2024年1月28日(日)東京・有明アリーナ『ONE 165』の記者会見が、11日(木)都内にて行われた。
会見終了後、会見場近くのカフェでカルロス菊田K-1プロデューサーの姿を発見。K-1とONEの間で何か動きがあるのかと記者たちが集まり始め、その場でのカコミ取材となった。カルロスPはK-1プロデューサー就任後初の会見で“全面開国”を宣言し、国内外の団体と交流・選手派遣をしていくと発表。その中でONEの名前も口にしていた。
カルロスPは「実は数日前(火曜日)に、ONEさんの方から有明大会にK-1所属の2選手を出して欲しいとの依頼があったんですよ。今日発表したいという話で。いずれもトップ選手でウェイトや対戦相手の候補も込みでした。その選手に打診したところスタンバイ出来ますということだったので…かなりタイトなスケジュールだったんですけれど、元K-1王者の武尊選手がタイトルマッチを行う大会だからというのもあって、K-1としては協力する姿勢として選手をスタンバイさせていました。
それと共に、こちらも協力するからK-1にも協力してくださいねということで、来週会見する3月20日のK-1 WORLD MAXへの協力を依頼したんですね。3月20日はK-1スーパー・ウェルター級(-70kg)の世界最強決定トーナメントを企画していたので、グレゴリアンクラスの選手を貸し出してほしいという話をしたんですが、いろいろな行き違いはあったのかもしれないけれど今日になっても返事がないなと思って。本人に聞くしかないという感じで会見場にやってきたわけです」と打ち明けた。
会見場まで足を運んだところ「僕たちはONEさんと連絡を取り合っていたので中に入ろうとしたんですけれど、仕切りが私たちの知っているところの仕切りではないということで…そういう事情なら当然だと思います」と、会見場でチャトリ・シットヨートンONE代表と会うことはかなわなかったという。
話の進展が見えず困惑を隠せないカルロスP。ONEの会見ではマラット・グレゴリアンの対戦カードも発表され、さらに戸惑ったとする。
しかし「ONEさんには頑張って欲しいです。いい形で今からでも進んでいければ、今回の大会にK-1ファイターが出て行くことも全然あります。協調していく姿勢は変わらない」と協力は惜しまないとし、ONEからの連絡を待つしかないと語った。