K-1ヘビー級で“逆輸入ファイター”として活躍、白血病を克服してカムバックを果たしたことでも知られるノブ ハヤシが引退
2024年2月21日(水)東京・後楽園ホールにて開催される格闘技&プロレスイベント『CHAKURIKI 19』にて、ノブ ハヤシ(ドージョーチャクリキ・ジャパン)が引退試合を行うことが発表された。同大会はノブ ハヤシの引退記念大会として開催される。
ハヤシは1978年4月生まれの45歳。高校卒業後に単身オランダへ渡り、ピーター・アーツらを輩出した名門ジムのドージョーチャクリキに入門。オランダでプロデビューを果たし、“逆輸入ファイター”としてK-1ヘビー級に参戦。1999年8月に行われたジャパンGPに出場し、決勝で武蔵に敗れるも初参戦にして準優勝を飾り一気に注目を集めた。
その後は連敗を喫するもアンディ・フグやシリル・アビディ、元同門のピーター・アーツらと対戦。2004年6月のジャパンGPでは再び決勝へ進出し、決勝で天田ヒロミに敗れるも2度目の準優勝を果たした。
2009年1月に白血病に罹患していることが判明、その後も再発して入院することがあったが克服して奇跡のカムバック。2015年7月のK-1での試合で7年ぶりの勝利をあげ多くの人に感動を与えた。FEG体制のK-1が活動休止すると、新日本キックやLEGEND、自主興行であるチャクリキの大会に出場してきた。
今回の引退試合は、K-1ジャパンGPの決勝戦を争った天田ヒロミと2分2Rのエキシビションマッチ。愛弟子のためにチャクリキの総帥トム・ハーリック会長も12年ぶりの来日を果たすという。
また、ハヤシの引退試合の前にはガンを克服してリングに復帰したマサ佐藤(ウィラサクレック・フェアテックスジム)が、MMAファイターのyusei(グレイシーバッハ姫路)と対戦する。