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【Krush】“絶好調”の髙橋直輝vs.横山朋哉のタイトルマッチ、高橋はじゃんけん作戦、横山はパトリック&メイソンとの出稽古で臨む

2023/12/27 20:12
 2024年2月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.158』の対戦カード発表記者会見が、12月27日(水)都内にて行われた。  Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・髙橋直輝(若獅子会館)が横山朋哉(リーブルロア)の挑戦を受けての初防衛戦に臨む。  髙橋は2022年からスーパー・フェザー級に階級を上げると、遠藤信玄にKO勝ち、友尊に判定勝ち、斎藤祐斗にKO勝ち、西元也史に判定勝ちと4連勝を飾ると、2023年9月に王座挑戦。中島千博を判定2-0で破りタイトルを奪取した。軽快なステップで回り込んでのカウンターを狙うほか、左右フックを思い切り振って回転させる。初代ACCELバンタム級王者。戦績は18勝(5KO)7敗2分。  横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、2018年6月からK-1 GROUPの大会に出場。「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、2022年1月の決勝で中島千博に敗れ戴冠ならず。9月の「K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で朝久裕貴にKO負け。2023年2月のKrushでペットサムイに判定勝ちして再起を飾ると、6月のK-1では大岩龍矢を、9月のK-1では江川優生を破った。戦績は16勝(7KO)4敗。  両者とも2023年は3戦全勝。“絶好調”同士のタイトルマッチとなる。  横山は「2年前の忘れ物を獲りに来ました。このベルトは誰もが獲れるものじゃなく、あれ?って選手が獲ったり、狙っていた選手が獲れなかったりする価値のあるベルトだと思うので、2カ月しっかり追い込んで獲りたい」と王座奪取を宣言。  迎え撃つ高橋は「忘れ物にならないようにしっかり自分が持っていられるように勝ちたいです。自分もあと2カ月、しっかり追い込んでいきたいと思います」とベルトは渡さないとした。  互いの印象を聞かれると、横山は「試合の印象は特にはないです」とし、高橋は「めちゃ強いんじゃないですか。横山選手強いなと昔から見ていて、この人とやりたいとずっと思っていたので楽しみです」と答える。  印象はないとした横山だが「60kgに上げて連勝できているので、向かい合って何かを感じる選手かなと思っています。油断もしていないし、しっかり仕上げて勝つための練習をしています。何かあってのことを考えて練習しています」と甘くは見てないとした。  互いに相手よりも勝っているものは何か、との質問に横山は「破壊力、爆発力があるのかな」、高橋は「絶好調な気持ちです。スピードは意識しているので負けてないかなと思います」と、それぞれあげた。  初防衛戦はタイトルを獲るよりも難しいと言われるが、高橋は「いつもと変りなく。いつも相手が強いじゃないですか。それに向けてずっと練習していますし、横山選手に合わせた練習もしていく。何を言っても練習しかない」と、ひたすら練習あるのみと答える。  王者になって変わったことは「ベルトを獲ってめちゃ嬉しかったな、ですかね。練習内容が変わるんかなと思うかもしれないけれど、試合が終わった後もすぐ練習して休みの合間にも練習していてあまり変わらんかなという感じです」と特にないとし、連勝の要因を聞かれると「張り紙ですかね(高橋は朝起きると目の前の「今日の調子は?」という貼り紙を見て『絶好調!』と答えることを日課としている)。ベルトを獲って気持ちは変わりましたね。王者なんだから頑張らないといけない、練習も頑張らないとって」とした。  横山も3戦全勝の要因を聞かれると「絶好調ですかね(笑)。毎日起きたら練習をやらないといけない環境を作っているので、それをやって自信をつけて。いろいろなところに練習に行かせてもらって、高め合っている人間と一緒に練習しているので自信になっていてそれが強み。絶好調という感じですね」とする。  出稽古はBattle Boxに群馬から通い、「宇佐美正パトリック選手、メイソン選手と一緒に練習していて。打撃でもレベルが高いチームでしごかれています。週1~2は行かせてもらっています」という。  高橋は自分でも言っているようにトリッキーなスタイルが強みだが、横山は「見た感じは他の人と変わらない。でもみんな戦うと感じている様子ですかね。トリッキーであっても、攻撃が当たればこっちのもんです」とやりにくさはないとした。  横山の攻撃力について高橋は「それ以上に自分は柔軟性が凄いと思う。相手の戦い方に合わせてグー・チョキ・パーを出す感じで。相手がグーを出せばパーを、パーを出せばチョキを、チョキを出せばグーを出す。僕もそこにグー・チョキ・パーを合わせようと思います」と、横山のさらに上を行くとした。試しにじゃんけんをやってみると、宮田Pに2連敗。「試合では頑張ります」と高橋は頭をかいた。 「Krushのタイトルは欲しかったベルトなので、いつチャンスが来てもいいように準備はしてきた。正直、試合をすぐにやりたかったので組まれてよかった」と横山が言えば、高橋は「いつも通りやっていくかなって感じ」とマイペース。  では、タイトルマッチにふさわしい試合とはどういうものかと問われると、横山は「KOで完全決着で終わる試合ですね」、高橋は「王者らしくKrushだから倒さないといけない。前の2試合はポイントアウトする試合になったので、倒せないと。そのために室伏選手を真似て2つハンマーを買いました。僕も破壊力を上げて行こうと思っています。ハンマー回しますよ」と、アテネ五輪金メダリストの室伏広治が考案したハンマートレを取り入れてKOを狙うとした。  そして、2024年をどのような年にしたいか。横山は「大事な試合を勝っていきたい。目に見えるものを獲りに行きたい。そういう年にしたいですね。これは絶対に獲らないといけないベルト。Krushのベルトを獲る夢を叶えます」、高橋は「僕は来年辰年なので、辰昇り、しっかりウナギ昇りみたいに上がっていくと思います。気持ちも隆々と頑張っていきます」と答えた。
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