堀口恭司がエグゼクティブプロデューサーを務め、2024年1月21日(日)に群馬県オープンハウスアリーナ太田で旗揚げ大会を行う『TOP BRIGHTS』の追加カードが8日(月・祝)オンライン会見にて発表された。
「日本vs.タイ ムエタイ対抗戦」として5試合が決定。
大将戦は、ラジャダムナンスタジアム3階級制覇の吉成名高(エイワスポーツジム)がジャオクントーン・ソーペッチタワン(タイ)を迎え撃つ。ジャオクントーンはタイ北部53kg級王者、ムエサヤーム北部52.5kg級王者、アマチュアムエタイ大会54kg級王者。
会見に出席した名高は「堀口選手の大会ということでMMAを見る人が多いと思いますが、大将戦ということで選手全員でムエタイの魅力を見せられる試合をして、自分が大将ということでKOで締めようと思っています」と意気込み。
マッチメイカーでもある中川夏生BOM代表は「名高がラジャの三階級を制覇して相手を探すのが難しいのは事実です。その中でこのジャオクントーンはタイの北部で王者を2回獲っていて、何より凄いのはアマチュアムエタイトーナメントの金メダリストです。アマムエのメダリストはめちゃくちゃ当てるのが上手い選手。名高も倒すことが多いですがテクニックの選手なので、テクニック対決をここで見せてもらいたい。しっかりここでジャオクントーンを倒せるか、それとも上手い選手なので当てるのが難しく判定になってしまうのか、というところを見てもらいたい」と、この試合の見どころを語る。
また「ジャオクントーンはヒジが凄く上手い。なので、このイケメンに傷をつけて欲しい(笑)。縫ったこともない、顔に傷もないのはそれは男としてどうなのかなと思うので、そろそろ5針くらい縫ってもらいたいですね」とも話したが、これは冗談。
「ジャオクントーンはテクニックが凄くある選手ですが、今回は52.16kg契約で普段は54kgで戦っているのでパワーがあるし、背も名高より高いです」と警戒を強めていた。
名高は「自分もタイミングで当てるのが得意なので、そこで負けず自分が倒し切る試合を見せたい。フィームー(テクニシャンタイプ)そうなのでハラハラした展開にならないかもしれませんが、その中でも自分の攻撃はスピードで魅せられるので、魅せる試合をしたいと思います」と、ポイント合戦になったとしても魅せられる試合にしたいとする。
ズバリ決着は、と問われると「試合が終わるまでに倒したいです。ヒジとかヒザとかハイキック、何でも倒せるので。5vs.5ということで、大将を任せられたのはありがたいので大将らしい試合を見せたいんですが、ガンガン来る相手ではなくタイミングが上手い選手なので、そこは慎重になりつつ最後は倒す試合をしたいと思います」と、KOで終わらせたいと話した。
また、今回はリングではなくケージでの試合になることについては「ケージでやったことは昔に1回しかないので分からないですが、自分はリング中央で試合することが多いので回りながら中央で戦えれば問題ないと思っています」と答えた。
堀口がエグゼクティブプロデューサーを務める大会ということで、今後MMA挑戦もあるのかと聞かれた名高は「MMAは観るのは好きですが、自分がやるのは全く考えてなかった。やる時はそれだけに集中しないとできない世界なので、今はムエタイだけをやっているので」と苦笑。
名高のMMAファイターとしてのポテンシャルを聞かれた堀口は「ポテンシャルは高いと思います。でも、そのための練習をしないと、大晦日にもキックボクサーがRIZINに出ていましたがそんなに甘くないので、ちゃんとした練習しないと勝ち星は付けられない」とガチな回答。もしMMAをやるとなったらアメリカン・トップチームで一緒に練習することもありそうかとの問いには「本人にやる気があればの話で(笑)」と笑った。
※試合順は未定