2024年3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX』にて、スーパーファイトのバンタム級3分3R延長1Rで壬生狼一輝(力道場静岡)と対戦する大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)のインタビューが主催者を通じて届いた。
大久保は、昨年10月に黒川瑛斗を判定勝ち。対する壬生狼は、昨年にK-1で白幡裕星から判定勝利、Krushでパク・ヒョンウ、心直を連続KOして3連勝中だ。
10代のうちにKrushで2階級制覇したい
――昨年6月以来のK-1参戦になりました(齊藤龍之介に判定負け)。まずは、意気込みを聞かせてください。
「まず、この舞台に選ばれたのが嬉しくて、あとは対戦相手はこの階級のトップ選手の壬生狼選手と戦えることが光栄です」
――K-1MAXという大会の復活については、どう思いますか?
「自分が生まれる前の大会なので世代ではないんですけど、盛り上がっていた時と同じような感じで自分も盛り上げられたらいいなと思っています。楽しみでもありますし、いい緊張感もあります」
――どんな試合を見せたいですか?
「大半のK-1ファンは、壬生狼選手が勝つと思っているはずですけど、そこを当日引っ繰り返して自分の可能性を証明したいです」
――どんな戦いになりそうですか?
「自分はこの階級だと手足が長くて長身なので、距離を取って戦うイメージがあると思います。でも最近は、フィジカルを鍛えて近い距離で戦える練習をしているので、壬生狼選手も前へ出てくると思いますので、近い距離でも強いことを見せたいです」
――フィジカル強化に務めてきたと。
「はい。階級を上げてから昨年6月に負けてしまったので、そこからフィジカルを強化してきました。10月の試合(黒川瑛斗=判定勝ち)で、その成果が出てきたなと思いました。筋トレで重い負荷も挙げられるようになってきて、最近ではパワーがついてきている実感もあります」
――どんなフィニッシュを考えていますか。
「技はいくつか考えていて、壬生狼選手と近い距離で戦い、最後は狙っている技でKOしたいです」
――この試合のテーマを教えてください。
「このカードは誰も予想していなかったと思います。でも僕自身が勝てると思われなかったら組まれていないはずなので、世代交代ではないですが、10代でK-1を引っ張るためにも負けられないです。間違いなく勝ったらタイトルに近づけるので、10代のうちにKrushで2階級制覇したいと考えています。それからK-1バンタム級の王座を狙っていきたいです。応援してくれる人、自分のためにも絶対に勝ちたいと思います」
――壬生狼選手との試合は、“イケメン対決”とも言われています。そうした試合とは違う部分でクローズアップされるのも、プロとして大切かと思います。
「試合は、もちろん厳しい戦いのはなるのは間違いないですが、最近はSNSでスイーツを食べる動画をアップしているんですけど、かなり反響がありますね(笑)」
――あのスイーツ動画シリーズは、人気ですよね。
「カヌレをただ食べる動画なんですけど、150万回再生は行きました」
――それは凄い!どんな基準でスイーツを選んでいるんですか。
「その時の気分です(笑)。自分は餡子以外は、甘いものが好きなんですけど、とくにチーズケーキが好きです」
――ここ数年は、声をかけられる機会が多くなったのでは。
「それはあります。THE MATCHで那須川龍心選手と戦い(判定勝ち)、ABEMAの恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』に出演してから、とくに多くなりましたね」
――世間から注目を集めることもプロとして重要です。
「そうですね。タイトルを獲ることが一番ですが、格闘家がこうあるべきというイメージを良い意味で壊していき、もっとメディアにも出ていきたいです」
――どんな壊し方をしますか?
「格闘家なら、格闘技だけをしていればいいと考えられがちですけど、K-1をさらに広めるためにはメディアを利用して、もっと発信しなければいけないと思っています。試合に影響がなければ、どんどん違うことに挑戦したいですし、この間も舞台に立たせてもらったり、雑誌の撮影もありました。今後も、試合と芸能活動の二刀流としてやっていきたいですね」