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【Bellator】矢地祐介がパリ大会で“アフロサムライ”バルナウイと対戦、ライト級王座戦ウスマンvs.シャブリー、バンタム級王座戦ミックスvs.マゴメドフも=5.17

2024/03/07 11:03
 2024年5月17日(日本時間18日)、フランス・パリのアコー・アリーナで開催される『Bellator Champions Series』にて、2つの世界王座戦と、RIZINから矢地祐介の出場が決定するなど、5カードが発表された。 ▼Bellator世界ライト級選手権試合 5分5Rウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)17勝0敗, 1NCアレクサンドル・シャブリー(ロシア)23勝3敗 ▼Bellator世界バンタム級級選手権試合 5分5Rパッチー・ミックス(米国)19勝1敗マゴメド・マゴメドフ(ロシア)16勝1敗 ▼ライト級プレリミナリーバウト 5分3Rマンスール・バルナウイ(フランス)20勝6敗矢地祐介(日本)26勝13敗 幻のライト級GP決勝は超絶ストライカー同士の組みがキーに  既報通り、ウスマン・ヌルマゴメドフは“幻のBellatorライト級GP決勝”ともいうべきライト級王座戦に臨む。  2023年10月のブレント・プリムス戦後に禁止薬物の陽性反応が出て6カ月の出場停止処分を受けて以来の復帰戦。プリムス戦の判定勝ちの結果はノーコンテストとなっているが、ヌルマゴメドフのタイトルは剥奪されなかった。  対するアレクサンドル・シャブリーは、8年間無敗。GP1回戦でトフィク・ムサエフをボディへの前蹴りで3R KOに下し、2023年11月の準決勝では元ライト級王者のパトリッキー・“ピットブル”・フレイレに判定勝ちで、決勝進出を決めていた。  ライト級の王座を賭けた戦い。シャブリーは、ACB、Fight Nights Global等、ロシア主戦場時代から強い圧力と破壊力ある打撃を誇り、ムサエフをTKOした右の前蹴りだけでなくスイッチしての左フック、左ヒザも対戦相手に脅威を与えている。  対するヌルマゴメドフも ダゲスタン出身ながら、レスリングのみならず足技も得意とし、ベンソン・ヘンダーソンを縦蹴りで下すなど180cmの長身を活かした左右の蹴りを大きな武器としている。兄ウマルの影響で幼少期からフリースタイルレスリング、ムエタイを始め、マハチカラへ移住後は、叔父のアブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフのもとで、従兄弟のハビブ・ヌルマゴメドフらとともにMMAを磨いてきた。  サウスポー構えからの右の自在な蹴りのヌルマゴメドフに、オーソから左の打撃も持つシャブリー。ヌルマゴメドフは8KO・TKO、6一本勝ちで、シャブリーは12KO・TKOで7一本勝ちと、両者ともに打撃も組みも穴が無く、無敗のヌルマゴメドフに対し、シャブリーの3敗も2つのスプリット判定と一本負けが11年前に1回という難攻不落ぶりだ。均衡した戦いを崩す瞬間が見逃せないライト級王座戦となる。 [nextpage] バンタム級のもうひとつの頂点ミックスがマゴメドフと再戦  また、2023年11月のバンタム級王座統一戦で、セルジオ・ペティスを2R リアネイキドチョークで極めて正規王者となったパッチー・ミックスが、マゴメド・マゴメドフを相手にBellatorバンタム級の王座防衛戦を行う。  両者は2022年12月以来の再戦。初戦はミックスが2R ギロチンチョークでマゴメドフに一本勝ち。その後、マゴメドフは2023年7月の前戦でATTのダニー・サバテーロを1R ギロチンチョークで極めている。  互いにギロチンチョークを最大の武器とするが、ラフェオン・ストッツにヒザ蹴りをヒットさせるなど、リーチのあるミックスの打撃の進化は著しい。組みも混ぜたその圧力に対し、テイクダウン&スクランブル、ギロチンチョークが武器のマゴメドフだが組んでも、頭を下げるとミックスのギロチンも待っている。打撃から組みの際に注目の再戦を制するのは、ミックスかマゴメドフか。 [nextpage] 矢地祐介が寝技師バルナウイを相手に勝機を掴めるか  さらに、ライト級で8連勝もBellatorで2連敗中のマンスール・バルナウイと、RIZINで3連勝中の矢地祐介がプレリミナリーバウトで対戦する。  矢地は、ホベルト・サトシ・ソウザ、ルイス・グスタボに敗れた後、ボイド・アレン、ザック・ゼイン、そして2月の前戦で緊急参戦で階級下の白川陸斗を2R リアネイキドチョークで極めている。  2月の試合前にRIZINはバルナウイの対戦相手候補としてBellatorに矢地をプッシュ、矢地は一本勝ちで今回のチャンスを得たことになる。  対するバルナウイはROAD FCライト級王者から2022年10月にBellator初参戦。アダム・ピコロティをリアネイキドチョークで極めるも、ライト級GPではブレント・プリムスに判定負け。2023年9月の前戦でもジェイ・ジェイ・ウィルソンに得意の極めを凌がれ、判定負けを喫している。  ウィルソンの左の打撃に苦戦し、スタミナ切れもありかつての圧倒的な極め力に若干の陰りが見えるバルナウイに対し、矢地はサウスポー構えの打撃に加え、組み力を高めている。バルナウイの極めを防げばチャンスが広がるライト級戦だ。  矢地の海外での試合は、2015年12月『PXC 50』でのアレクサンダー・ヴォルカノフスキー戦(3R 三角絞めで一本負け)以来。『ROAD TO UFC』出場も望んでいた矢地は、5月のパリで地元のバルナウイに勝利し、世界へアピールできるか。  また、Bellatorは年間スケジュールも発表。大晦日が「TBD」となっていることから、RIZINとも交渉していると考えて間違いないだろう。矢地を含めたRIZINファイターとBellator・PFLファイターの交わりは、6月以降のビッグマッチから年末に向けての線となるか。 【Bellatorスケジュール】 6月22日(金)Bellator Champions Series Dublin - 3Arena9月7日(土)Bellator Champions Series San Diego - Pechanga Arena9月14日(土)Bellator Champions Series London - OVO Wembley10月12日(土)Bellator Champions Series シカゴ - ウィントラスト・アリーナ11月16日(土)Bellator Champions Series パリ - ADIDASアリーナ12月31日(火)Bellator Champions Series - TBD Updated Bellator Champions Series Paris Main Card:Lightweight World Title Bout: Usman Nurmagomedov (17-0, 1 NC) vs. Alexander Shabliy (23-3)Bantamweight World Title Bout: Patchy Mix (19-1) vs. Magomed Magomedov (16-1)Middleweight No. 1 Contender’s Bout: Gregory Babene (23-11) vs. Costello van Steenis (14-3)Heavyweight Main Card Bout: Slim Trabelsi (6-0) vs. Louie Sutherland (6-2)Updated Preliminary Card:Lightweight Preliminary Bout: Mansour Barnaoui (20-6) vs. Yusuke Yachi (26-13)
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