2024年3月16日(土)都内にて、7月28日(日)さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンで開催される『超RIZIN.3』に関する緊急記者会見が行われた。
発表されたカードは朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)vs.平本蓮(剛毅會)。フェザー級(66kg契約)で対戦する。
念願だった試合が実現した平本は絶好調。朝倉にさっそく“口撃”を仕掛けた。質疑応答で互いの気になる部分・気に入らない部分は何かと聞かれると、「最近アイドルのプロデュースとかよく分からないことをやっているので、秋元康みたいになってなかったらいいなって感じですね」と、朝倉の番組を揶揄。朝倉は冷静に「気になる部分は特にないですね」と答えた。
長い期間対戦をアピールしてきたが、今なら絶対に勝てるというタイミングなのかと聞かれた平本は「ノリです。負けるわけないです」と自分の勝利を信じて疑わない様子。
朝倉には、以前は平本と戦うことにメリットがないとの発言があったが、やる気になった理由は何かとの質問が飛び、「直近の試合で負けたりもあって。RIZINで俺は14戦…」と喋り始めたところで、平本が「簡単に言えばYA-MANにぶっ飛ばされたからですよ。YA-MANにぶっ飛ばされたからこの試合が決まりました。いちいち聞かなくても分かるじゃないですか」と笑みを浮かべて口を挟む。
【写真】朝倉のコメント中に平本が口を挟み、一瞬ムッとした表情を見せた朝倉(C)RIZIN公式YouTubeより これに一瞬ムッとした表情を浮かべた朝倉だったが、苦笑いしてマイクを置いた。もう一度記者にうながされると「ラクな相手だからですよ。俺が狙っているのは大晦日にトップに絡んでいるヤツと戦って復活するということです。準備運動みたいな感じですね」と、フェザー級トップ選手と対戦する前の準備運動だとした。「鈴木千裕とか金原さんとか、ケラモフ、クレベル、その辺と試合がしたいと思います」と、目指すはタイトルに絡んでいる選手たちに勝つことだという。
現在の平本の評価を聞かれると「MMAの選手としてはまだまだだなと思いましたね。組みとかスクランブルとか。打撃は上手いけれど、別に威力もないじゃないですか。1回もKO勝ちもしてないし。まず普通にやって俺が勝つなって感じですね」と、あくまでも楽勝な相手だとした。
どういう試合内容にしたいか、との質問には両者対照的に、平本が「BreakingDownルールに則って1分以内に倒します」と言えば、朝倉は「なるべく長い時間かけて痛めつけようかなと思います」と答えた。
試合は現在のところ、ケージではなくリングで行われる予定。榊原CEOは引退を懸けて臨むと発言した両者に「引退して欲しくないなって気持ちです。困るなって。でも2人の覚悟なので、最終は自分が決めることなので、一生懸命全力で引きとめますよ。それでもその気持ちが変わらないならそれは仕方ない。ひとつの句読点にはなるでしょうね」と、本当に引退するのかどうかは本人たちに任せると話した。