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【KNOCK OUT】久井大夢が龍聖を苦しめたチュームーシーフーと対戦、クンタップがリベンジマッチで防衛戦、マルコス・リオスvs.デンサヤーム、大谷翔司vs.キム・ウスン

2024/01/06 22:01
 2024年2月25日(日)東京・後楽園ホール『PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1』の追加対戦カードが発表された。  出場が決定していたKNOCK OUT-BLACKライト級王者・久井大夢(TEAM TAIMU) の対戦相手は、チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP) に決まった。  久井はKNOCK OUTアマチュアで3階級制覇を達成後、2022年4月大会でプロデビューしてKO勝ち。12月の王座決定戦に大抜擢されると新田宗一朗に2RでKO勝ちし、わずか3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就いた。2023年7月にはK-1に乗り込んでBigbangフェザー級王者・龍斗から勝利を収め、9月には大谷翔司に判定勝ちでKNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いて17歳にして2階級制覇を達成。12月にはトンミーチャイに判定勝ちでプロ戦績を7勝(3KO)1敗とした。  チュームーシーフーは中国の少数民族であり戦闘民族として知られる「イ族」の出身。2022年3月の『武林風』では、過去K-1で武尊と激闘を演じた強豪ワン・ジュングァンと対戦し、判定で惜敗したものの互角の打ち合いを演じた。2023年6月に初来日、龍聖から右フックでダウンを奪い、延長戦で判定負けも龍聖を苦しめて一躍注目を集めた。戦績は25勝(9KO)5敗。  この試合は龍聖戦と同じ-59kg契約で行われる。久井の真価が問われる一戦となった。  同じく出場が決まっていたマルコス・リオス(アルゼンチン)の対戦相手は、デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム) に決定。  リオスは24歳の若さで70勝(41KO)3敗とキャリアも多く、KO勝ちが多い。これまでスーパーライト級で獲得したタイトルはISKAムエタイ・アルゼンチン王座、WBCムエタイ・アルゼンチン王座など7冠。その強烈無比なファイトスタイルから“WASABI(ワサビ)”のニックネームを持つ。2023年3月に初来日を果たすが、鈴木千裕に初回TKO負け。12月に再来日を果たすとバズーカ巧樹に強烈なヒジでTKO勝ちし、インパクトを残した。  デンサヤームは82勝(8KO)27敗3分の戦績を持つムエタイの猛者。175cmの長身サウスポーで、ロングリーチを活かして蹴り技を得意とする。2019年『True 4U』のバンタム級トーナメントで優勝。2020年3月の『K'FESTA.3』でK-1初参戦を果たし、判定負けも武居由樹を長い手足から繰り出すパンチと蹴りで苦しめた。2022年から日本に移住し、武居戦から3階級上げての参戦となった2022年8月の大沢文也戦では組み付きを多用したため減点となり、判定負け。2023年7月には鈴木勇人に初回KO負けを喫したが、11月にKNOCK OUTのオープンフィンガーグローブ戦に臨み不可思に判定3-0で勝利すると、12月のKrushでは町田光にも判定勝ち。  リオスがタイ人選手を相手にムエタイでどう渡り合うかが注目される。  KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級タイトルマッチ3分5R延長1Rも決定。王者クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTCジム) が、MASATO BRAVELY (BRAVELY GYM)の挑戦を受けて初防衛戦に臨む。  クンタップはルンピニースタジアムで2位、ラジャダムナンスタジアムで3位(ウェルター級)まで上り詰めた実力者で、その後は日本で活躍。WMC世界ウェルター級王座、M-1スーパーウェルター級王座、WMAF世界スーパーウェルター級王座を獲得し、2004年にはアンディ・サワーと対戦したほか、MMAにも挑戦した。43歳となった今も現役で、2022年10月にはKNOCK OUTで中島弘貴に勝利、12月には王座決定戦で津崎善郎を破りKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王座に就いた。2023年3月、木村“フィリップ”ミノルにKOで敗れたが、木村の禁止薬物使用で無効試合となっている。戦績は73勝(21KO)19敗9分1無効試合。  MASATOは元WPMF日本ウェルター級王者で九州を主戦場に活躍。KNOCK OUTには2023年3月に参戦して渡慶次幸平に敗れ、6月も津崎善郎に敗れたが、11月にオープンフィンガーグローブマッチでクンタップに判定2-0で勝利。今回の挑戦に漕ぎつけた。普段は医者。  KNOCK OUT-BLACK -63kg契約3分3R延長1Rでは大谷翔司(スクランブル渋谷) vs.キム・ウスン(韓国/仁川MOOVI GYM)が対戦。  大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2020年8月にJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹に勝利も、2021年5月のタイトルマッチでの再戦では判定負け。2022年4月には『RIZIN TRIGGER 3rd』で初回KO勝ちも、7月には梅野源治に3RでTKO負け。12月には庄司啓馬にKO勝ちで再起を果たすと2023年4月に力斗にKO勝ち。6月はKrushに乗り込んで児玉兼慎から判定勝ちしたが、9月のKNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦で久井大夢に敗れた。12月には再びKrushで大沢文也に延長戦の末に勝利した。戦績は19勝(10KO)9敗3分。  ウスンはイ・ソンヒョン、チャンヒョン・リーを育てた仁川ムビジム・キム会長の息子。13戦全勝の戦績で2019年7月にWPMF王者の長谷川健をKO、11月にRISEに初来日すると竹内皇貴に判定勝ちしている。2018年MKF YOUTH -63kg王者、2023年K-COMBATアジアトーナメント優勝。戦績は20勝(12KO)1敗1分。
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