▼第2試合 114ポンド(51.71kg)契約 3分3R
×ジャバド・モザファリ(イラン)
KO 3R
○竜哉・エイワスポーツジム(=奥柄竜哉/エイワスポーツジム)
竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目の同世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に。
2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。怪我で戦列から離れていたが、2022年12月に約1年ぶりの復帰戦で秒殺KO勝ちした。2023年8月にはタイでスーパーチャンプから勝利を収めたが、10月のRWSではデッチャピチャイ(タイ)に判定負け。戦績は33勝(11KO)7敗2分。
当初の対戦相手であるペイマン・ゾラファガハリ(イラン)は前日計量で3kg以上オーバーしたため、同じイランのジャバド・モザファリが急遽対戦相手として用意された。モザファリは3時間で5kg減量して計量をパスしたという。竜哉と同じ23歳。
竜哉はワイクルーの最後にかめはめ波のポーズをとって歓声を浴びる。1R、竜哉は右ローで先制、モザファリもすぐ右ローを返す。竜哉は左フックからの右ローを多用。竜哉は右ローを蹴っておいて右ハイも放つ。竜哉の右ローに大きくバランスを崩すモザファリは右ストレートを伸ばしてくる。
竜哉の右ローがヒットするたびに、モザファリは大きくバランスを崩す。モザファリはワンツー、竜哉の蹴り足をキャッチしにいくが、竜哉が右ハイを軽くヒットさせて圧倒的優勢のままラウンドを終えた。
2R、モザファリはサウスポーにスイッチ。ワンツーで前に出るが竜哉はスウェーでかわす。モザファリがオーソドックスに戻ると再び右ローを蹴っていく竜哉。左ボディ、右ハイ、右ローと竜哉が一方的に攻めるが、モザファリは蹴り足キャッチで耐える。
3R、モザファリの左足は竜哉の右ローで無残に腫れあがる。竜哉はワンツーから右ロー、ボディへの左ヒザ、さらに右ロー。竜哉はカモンゼスチャーで挑発し、右ローを蹴っていく。下がり続けるモザファリに右ストレート、左縦ヒジ、左ボディからの右ロー、右縦ヒジ。サンドバッグ状態のモザファリだが左右ボディを返す。しかし、竜哉のヒザが2発決まったところでレフェリーがストップ。もはや試合にならないと判断したのだろう。
竜哉が嬉しいRWSでの初勝利を飾った。