「自分のパターンにハメてきっちり仕留めたい」と完全決着を狙う堀口
2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)に出場する全選手の個別インタビューが、29日(金)都内にて行われた。
トリを飾る第17試合のRIZINフライ級(-57.0kg)王座決定戦5分3Rで、神龍誠(神龍ワールドジム)と対戦する堀口恭司(アメリカントップチーム)が出席。
試合を2日後に控えているが「まだ試合っていう感じはしていないですね。いつもは会場に入ってから(気持ちを)上げていくので、まだ全然試合だなっていう感じはしていないです」と、まだ平常心だという。
試合展開については「向こうも得意なところを持っていて、自分も得意なところを持っている。それでもしっかり自分のパターンにハメてきっちり仕留めたい」とした。
神龍は23歳。堀口が23歳の時はUFCに初めて行って勝利した頃。10年前の自分と今の神龍を比較したらとの質問を受けると「どうすかね。試合ってやってみないと分からないものなので…」としながらも「多分自分の方が強かったと思います」と答えた。
「自分はこの先にもピークはもっとあるんだろうと思う。そこも考え方で技術的には長年やっていたほうが技術は増える、引き出しが増える。体力的にそこまで落ちてくって言われるけど自分は今のところ感じていない。5年後くらいでも今がピークなのかなって言っていると思います(笑)」と、今でもピークの真っ最中だと笑う。
1回目の対戦のケージからリングに変わったことで戦い方は変わるのかとの質問には「戦い方は変わらないけれどやりづらさかな。ロープ際になると出ちゃったりするのがやりづらい」とするが、その対策も出来ているとする。
RIZIN公式YouTubeチャンネル『【密着】Preparation 堀口恭司』にて、前回の対戦での「偶発的なアイポーク」は「手は握っていた」と証言した堀口。そのことについて改めて聞かれると「それ、俺が言ってるみたいになってるけれど、聞かれたから答えたんですよ(笑)。あんなもんは握ってますよ」と断言。
有効打ならTKO勝ちとなっていたはずだが、「そこは別に。終わったことだし求めてないんですけど、ファンがアイポークしたくせにとかなんだかんだ凄く言うので、ちゃんと本当のこと言ってやるよと。それまではしょうがないと思っていたけれど、本当のこと言ったら握っていた。聞かれると本当のこと言っちゃうんで、自分は」と、番組やファンから言われるので明かしたとした。
ミキーニョ(アドリアーノ・モラエス※前ONEフライ級王者)や、マイク・ブラウンが、クリスマスシーズンにもかかわらずセコンドに就くことには「いつも練習しているし、仲間が就いてくれるのは心強いですね、やっぱり」と答える。ブラウンからは「いつも通りです。恭司ならいけるぞ、みたいな」と言われたという。
神龍のMMAの完成度については「やっぱり粗いところはありますけれど、寝技も打撃も万遍なくできるのかなと思います」と評し、神龍が通過点としていることには「みんなそうじゃないですか、この試合に勝てば上に行ける、やっぱり1試合1試合そういう気持ちでやっていかないと上にはいけないのでそれが普通だと思いますね」となんら気にならないとした。
また、キックボクシングの選手がMMAに初挑戦する試合が組まれていることで、挑戦する選手へのアドバイスを求められると「ビビらない、自分を出すこと。そこが一番大事なのかなと思います」と話している。