10年近く無敗、7度の防衛を果たしているヘビー級王者リコ・ヴァーホーベンを擁するGLORY(C)GLORY
GLORYの新エグゼクティブ・ディレクターであるモーリス・ホルスは、世界最大のキックボクシング団体である『GLORY』の2024年の新計画とイベントレイアウトを発表した。
2024年はヘビー級(無差別)、ライトヘビー級(-95kg)、ミドル級(-85kg)、ウェルター級(-77kg)で4階級のワンデートーナメント「GLORYグランプリトーナメント」を開催。これは3月の8人制ワンナイト・ヘビー級グランプリで幕を開け、年末の特別なチャンピオンシップ・イベントでクライマックスを迎えるという。
【写真】モーリス・ホルスGLORYの新エグゼクティブ・ディレクター
ホルス氏は「キックボクシングは世界で最もエキサイティングな立ち技格闘技であり、我々のゴールは最もエキサイティングな商品をファンに届けることだ。グランプリは、ファイターを中心としたストーリー性の向上に加え、毎回保証されたアクションとエンターテインメントでファンをハラハラドキドキさせる。これはファンや視聴者の体験を向上させ、GLORYにさらに多くの目を向けさせる新たな長期戦略の一環です」とグランプリ開催の理由を説明。
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「グランプリ・イベントはこのスポーツの歴史の中で特別な位置を占めている。グランプリはスターを育て、ファンに多くの楽しい瞬間を与えてきた。同じ夜に3回も世界最高峰のファイターが戦うことは、格闘技の中でもレベルが違う。"世界で最もバッドなファイターが誰なのか、その真価が問われる」と、見どころを語っている。
GLORYでは2023年に世界各地でヘビー級グランプリの予選トーナメントを行ってきた。当初は12月に優勝賞金50万ドルのヘビー級グランプリを開催する予定だったが、2024年3月に延期となっていた。各階級でも予選が行われるのか、優勝賞金はいくらになるのかが注目される。