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【RIZIN】ヒロヤ、勝負論が成り立たないとの厳しい声に「心の底から勝てると思っているので凄い自信がある。ここで俺が引っ繰り返せれば本物だと思う」

2023/12/20 16:12
 2023年12月20日(水)東京・赤坂のJAPAN TOP TEAMにて、大晦日『RIZIN.45』の公開練習が行われ、朝倉海、ヒロヤ、ヴィンス・モラレスの3選手がミット打ちなどを披露。囲み取材に応じた。 ▼57kg契約 5分3R新井 丈(和術慧舟會HEARTS)修斗ストロー級(52.2kg)&フライ級(56.7kg)王者・16勝10敗2分ヒロヤ(ジャパントップチーム)8勝12敗1分  大晦日大会初出場となるヒロヤは、DEEPを主戦場に、2021年10月からは4勝1敗と好戦績を挙げるも、2023年5月のDEEPで安谷屋智弘に判定負け。7月のRIZINで伊藤裕樹に、10月に中村優作にいずれもフライ級より1kg重い58kg契約で判定負けで3連敗中。しかし、伊藤と中村にはスプリット判定で惜敗しており、2023年に大きく飛躍している。大晦日には、修斗史上初となる二階級同時制覇王者の新井丈(和術慧舟會HEARTS)と対戦する。  ヒロヤは公開練習でのミット打ちでジャブ、ワンツー、様々な3連打のほかに、縦ヒジまで披露した。 「ファイトキャンプに入って最初はいろいろなテクニックを一から教わる段階から始めて、ハードトレーニングを積み重ねて最初は難しかったんですが、それが試合が近づくにつれて自分のものに落とし込めているなっていう体感があって。本当にいいフィーリングで試合に近づけているなというのが率直な感想です」と、日々成長を感じているという。  今回の試合テーマを聞かれると「勝利がテーマですけれど、勝利に向かうために試合までは相手を殺すつもりでそのプランを明確に考えて。でも、試合の日はリングに入ったら今までの勝ち負けとか重圧をすべて捨てて試合を楽しんでとセコンド陣に言われているので、試合まではハードなトレーニングで死ぬ思いをして、あの時の悔しさを思い返して練習して試合は楽しむ。そして俺が勝つ。それが僕のテーマです」と答えた。  改めて新井の印象を聞かれると「9連敗からの11連勝で本当にメンタルもそうですし、素晴らしい選手だと思います」と評する。  新井とは勝負論が成り立たないというファンからの声も多くあるが、ヒロヤは「全然勝てると思っています。本当に強い相手で大晦日だからこそ組まれたカードというのがあるんですけれど、コーチ陣も相手の動きと僕の動きを見て全然勝てるよと。僕も心の底から勝てると思っているので凄い自信があります」とし、「夢の舞台なので、そこで俺が引っ繰り返せれば本物だと思います」と、不利の予想を覆すと宣言。  一部からは対戦について批判の声もあがったが「仕方ないかなと言ったらおかしいですけれど、実績もそうですし。でもそれを踏まえたうえでカードを組んでもらっているので、ここで俺が爆発させれば誰も何も言うことはないのかなっていう。ここで負けたら批判を浴びるのは自分なので、それはそれで僕の生き方かなと思う。批判でもなんでもしてくれればいいかなって思っています」と、試合に勝って黙らせたいとし、もし負ければ批判は受け入れるとする。  57kgの契約体重については「RIZINからのオファーで57kgでいけるかと言われたからその体重で。僕は出たいので、出場させてもらえるだけで嬉しかったので何でもいいですと。キツいかもしれないけれど相手も受けてくれての試合なので、そこは僕が(条件を)飲むべきなのかなと。特に何も思わなかったです」と、提示された条件を受け入れたと説明。  RIZINでの過去2戦がいずれも判定2-1のスプリットデシジョンで、同じ戦い方をすればまた同じ結果になる可能性もあるが、と聞かれると「今回は1Rからフィニッシュを狙っていこうと思います。判定で勝つって考え方がよくなかったのかなと思って。RIZINはダメージ判定でフィニッシュに近いのがダメージ判定につながってくるので、判定で勝つとしても頭のシフトチェンジをしてフィニッシュを狙ってガンガンやろうかなと思っています」と、過去の半生を活かして戦い方を変えることを明かす。  試合間隔が短い事には「でも格闘家は無傷で出られなかったり、試合以外のことを見てもらえるわけじゃないので。こっちも相手のことは分からないし、それは相手も同じことだと思うので、そこに対しては何もないですね。仕方ないかなって」と、全く気にしていなかった。  まだ大晦日を残しているが今年1年を振り返り「人生本気で生きていれば何が起こるか分からないって怒涛の一年だった。結果はよくないかもしれないですけれど、僕の人生の中で起点となるいい出会いがあったり、いい出来事が起きたり、夢だった大晦日RIZINに出場させてもらって人生何が起こるか分からないなって怒涛の1年ですね」と、人生が大きく変わった1年だったというヒロヤ。 「連敗中で自分も悔しい想いをしているけれど、応援してくれる方、サポートしてくれる仲間、僕の周り全てが一緒な想いをしていて。その人たちに見せたいですよね。それが僕の格闘技をしているうえでの一番の生き甲斐なので。勝った姿を大晦日に見せたいなって強い想いがあります」と、今度こそ周りの人たちに勝った姿を見せたいと意気込んだ。
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