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【ONE】内山高志と竹原慎二がスーパーレック有利を予想も「パンチの回転の力とパンチ力で言ったら武尊選手は負けてない」(内山)

2024/01/26 12:01
【ONE】内山高志と竹原慎二がスーパーレック有利を予想も「パンチの回転の力とパンチ力で言ったら武尊選手は負けてない」(内山)

25日、記者会見で再び対峙した王者スーパーレックと武尊

 2024年1月28日(日)東京・有明アリーナ『ONE 165』のメインイベントにて、ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチで対戦する、王者スーパーレック・キャットムーカオ(タイ)と挑戦者・武尊(team VASILEUS)。


 同大会を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にてLIVE配信するABEMAの格闘チャンネル公式YouTubeで、元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二と元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志のインタビュー動画が公開された。2人はスーパーレックvs.武尊の一戦を分析

 まず“武尊の強さ”について、竹原は「打ち合ったときの手数」「闘志を表に出して打たれてもいいから打ってくるファイティングスタイル。あれは怖いものがある」としたうえで、“変幻自在のコンビネーション”が強さの秘訣であると評価。


 内山も「体が強くて下がらない、多少打たれてもガンガン前に打ち合っていくというスタイルなので、すごくスタミナがあってタフでもありパンチ力がある選手」と武尊の強気なファイティングスタイルに触れ、「フルパワーで打ってるなっていうイメージ。普通あれだけ思い切り打ったら空振った時とか体が回転してしまったりするんですけど、武尊選手は強いパンチを、軸がブレずに打てるので回転力もいい。そこが一番の強み」と評した。


 スーパーレックについて、竹原は「スーパーレックって知らなかったから、武尊が余裕で勝つだろうなと思ったんですけど、VTR見たら強いですよ」と驚きを吐露。「距離の取り方が上手い。相手を止めて相手の得意な距離感に入れないので、組み立てが上手い」と分析する。内山も「距離の取り方は本当に上手い」「相手に大きいパンチが当たったときに詰め方が一気に行くんで、爆発力が秀でている」とし、武尊との一戦では「スーパーレックが上手く距離を使ってポンポン当てて、そのまま判定まで行ってしまう可能性も十分考えられる」と推測する。

 ズバリ勝敗予想を問われた竹原は「武尊選手には勝って欲しいんですけど、スーパーレックの方に分があると思います」と予想。その理由について「自分の距離の取り方も上手いし、まず武尊選手の連打をもらわないような感じがする」とし、「2・3Rまでスーパーレックがポイントを取ってるようだったら、武尊選手は焦りに変わって強引に倒しに行く。その時にうまくかみ合えば武尊選手が倒す可能性もあるし、逆にカウンターでスーパーレックが倒す可能性もある。必然的にKO決着になると思う」とした。


 一方、内山は「期待も込めて武尊選手に勝ってもらいたいですし、武尊選手が勝つんじゃないかなと思います」とこちらは武尊の勝利を予想。

「スーパーレックは大事な試合なんで丁寧に1Rをいくと思う。武尊選手としては早めにスーパーレックをかく乱させて、ガチャガチャの打ち合いに持っていきたいかな」と推察するが、周囲ではスーパーレックの勝利を予想する声が多いと明かし、「やっぱりスーパーレックなのかなって思っちゃうんですけど、パンチの回転の力とパンチ力で言ったら武尊選手は負けてない」と続けた。

 武尊の勝利を期待しながらも、スーパーレックの実力に一目置く竹原と内山の予想は果たして的中するのか。決戦は日曜日に迫っている。

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