2018年7月ぶりのRIZINでの勝利を収めた浅倉は「とにかくホッとした」
2019年8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催された『RIZIN.18』の第5試合で、アリーシャ・ザペテラ(米国)から勝利を収めた浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が試合を振り返った。
試合後、インタビュースペースを訪れた浅倉はRIZINでの連敗を食い止めることができて「すごいホッとしました」と言い、打撃について話した。以下、記者との一問一答。
「本当に一言、勝ってホッとしています」
――戦ってみての相手の印象は?
「もっとテイクダウンに来るかなと思っていたんですけれど、思った以上に来なくて。でもパワーはすごいありましたね」
――今後の展望は?
「結果は中途半端っちゃ中途半端だったんですけれど、とりあえず勝てたので『ここからが勝負かな』って自分では思っています」
「余裕はなかったんですけれど、そんなに考えず打撃やっていました」
――向こうのタックルが強くて、グラウンドに持っていくべきではないと思っていました?
「あ、でも自分で組み合ったときにパワーがあったのでそこはちょっと冷静になって、いけるかいけないかタイミングを見ていました。打撃も自分的には当たっている感覚があったので、そんなに考えていなかったんですけれど、まあ、テイクダウンにいく怖さは、少しありました」
――序盤はパンチをもらっていた印象でしたが、後半は被弾しないようにしているようでした。中盤力が抜けてきた?
「1Rは見合って、初めて戦う相手なのでペースがわからなかったんですが、だんだん読めるようになってきたので、2Rと3Rは1Rよりは相手を見て戦うことができました」
――判定で向こうに1票入ったことに関しては、仕方がない?
「いや、なんか、自分的には勝ったかなと思っていて。なので最初は向こうに入って焦りました。当たっているぶん当てられていたので。あとは倒れたときにパウンドも食らったので、その印象もあったと思います」
「ストレートも効いたかと思ったのですが、ボディも途中何回か効いていて、そこで行ききれなかったですけれど、そこは成長できているかなとは思いました」
――(試合前に言っていた)怖さや黒い感じはどのくらい出せましたか?
「試合中そのことは忘れちゃいました。出てないかもしれないですけれど。自分の中で、本当に勝てたのは、すごいホッとしました。やりきった感はあります」
――アップライトの構えはフィットしていましたか?
「そうですね。扇久保(博正)先生から試合前に『構え、相手が低いから自分も低くしろ』と言われていました。自分ではそんなに変えた気はなかったですけれど、打撃で行こうという頭だったので、多少変わったのかなと思います」
「あまり自分の中では覚えていません」
――ジャブ&ロー、ヒザ蹴り、用意していた技は他にもあったんですか?
『前手と前足と言われていて、あとボディも。今日初めて打撃でヒザ蹴りが出たんんじゃないかってくらい、あまりこれまで打撃を出せてこれなかったので、少しずつ課題をクリアできていているんじゃないかとポジティブに自分の中では思いました」
――那須川選手からも声が飛んでいましたね。試合後、何か言葉は交わした?
「終わったあと『おめでとう』みたいな感じでしたが、まだそんなに話せてないです」