてアピールしたいです」とタイトル挑戦もアピールしたいとした。  第6試合のスーパー・ライト級3分3R・延長1Rで、平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を撃退し、同じく下克上を阻止した第4代KRUSHスーパー・ライト級&第3代ライト級王者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は「平山選手は打たれ強くて強い選手だったので、僕の信条としていたKOができなかったのは悔しいですが、プラン通りの試合運びは出来たので次につなげられた。次は派手なKOを期待してください」と試合を振り返った。  前回12月の大阪大会では安保瑠輝也に敗れており、「地元が京都で近いので、仲間も来てくれる中で勝ちを見せて集まりたかった。前回は落ち込んで帰ってみんなをガッカリさせてしまったのでよかったです」と今回は勝つ姿を見せられてよかったと言うが、「大阪へ向けてはリベンジできましたが安保選手にリベンジできてないので、そこは僕の目標としてトレーニングしていきたいです」と安保へのリベンジは必ず果たしたいという。(C)M-1 Sports Media 次回、安保が持つK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座へ挑戦したいかとの質問には、「昨日の試合では直行でタイトルマッチをやらせてくれと手を挙げられる内容ではなかった。横浜は僕の第二の故郷・町田に近いので、横浜の仲間にも試合を見せたいのでまずは愛知もありますが横浜でアピールしていい勝ち方したいと思っています。やっている以上はベルトを目指して頑張っていくので、これからも注目してほしい」と、11月24日(日)横浜アリーナ大会に参戦してタイトル挑戦へつながる試合をしたいとした。  第8試合スーパー・ウェルター級3分3R・延長1Rで、WKU世界スーパー・ウェルター級王者アントニオ・ゴメス(スペイン)を2R1分48秒、左ハイキックで鮮やかにKOした城戸康裕(谷山ジム)は「いやあ、眠いよね。昨日が11時前入りだったので10時に起きて前の晩は2時に寝たんです。そこから一回も寝てないです。バッキバキです、目が」と、ずっと起きっぱなしだったという。  試合前の自作自演の煽りVTRが大いに滑ったことが話題となっており、「昨日の試合はうまくいったけれど、煽り映像がよく分からなかったと言われました。たこ焼きを投げられそうになったらたこ焼きになっていた、というのをやりたかったんですが、よく分からないと言われて。お笑い芸人がネタをやって滑ると空調の音が聞こえると言いますが、格闘家が映像で滑るとセコンドが気を使うということがよく分かりました。『切り替えて頑張ろう』と言われましたね。僕の気持ちは新大阪駅に行っていました。入場したくなかったです。思っていたのと違うぞと思って。一番印象に残っているのはセコンドの大宮司さんの苦笑いです」と、かなりショックだったようだ。 (C)M-1 Sports Media 試合後の武尊のモノマネでは笑いを取ったことについては、「最後に『K-1最高!』のモノマネだけしとけばいいので。適当にやっていました」と、苦肉の策だったと打ち明ける。KO勝ちできたことには「あそこまで変な空気になると、いいKOが生まれると思いました。取り返さないといけないなと思いました」と、映像で滑った分を取り戻そうと必死だったと笑った。  今後については「もちろんベルトを獲りに行かない手はない。次は11月に試合したいと思っています。11月にもし試合をしないのなら夏を遊ばないで頑張った意味がない。すぐにタイトルに挑戦させてくれなんておこがましいことは言いません。言われたままにします。僕は忖度するので。ワンデートーナメントも全然やれるならやりたい。ただメンバーがいるかな。クルーザー級に行くかってそんな話も言われたんですが、行けるわけないだろ。トーナメントになったらなったで楽しいからやりたいですね」と、空位となっているスーパー・ウェルター級王座を狙いたいと語った。<関連記事>8・24「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」の写真と全試合レポート
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