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【ボクシング】那須川天心、これまでより1ポンド契約体重が減った理由「試行錯誤しながらやっているということです」

2023/12/14 21:12
 2024年1月23日(火)エディオンアリーナ大阪『Prime Video Presents Live Boxing 6』の記者会見が、12月14日(木)都内にて行われ元RISE世界フェザー級王者で現OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級6位&日本同級7位・那須川天心(帝拳ジム)の第3戦が発表された。  那須川は121ポンド(54.9kg)契約3分8Rでルイス・ロブレス(メキシコ)と対戦。ロブレスはWBA世界バンタム級13位、WBO世界同級14位で戦績は15勝(5KO)2敗1分の25歳。直近の試合は2023年10月13日にWBC中南米バンタム級王座決定戦で引き分けている。 「自分よりランキングが上の選手なので。あとは前回に引き続き今回もルイスさんなので“ルイス狩り”をしていきたいと思います。あとは2試合とも東京でやったんですけれど今回は大阪ということで、どんな場所でもしっかりとかましていきたいと思いますね」と意気込みを語る那須川。  前回の2戦目を振り返り「デビュー戦よりも成長できたことを実感しているし、周りも実感してくれているところなので、そこからの改善点を毎日ひとつひとつクリアしていっている感じですね。前回の試合で左手の骨が折れてしまったんですけれども、それもしっかり回復していますし、その左手が使えない期間もやり込んできたのでその点でも問題ないかなと思っています」と、成長を確認できたことと見つけた改善点の解消に試合後は取り組んできたとする。  その左手の骨折に関しては「手を使えなかったのは試合を終えてから2カ月ちょっとくらいですね。キックボクシングの時は片方の手が使えないのだったら右足・左足・反対の手というパターンがあったんですけれど、2つしかない中の一個がなくなっちゃったので殴ることが出来ないし、シャドーだったり走り込みをむちゃくちゃやりました。これでもかってくらい走らされましたし。そのおかげでスタミナも付いたし、やるたびによくなっています。一番やったことは気を上げることをやっていましたね」と、出来る事をやってきたという(気を上げる、というのは常に集中することという意味)。  これまで拳の骨折はあったかと聞かれると「剥離骨折はありましたね。試合当日に痛いと思ったら折れてたやつがありました。格闘家って鈍感なのでそんなに気付かないんですね。今回も僕は折れていないと思っていたんですけれど、病院に行って分かったので。気持ちではどうにもならないこともありますね」と答えた。  会見後の囲みでは「ハードル的にも上がっていると思うし、3戦目で世界ランカーというのは期待されている証拠でもあるだろうし、今は試されているとは思うんですよね。どんなもんなのって。それをしっかり勝ち切って圧倒的な差を見せることによっていろいろ変わって来ると思います」と、今回も試されていると捉えているとする。  今回の試合にテーマはあるかとの質問には「正義の鉄拳じゃないですか。今、世の中の争いが多いじゃないですか。僕もキモいヤツらにめちゃくちゃ言われるんですよ。なぜそれを言ってるのかというと、彼らは彼らなりの正義なんですよ。誹謗中傷とか良い悪いとか言ってるヤツらって悪く見えるかもしれないけれど良い悪いじゃなく彼らなりの正義をぶつけてきているんですよ。みんな世の中、そういうものと戦っているんです。だから正義vs.正義の戦いというか。僕の持っている思想・信念と向こうが思っているもののぶつかり合いだと思うので、そこで自分が正しいと思うことをずっと貫き通していかないとなと。向こうの正義を曲げてやりたいなと思いますね。良い悪いとかあるけれど、自分が良いと思うしかない。そこをしっかりぶつけていきたいなというのがあります。みんなに見せられるところはこの試合なので、その感情を乗っけるというのはありますね」と、アンチに対して自分の回答を見せるような戦いをしたいと話す。  また、体重に関しては「前回・前々回と55.3kgでやっていましたが今回は1ポンド落として。日々節制してだいぶボクシングの身体になってきているので。ボクシングのためなら何でもやるって自分のテーマがあるんですけれど、体重を落としているのは一個の意思表示なのかなと思っています」と、バンタム級まで落とすことを視野に入れていることを示唆。 「これは最初から言っていますし、まだ分からないのかってヤツがいるんですけれど、時間をかけて体型だったり体重だったり、いろいろな物事をやっていますから。すぐに体重を落とせるかって言っても無理なので。ボクシングをやって1年くらいですけれど、1年くらいかけて体型が全然変わらなかったらそのままでやったり、上げたりを考えたりとか。通常体重もだいぶ落ちているし、今も60kgちょいくらいしかないので、徐々に徐々にっていう中での3戦目の1ポンド下の体重ということですよね。試行錯誤しながらやっているということです。全部言ってることとやってることがつながっています」と、階級は身体の変化と様子を見ながら決めていきたいと説明。  バンタム級にするのかと聞かれると「まだ待っていてください。いろいろそういう身体作りを試している最中なので気長に待っていてください。すぐに結果は出ないです」と、今回の試合でも試してみてからだと語った。
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