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【DEEP JEWELS】元プロ野球・松田亜莉紗がマドンナにTKO勝ち「『最強や』と言われる選手に」、栗山葵がMANAを得意の左で倒して3連勝、初回にダウン奪った銀GSBが瀧口に判定勝ち、角野晃平が潜る鈴木琢仁を鉄槌TKO!、山﨑鼓大が鮮烈左ハイKO勝ち

2024/03/17 15:03
 2024年3月17日(日)大阪・錦秀会 住吉区民センター大ホールにて『DEEP OSAKA IMPACT 2024 1st ROUND』が開催されている。  同大会は、指定席完売のため立見券を当日に販売。また、ツイキャスPPVおよびDEEP/DEEP JEWELS メンバーシップでライブ配信されている。 DEEP OSAKA IMPACT 2024 1st ROUND 速報 2024年3月17日(日)錦秀会 住吉区民センター大ホールOPEN/13:45 START/14:00 ▼DEEP JEWELSストロー級 5分3R〇松田亜莉紗(BLOWS・52.35kg)[1R 2分28秒 TKO] ※パウンド×マドンナ(タイ・50.30kg)  松田は、高校時代から硬式野球を始め、2013年から女子プロ野球チームの京都フローラに入団。2年目となる2014年には.300を超える打率を維持し、ジャパンカップ個人賞の外野手を受賞した。2017年12月に、MMAファイターになるために女子プロ野球を引退。  ハワイHMCでMMAを学び、2019年に結婚・出産を経験し1年間産休を挟み、2020年からMMAの練習を再開。元修斗世界ライト級王者の中蔵隆志代表率いるBLOWS所属で、MMAアマチュア2勝、2023年11月に万智を破り、プロ4連勝無敗でDEEP JEWELS ストロー級暫定王者となっている。対するマドンナはタイ出身ファイター。  1R、細かいステップのマドンナは右を突く。松田の左の蹴りを掴んで軸足を3度蹴って払ってテイクダウンを奪うが、松田はすぐに下から右を差して、シングルレッグからダブルレッグテイクダウンで上に。  首を抱えたままのマドンナにサイドを奪うが、なおも首を抱えたままのマドンナ。ヒジを入れてクラッチを切り、ハーフからアームロック狙いのマドンナに右のパウンド連打! 動けないマドンナにレフェリーが間に入った。  試合後、松田はケージのなかで「BLOWSの松田亜莉紗です。今日はたくさんの方に会場に来ていただきありがとうございます。イメージはあったのですが、ちょっとイメージ通りにはいかなかったですがとりあえず勝てて良かったです。まだまだもっと強くなって『最強やな』と言われる選手になっていきますので、今後とも応援、よろしくお願いします」と語った。  女子ストロー級(115ポンド/52.2kg)は、UFCでは中国のジャン・ウェイリーが王座に就く階級。5連勝をマークした王者・松田は、国内で実績を積み、近い将来、海外進出なるか。 【写真】3月9日に神田コウヤにスプリット判定で競り勝ち、DEEPフェザー級王者となった青井人(BLOWS)が地元に凱旋し挨拶。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS 59kg 以下契約試合 5分2R〇栗山 葵(SMOKER GYM・58.90kg)[1R 1分28秒 TKO] ※左ストレート→パウンド×MANA (blooM・59.00kg)  セミファイナルのDEEP JEWELS 59kg 以下契約試合では、2連勝中の栗山葵(SMOKER GYM・58.90kg)と、前戦で細谷ちーこを判定で下しているMANA (blooM・59.00kg)が激突。  1R、サウスポー構えの栗山の左の蹴りに、MANAは左ジャブを合わせる。追う栗山は圧力をかけて左ハイ、さらにインロー、左ストレートと散らす。  押し戻すMANAだが、圧力をかけ直した栗山がMANAを金網に詰めると、MANAの左に左クロス! 前方に上体を崩したMANAに葵が左右を打ち込み、レフェリーが間に入った。  地元で大歓声を受けた栗山は、「東京で試合をしていましたが、こうして大阪で試合が出来て嬉しいです。SMOKERの選手が出るので、これからも応援よろしくお願いします」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼フェザー級 5分2R×瀧口脩生(総合格闘技スタジオ STYLE・66.25kg[判定1-2] ※19-19マスト銀×2, 19-19マスト瀧口〇銀グラップリングシュートボクサーズ(GSB)65.70kg  第7試合は、フェザー級で4連勝から前園渓に敗れたものの、2023年11月の前戦で 牧野滉風に判定勝ちして復活を遂げた瀧口脩生(総合格闘技スタジオ STYLE・66.25kg)が、3連勝から10月の前戦で太田将吾に一本負けを喫した銀グラップリングシュートボクサーズ(GSB・65.70kg)とサバイバルマッチに臨む。  1R、ともにオーソドックス構え。瀧口は右ロー。左ジャブ。銀はオーソから左ハイをガード上に突く。左右ラッシュで前進の瀧口だが突き放す銀は、左ミドル。そこに右ストレートを狙う瀧口。詰める銀は右! ダウンした瀧口にパウンドも、立ち上がる瀧口にギロチンチョーク狙い。  すぐに片足を越えて首を抜いた瀧口に、銀もフルガードに戻して上体を立てようとするが、横に寝かせる瀧口。銀の立ち際にバックに回り、おたつロックで崩してコントロール。  2R、ローから入る銀。右ストレートを突く瀧口に圧力をかけてケージを背負わせると左フックも。それを潜った瀧口が払い腰テイクダウン! 背中を着かせた瀧口に、下の銀はニーシールドから張って金網使い上体立てるも、そこで左足をかけてバックテイク。右手で送り手を掴み左でパウンドの瀧口。  立ち上がる銀にボディロックして崩して背後からパンチも離れる銀。右ローの瀧口。右から左を振る銀だが、そこに右をもらって後方に尻もち。飛び込む瀧口にニンジャチョークを狙う銀だが、首を抜いた瀧口がインサイドガードからパウンドでゴング。  判定は初回にダウンを奪った銀が瀧口の組みを凌いでスプリット判定をものにした。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分2R×鈴木琢仁(ボンサイ柔術)77.50kg[2R 3分44秒 TKO] ※パウンド〇角野晃平(TEAM FAUST・ 77.50kg)  第6試合では、ウェルター級2戦目のボンサイ柔術の鈴木琢仁(77.50kg)が、11月の前戦で小林裕を初回TKOに下した日本拳法出身の角野晃平(TEAM FAUST・ 77.50kg)と対戦する。  1R、サウスポー構え角野に、オーソの鈴木は低い組みつき。ここは切る角野がインロー。鈴木は超低空の滑り込みで足首を掴むとドライブしてシングルレッグテイクダウン。  しかし角野は金網背に立ち上がり。右で差して右足をかけて後方にテイクダウンした鈴木。立つ角野に再び尻下でクラッチして中央側にテイクダウンも。金網際まで移動し立ち上がる角野。そこに捨て身気味の投げも下になる鈴木はガードも、離れて蹴りは角野。  スタンド。ワンツーの左を突く角野に、鈴木も左右で打ち返し。右インロー、右ストレートも、左ストレートの角野に鈴木が一瞬後退。  2Rも飛び込み式の低空シングルレッグを狙う鈴木。そこに左の蹴りを狙う角野を潜ってシングルレッグを持ち上げて押し込むも突き放す角野。  2度目のシングルレッグを崩され尻もちを着く鈴木。そこに鉄槌の角野に、鈴木は後転足関節狙い。さらに潜ってトラックポジションから後方に抜けようとする。なおもシングルレッグの鈴木だが、切られ下に。  ディープハーフの鈴木の頭に鉄槌を連打する角野はヒジも! トラックポジションを作り切れない鈴木にヒジを落とし続けて、レフェリーを呼び込んだ。ウェルター級で技術を見せるも力負けする場面があった鈴木は同級2連敗。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R〇上田直毅 (パラエストラ東京/インプルーブ株式会社)61.70kg[判定3-0] ※20-18×3 ×MG 眞介(reversal gym osaka anne)61.30kg [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R×内山拓真(ボンサイ柔術)61.50kg[1R 2分50秒 KO] ※左ハイ〇山﨑鼓大(BLOWS)61.40kg 内山のボディロックを切った山﨑が、サウスポー構えから左ハイ! まっすぐ後方に倒れた内山にパウンドせずに山﨑がKO勝ち。 [nextpage] ▼DEEP メガトン級 5分2R×ステファン“スマッシュ”(チーム怪獣キラー)99.55kg[2R 0分35秒 TKO] ※右ストレート→パウンド 〇竹内龍吾(キングジム神戸)98.90kg [nextpage] ▼DEEP JEWELS 45.5kg 以下 5分2R×古林礼名(GSB 多治見)44.95kg[1R 4分18秒 腕十字]〇上瀬あかり(毛利道場)45.45kg [nextpage] ▼DEEP JEWELS ミクロ級 5分2R〇ジャカ季美香(SONIC SQUAD)44.20kg[1R 3分57秒 腕十字]×こゆき(Kyoto SEIKENKAI)44.25kg [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R〇田中壱季(ENCOUNTER)61.25kg[判定3-0] ※20-18×3×キャプテン禎(修斗 GYMS 直心会)61.50kg [nextpage]▼DEEP バンタム級 5分2R×江田塾長こうすけ(MIBURO)61.60kg[判定0-3] ※19-19マスト千種, 18-20〇千種純平(パンクラス大阪稲垣組)60.90kg [nextpage] ▼DEEP フライ級 5分2R×井上暉也(パラエストラ加古川)58.40kg ※体重超過[1R 1分35秒 TKO]〇飴山聖也(ENCOUNTER)56.70kg※飴山の勝利のみ公式記録となり、それ以外はノーコンテスト。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R〇延命そら(TEAM FAUST)66.15kg[1R 0分18秒 TKO]×藤田宇宙(パンクラス大阪稲垣組)65.90kg [nextpage] ▼DEEP フライ級 5分2R×綿谷 誠(BLOWS)56.90kg[判定0-3] ※18-20×2, 19-19マスト上谷〇上谷 章(パンクラス大阪稲垣組)56.85kg [nextpage] ▼DEEP ライト級 3分2R アマチュアSルール〇中尾天丸 (中尾受太郎 総合格闘技スクール)70.25kg[判定2-1] ※19-19マスト中尾×2, 19-19マスト萩野×萩野王昇(修斗ジム大阪)70.15kg [nextpage] ▼DEEP JEWELS アトム級 3分2R アマチュア SPルール×セアリ(キングジム神戸)47.90kg[判定0-3] ※18-20×3〇SAAYA(VICTORY GYM)47.85kg [nextpage] ▼DEEP JEWELS 54kg以下 3分2R アマチュア Sルール〇橋本 葵(SMOKER GYM)52.05kg[1R 1分28秒 TKO] ※右ストレート×高橋沙羅(毛利道場)53.40kg [nextpage] ▼DEEP JEWELS フライ級 3分2R アマチュア SPルール〇山口 恵(BLOWS)55.95kg[1R 1分11秒 TKO] ※右ストレート×中本飛鳥(TEAM AGENT)57.10kg
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