Fairtex Fight2024年3月2日(土)タイ・ルンピニースタジアム
▼第3試合 47kg契約 3分3R×ペットヨーディン・ペッチノンキィー(タイ)KO 2R○藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム)
藤原はアマチュアで50戦以上を経験し、アマチュアKNOCK OUT 45kgリーグ戦で優勝。2021年5月のジャパンキックでプロデビュー戦を行い、2022年5月のNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)で王者Ayakaを破り、6戦無敗のままミネルヴァ・ピン級王座に就いた。7月には初の“ヒジ打ちあり”ルールに挑み、ペッテァーに3RでKO勝ち、9月も元タイ・イサーン地方ピン級王者ヌアファーに3RでTKO勝ち、11月はチョンプーに判定勝ち、そして今年1月にペットルークオンに判定勝ちとタイ人を相手に4連勝。
しかし、2023年3月のミネルヴァ王座初防衛戦で撫子にプロ初黒星を喫して王座を失い、5月にはMONGKUTPAT(タイ)に判定で敗れて連敗を喫したが、8月にタイ・パタヤで勝利を収めてMAGUMA MUAYTHAI王座を手にした。11月には子供の頃から憧れていたというタイの『MAX MUAYTHAI』に出場し、3RでTKO勝ちを収めている。戦績は11勝2敗1分。
対戦相手のペットヨーディンは14勝3敗。
1R、サウスポーのペットヨーディンが右足を上げ下げして藤原の左ミドルをけん制しつつ左ミドルを蹴る。ならばと藤原は右ミドルから左ロー。ペットヨーディンの左ミドルをキャッチしてコカすが、足を掛けていたため注意される。ペットヨーディンが組み付いてくると組み倒したのは藤原。
前に出てくるペットヨーディンに藤原は右ミドルと左右ロー、ペットヨーディンは左ストレートも伸ばしてくる。藤原は前蹴りを駆使しつつワンツー。ペットヨーディンのワンツーを前蹴りで防ぐと、右ミドル。この右ミドルでペットヨーディンが下がり始め、藤原はパンチでボディを狙い撃ちにする。
2R、左ミドルから左ストレートのペットヨーディンに藤原は右ストレートで反撃。右ヒジも繰り出す。ペットヨーディンが組んでくると先にヒザ蹴りの連打。コーナーへ追い詰めた藤原はボディへの左右の連打からヒザ。コーナーへ釘付けにした藤原は怒涛の右ヒジ6連打でダウンを奪う。
立ち上がったペットヨーディンに右ストレート、左ボディ、右ヒジと猛攻を加え、右ヒジを2発叩き込むとペットヨーディンがダウン。起き上がれる様子はなく、藤原が見事なKO勝ちでルンピニー初陣を勝利で飾った。