記者会見に登壇した朝倉未来と平本蓮
2024年3月16日(土)都内にて、7月28日(日)さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンで開催される『超RIZIN.3』に関する緊急記者会見が行われた。
発表されたカードは朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)vs.平本蓮(剛毅會)。フェザー級(66kg契約)で対戦する。
朝倉未来は、フルコンタクト空手・相撲がベース。『THE OUTSIDER』を経て、DEEP、ROAD FC等で活躍し、2018年8月にRIZIN初参戦。7連勝をマークするも、2020年11月のRIZIN初代フェザー級王座決定戦で斎藤裕に判定負けで戴冠ならず。2020年大晦日の弥益ドミネーター聡志戦で1R TKO勝ちで復活するも、2021年6月にクレベル・コイケに一本負け。2021年10月に萩原京平に、12月に斎藤裕にいずれも判定勝ちで2連勝。
2022年9月にフロイド・メイウェザー・ジュニアとボクシングルールで戦い、2R TKO負け。2023年4月、1年5カ月ぶりのMMA復帰戦で牛久絢太郎に判定勝ちも7月にヴガール・ケラモフに敗れ戦績を18勝4敗とした。11月19日はオープンフィンガーグローブ着用のキックボクシングでYA-MANと対戦し、1R1分17秒でKO負けを喫している。
平本は、K-1でゴンナパー・ウィラサクレックにKO勝ちするなど活躍後、2020年大晦日にRIZINデビュー。萩原京平、鈴木千裕に敗れるも、2022年7月に鈴木博昭にスプリット判定で勝利し、同年11月に弥益ドミネーター聡志に70kg契約で判定勝利し、MMA2連勝をマークした。2023年4月、MMAキャリア5戦目にしてキャリア29戦の斎藤に挑み善戦するも判定2-1で敗れた。大晦日にはYA-MANと対戦し、判定勝利を収めている。
マイクを持った平本は「僕もずっと望んでいた、目標にしていた試合でもあるし、朝倉未来という存在が自分に刺激を与えてくれて、こんな感じのカリスマというか、唯一無二の存在で、自分の中で感動とか尊敬とか憧れとか…何もあるわけねえだろ、バカ! ケラモフに負けてYA-MANにのばされていじけてえいるので、僕が最後のとどめを刺そうと思います。ボコボコにします。それだけです。以上」と、大晦日前の会見での自分の発言を覆す。
それを受けて朝倉は「年末に弟から刺激をもらって、俺がRIZINのフェザー級を盛り上げてきた自負があるので年末にトップ戦線に食い込みたい中で、復帰戦にラクな相手を用意してもらったのでボッコボコにして痛めつけてやろうと思います。もし万が一、平本に負けたら俺は格闘技人生引退します」と宣言。
すかさず平本も「俺もコイツに負けたら引退します、絶対に負けるわけがないので。俺も朝倉未来なんかに負けたら引退します。ここで約束します」と、自分も負けたら引退すると両者が引退を懸けてこの試合に臨むと言い放った。
朝倉が「平本の引退試合を皆さん見に来てください」と言えば、平本も「いやいや、朝倉未来の引退試合を楽しみに見に来てください」と話した。