日本を主戦場にし、SBの外国人エースとして活躍したザカリア(右)を白鳥が迎え撃つ
2023年12月16日(土)東京・両国国技館『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の前日計量&記者会見が、15日(金)都内にて13:00より行われた。
第13試合の「RISE×GLORY」対抗戦、スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで対戦する白鳥大珠(TEAM TEPPEN)は64.9kg、ザカリア・ゾウガリー(モロッコ/‘T Oude Westen Gym)は64.35kgでそれぞれ計量をパス。
ザカリアはかつてシュートボクシングの外国人エースとして日本で活躍し、“怪物くん”こと鈴木博昭のライバルとして君臨。2016年にはS-cup世界トーナメントを制し、2017年には海人からも勝利を収めている。会見ではRISEへの感謝を述べ「日本でたくさんの思い出を作ってきましたが、明日もう一つ思い出を刻みたい」と挨拶。
対戦する白鳥は「ザカリア選手って名前はずっと前から知っていて、強いとも知っていて、その選手とこうやって日本で戦えることを嬉しく思います。とにかく余計なことを考えずに明日は絶対に勝つ。それだけです」と、必勝を誓う。
どんなところに注目してもらいたいかとの質問に、ザカリアは「白鳥はとてもいい選手だと思うので、いい試合が出来ることに注目してもらいたい。明日の一番の勝者は会場に来る観客です。なぜなら私と白鳥のいい試合が見られるからです。お楽しみに」と、2人のいい試合が生で見られる観客こそが勝者だとコメント。
一方、白鳥は「今回は勝ちが凄く欲しくて。とにかくザカリアという強い選手を相手にシンプルに強さを見せたい。上手いと思われることはあったと思いますが、それプラス強さを見せるのがテーマです」と、強い白鳥大珠を見せてそのうえで勝つことをあげた。
日本での試合は2017年4月以来、実に6年ぶりになるザカリア。以前と変わらぬ“爆弾小僧”と称されたアグレッシブでエキサイティングな試合をまた見せてくれるのかと聞かれると、「もちろん、そのつもりでいます。これまで日本、東京でたくさんの思い出が出来て、自分にとって日本のファンの皆さんの声援が大きな後押しになっています。明日は特にモチベーションが高いです。なぜなら、明日いい試合をして、より多くの日本の新しいファンがついてくれることが大きなモチベーションとなっています。エクスプロージョンファイトをお楽しみに」と、また新しいファンが出来るくらいの好ファイトを見せると宣言。
これを受けて白鳥は「楽しみですよ。過去の映像は見ていますけれど、凄くアグレッシブで客観的に見ていて面白い選手なので、その通りに来てくれたら楽しみです。それがザカリア・ゾウガリー選手で、その選手を倒すことに価値がある。以前と同じように来てもらって、それを迎え撃ちます」と、以前と変わらないファイトスタイルで来てくれることは大歓迎だとした。