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【RIZIN】皇治、MMAでの目標は「朝倉海。実力で追いついたらカッコいい」因縁の芦澤竜誠は「来年の大阪大会でしっかり神経締めします」

2023/12/21 17:12
 2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』にて、RIZIN MMA特別ルール65kg契約5分2Rで三浦孝太(BRAVE)と対戦する皇治(TEAM ONE)が、21日(木)都内にて公開練習を行った。  魔裟斗のボクシングトレーナーとして知られる飯田裕トレーナーを相手にミット打ちを披露した皇治は、真っ直ぐに伸びるワンツー、右ボディストレート、飛び込みながらの左フックなど進化したパンチを見せる。その後、すぐにMMAのミット打ちとしてタックルを切り、上になってパウンド、最後はサッカーキックを放ち「サッカーキックから絞め落としてやります。ボールを破裂させたります」と予告した。  以前から黒帯柔術家の竹浦正起から学んだという竹浦スペシャル、青木真也から学んだという青木スペシャルを極めると予告していた皇治は「完成度はいいですよ。竹浦スペシャルは極まるかもしれないですね。青木スペシャルはなかなか難易度が高いんですよ」と、竹浦スペシャルは極められる可能性があるとする。  練習は「毎日やっていますよ。日曜日は休みで。今ムチャクチャ身体がパンパンです。限界にパンパン。昨日もスパーしたばかりです。ボクシングやってフィジカルやって、MMAやって、時には柔術やったりレスリングやっていたりするので1日3部練です。ただ年齢も年齢なので、その辺は(青木)真也がめちゃくちゃうるさいんですよ。今日はこの練習無しとか今日は疲れているとか。俺は昭和の人間で根性論だからやればやるほどいいと思っているので、それを止めてくれるので上手いことやれています」と、練習メニューは青木が管理してくれている。 「だから真也が『こんなに自分を握られたのは初めてや』って言うてますね。裏で面倒を見てくれています。格闘家としては彼のことを尊敬しているので、ちゃんと言うこと聞いています」と感謝。 「全部大変やった。ほんまにMMAの凄さを知ったし、こんなキツいことやっとったんやと。その半面尊敬もしました。変態やと思っていたけれど大変さを知った、全部が大変やった」とMMAの過酷さを身をもって知ったとする。  SNSにアップしていた足の怪我については「怪我してました? 俺はかまってちゃんなので心配して欲しいと思ってやっただけです。今はもう大丈夫です」とのこと。  今回、いつもと違い相手を煽らないがとの質問には「結婚式のような記者会見を目指そうと思って。格闘技はスポーツなので。僕ら世代が乱したところがあるじゃないですか。風化しようと思って。風紀委員長として風紀しようと。乱闘とか人を馬鹿にするのはダメです。絶対に悪口言わない、お土産とか絶対に渡さないと決めました」と、煽りは卒業だとする。  その理由は「逆に行ったら面白いかなと。流行っているから。流行りに乗っかると面白くないから。あとは小さい子たちが真似するから」と、BreakingDownの会見などで見られる乱闘が流行っているので逆にやらないようにするのだという。 「もうそういうことはしない。俺は大人しく行きますから。結婚式のように爽やかな会見も面白いじゃないですか」と言うが、「本音を言えば、言うことないもん、この子(三浦)に。俺は何もないところから言いまくってきて、笑われて這い上がってこうなってきたけれど、この子はこの子でいろいろな悩みがあったと思うけれど親の七光りで出てくるわけじゃないですか。ナメんなよって気持ちはあるし、それを見せる気はもちろんありますけれど、彼は彼なりに悩みがあるだろうしという気持ちで見ています」と、親目線で三浦を見ているからとした。  MMAを一から学んだことで「試合は34歳ですけれど俺が挑戦者だと思っていますし、イケイケで。今はいっちょ前に金持って女連れてやっているけれど、薄れてる部分もあったと思いますし、(芦澤に)負けて悔しかったし、昔のように挑戦者の気持ちでイケイケでやります。初心に戻ってる。マジでピカピカの童貞ですよ。ストイックに過ごすしかないですね」と、初心に戻ってやっているとする。  スタンドでの打撃については「尊敬しましたね、MMAファイターを。ようこんなので殴り合っているなと思って。パンチ(力)がある・ない関係ないですよ。真也が僕に言ってくれるのは、俺を見下していたと。さすがちょろっとキックボクシングをやっていただけあるなと。拳(ナックル)が当たるらしいです。分厚いグローブでスパーはやるんですけれど、でも効かないですね。効くかなと思ったんですけれどそっちは全然大丈夫ですね。俺のパンチ・キックが効くかは坊ちゃんに聞いてください。ガチンコのスパーを毎週2回やっているんですけれど、効いたことがないですね。俺がパンチでKOは全然あるでしょう」と、自分には効かないが相手にはボクシンググローブよりも効くのではと答えた。 [nextpage] 三浦孝太の父キングカズのファンだったと告白  まるで三浦は眼中にないと言わんばかりの発言が続いたが、「ナメてはいない」と皇治。「研究はバッチリやっていますよ、周りの方々が。その言う通りにやっています。俺は男の映像を見るのは好きじゃないですからね。そんな甘くないって声もありますし、楽勝だって声もあります。余裕こいているわけじゃなくて興味がないんです」と、対戦相手として興味がないだけだとする。  今回は65kg契約とキックボクシングの時の60kgよりも5kg重い契約体重となり、MMAはこの階級でやるのかと聞かれると「やらへんです。七光りパワーなんですかね。65kgって。俺、60kgやからね。俺はバンタムやからね。その辺でやるのかなって思っていたんですけれど、65kgでしか出来ないって言うので。落とさせてって言ったら体重を落とすと体調を崩すってことで。泣かすぞ(笑)。  でも、みんなが喜んでくれればと思っているから何でもいいですよ。あと5分2Rでしょう。5分2Rにしたらみんなが沸くじゃないですか。なんでやねんって。俺は真剣にやりたいから5分3Rでやりたいって熱弁したんですよ。なんでやって聞いたら体調崩すからって。どういうことやねんと。それは冗談ですが、全部合わせてやりますよ」と、三浦側からの要望で65kg契約5分2Rになったと明かした。  次からは60kgのバンタム級でやりたいとし、そのターゲットは「朝倉海でしょう」ときっぱり。「知名度とか話題性でやるかもしれないではなく、実力で追いついたらカッコいいじゃないですか。それが俺の目標です。立ち技の時に上のヤツらにどんどん挑戦してきたので、そこを実力で追いつけたらカッコいい。マジで目指していますよ」と、打倒・朝倉海を目標として掲げる。  因縁のある芦澤竜誠とMMAでの再戦については「今はお遊戯界の期間を与えているだけなので。しっかり神経締めします。今はお遊戯界の時間を与えてあげているだけで、来年の大阪大会までですよ」と、2024年の大阪大会でリベンジすると改めて宣言。  さらに「これが終わったら言いますよ。メイウェザーにたどり着かないといけない。俺はしつこいですよ」とメイウェザー戦も諦めていないと語った。  また、サッカー少年でもあった皇治はセレッソ大阪ジュニアチームに所属していたこともあり、三浦の父“キングカズ”こと三浦知良のファンだったと告白。 「ただのファンやったです。俺、ベルディのチャリ乗っていましたもん。おふくろに頼むから買ってくれと言って、誕生日に買ってもらったんちゃいますかね。流行っていたんですよ。そこで僕はベルディが好きでカズさんが好きで、よく真似していましたね」と言い、試合に勝ったら「キングカズさんに抱きしめてもらおうかな」と笑った。
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