自らの左の強打を“神の左”と称する数島(C)RISE
2024年2月23日(金・祝)東京・後楽園ホール『RISE 176』にて、『True 4u』115P級3位クンスック・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー)と対戦するRISEフライ級王者・数島大陸(及川道場)が公開練習を行った。
数島は2020年9月にプロデビューすると軽量級でも倒す選手として注目され、2021年7月大会にはラジャダムナン王者の竜哉・エイワスポーツジムと対戦しドローとなったもののダウンを奪い一躍名を挙げた。2022年4月から開幕したフライ級王座決定トーナメントでは準決勝で当時無敗の塚本望夢とダウンの応酬の末の判定勝ちで決勝進出を決めたが、10月の決勝戦で初代スーパーフライ級王者の田丸辰に敗れて王座戴冠を逃した。2023年10月に第2代王座決定戦を松本天志と争い、判定勝ちで王座に。戦績は11勝(6KO)2敗2分。
今回は昨年12月大会でRISEと対抗戦を行った(RISEの3戦全勝)タイの最大手プロモーションであるペッティンディーが送り込む新たなる刺客、クンスックと対戦する。
対峙した時にどちらの肌が黒いか
――公開練習でのリズムがタイ人の動きに見えましたが、意識していましたか?
「次の相手がタイ人ってことでタイ人より黒くなるというところに重きを置いてるので、これからまだ仕上げていきます」
――今見ると肌の色がかなり浅黒くなってますけど試合までにもっと焼くんですか?
「あと1カ月ぐらいあるので週1ぐらいで日サロには通います」
――試合当日はクンスック選手よりも黒くなってますか?
「色の黒さでも勝って、試合でも勝って1日で2勝します」
――クンスック選手の試合映像はかなりご覧になりましたか?
「2、3回ぐらいしか見てないです。試合で対峙した時にいろんなことを考えながらやります」
――強いタイ人とRISEルールで戦う時は何に一番気をつけていますか?
「ムエタイの選手は蹴りが強いので、蹴りに重きを置いて作戦を練っています」
――明かせる範囲内で構わないですがそれはブロックですか? カウンターですか?
「両方。全部うまく使って攻略していこうかなって考えています」
――今大会では数島選手がメインでアンダーカードでもフライ級の試合が組まれてますけど、意識するものはありますか?
「他のフライ級のランカーもいますし比べられると思うので、王者とランカーの違いを試合でしっかり見せます」
――下のランカーの人たちの試合も気になりますか?
「みんな強い選手なので僕が気を抜いていたらすぐ抜かれると思ってるし、そこは少し気にしながらやってます」
――3月のRISE ELDORADOでは松本天志選手と那須川龍心選手が対戦しますけど、この試合もやっぱり注目はしますか?
「今は自分の試合もあるのでそっちに集中してますけど、松本選手と龍心選手もいずれはやると思うので気にはなります」
――チャンピオンとなって追われる立場となりましたが、そこの部分は感じますか?
「感じるところもあるし、僕は対世界に重きを置いてるので、チャンピオンだから追われる立場っていうのはあんまり感じてないです」
――対世界に羽ばたくために今回のクンスック戦はどんな試合をしますか?
「チャンピオンになってから初戦っていうのもありますし、今年1年はさらに飛躍した年にしたいので、皆さんが求めてるKOで勝って良いスタートをきりたいです」
――今回のクンスック戦で見てもらいたいのは肌の色とKOってことになりますか?
「対峙した時にどちらの肌が黒いかというのと、やっぱり神の左ですね」
――今回も神の左が炸裂しますか?
「前回の試合では上手いところを見せられたので、今回は上手いところも見せつつしっかり倒しきるところも見せます」
――去年は妹の七海選手もプロデビューを果たしましたけど、今回の試合に関して妹さんから何か言われてることはありますか?
「もうあんまり日サロに行かなくていいっていうぐらいですね(笑)」
――その心は何なんですかね?
「あんま黒すぎるお兄ちゃん見たくないんですかね(笑)」
――最後に数島選手のファン、そしてRISEファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。
「新年一発目でメインイベントに抜擢されたので、メインに相応しい試合をして王者らしく神の左で勝つので、皆さん応援と期待お願いします。キックボクサーは泣かないぜ!」