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【RIZIN】YA-MAN、平本蓮よりも「世間的には向こうの方が打撃が上だと思われているけれど、そこも自分が優っている」

2023/12/14 18:12
 2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』にて、RIZIN MMAルール66.0kg契約5分3Rで平本蓮(剛毅會)と対戦するYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が14日(木)都内所属ジムにて公開練習を行った。  グラップリングのスパーリングを行った後の質疑応答で、10日に行われたカード発表記者会見での感想を聞かれると「まず人がこんなに集まるんだと思った。相手に対しては、SNSであんなにガンガン煽ってきたのにいざ対面したら何も言ってこないのでビビっているんだなと思いましたね。フェイスオフの時も目を合わせてこないで、サングラスをとろうとしたら『ちょっと、やめて』みたいな感じだったので自信がないんだろうなと。あと今回は向こうからしたら負けたらリスクのある試合だと思うんですよ。そういう試合って今回初めてなのでプレッシャーは相手の方が感じていると思いますね」と、平本はプレッシャーを感じていると指摘。 「相手の方がキャリアが長いですし、幻想というんですかね。負けた相手も強い選手に負けているので世間の幻想がある。でもMMA2戦目の自分に負けたら幻想はなくなるのでリスクはあるんじゃないですか」  平本がチームの一体感を出してきたことについては「多分、単純にあれは寂しくなったんですよ。いろいろなところからバッシングを受けて。自分には仲間がいっぱいいるってことは平本も知っていますし。今回リスクがある試合で一人じゃ耐えきれなかったんでしょうね。だから今まで噛みついていた安保を仲間に取り入れて心細さを少しでも軽減しようとしているとしか見えないですね。  SNSでさんざんタコとかバカとかブスとかめちゃくちゃ言って来るのに、会見では『YA-MANも強いので』って。あれは負けた時の保険でしかないです。世間に、YA-MANは事前に強いって分かっていたしねって、どっちが勝つんだろうねって思わせたいだけで。リスクがあるからこそ保険を打っているんだなってところですね。こいつダセえなって思った」と、平本の心の弱さが見えたとする。 「世間はアイツのことを評価しすぎている。アイツは本当に頭が悪いんですよ。DMのやり取りでもハゲとかバカとかブスとかしか言えないので。ボキャブラリーが少ない。教養がないというか。もっと勉強した方がいい。本を読んどけって感じです」と言い放つYA-MAN。  平本が「言い争いはもう辞めよう」と会見で言っていたのも「それも綺麗事ですよ、アイツの。前も悪口を言うの辞めますって言って、その1カ月後くらいには復活しているので(笑)。自分が今までヒールで罵詈雑言言われていたのが、世間的に見たらアイツが今回はヒーローじゃないですか。ヒーローになりたいんだと思いますよ。だからあえてヒールになることは言わないようにしているんだろうなって」というのが平本の狙いだと読む。 「自分はヒールでいいです。ヒーローになるつもりもないですし。平本キッズ全員バカだと思っているので。あれがカッコいいと思っている奴らは全員バカでしょ。試合当日は平本キッズからのブーイングを期待しています。どれくらいブーイングがあるのか楽しみです。そのブーイングの中で徹底的にぶちのめして、試合が終わったらシーンとなっているのが今回の自分のプランですね」とブーイングも大歓迎だとした。  会見の場でやってやろうとの気持ちもあったのかと聞かれると「試合が決まっているのであそこでやってもしょうがない。試合が決まる前は行く行かないみたいなやり取りがあったけれど。でもアイツは行ったら警察呼ぶので。自分から脅迫ととれるような言葉を誘ってくるんですよ。『お前、俺のこと殺すんだろ?』みたいな。それで俺が『殺す』って言ったら警察に行って『脅迫されています』って言うんですよ(笑)。そんなのこっちからすれば分かり切っているので。明らかに誘っているなって。それで自分が本当に平本のところに行ったら、本当に警察を呼ぶようなヤツなので。マジで気合い入ってないです。だからリングの上で分からせてやりますよ」と話した。  現在のコンディションを聞かれると「試合は明日でも出来ますよ。体重も明日までに作れって言われたら全然作れます。いつでもやってやるよって感じです」とすでに臨戦態勢に入っていると言い、11月19日の『FIGHT CLUB』での朝倉未来戦からインターバルは短いが「逆に短くてよかった。モチベーションも維持できていて体重もずっといいところでキープ出来ているので。何よりも感覚が残っているので誰にも負ける気がしないですね」と、勢いに乗っているとした。  オープンフィンガーグローブでのキックボクシングとMMAの切り替えは出来ているのか、との問いには「前回の試合もその前のタイトルマッチの時もキックボクシングの練習はそんなにやっていないので。ずっと週2でキックボクシング、週3でMMA、週3でグラップリング、週1で柔術、週2でボクシング。朝夜この1年間ずっとこのルーティンでやっていたのであまり変わらないです。ずっとMMAに標準を合わせていたので変わらないです」と答える。  平本対策は「昔から格闘技をやっているので映像もいっぱいありますし、対策はバッチリですね」とし、「打撃に関しては対策済みで打撃で負けることはない」とする。  では、自分の方が明らかに優っていると思うものは何かとの質問には「気合いですかね。あとはパワー。グラップリングも自分の方が上だと思う。そこは絶対に勝ってる。世間的には向こうの方が打撃が上だと思われているけれど、OFGとボクシンググローブの打撃は全く違うのでそこも自分が優っている。唯一アイツの方が蹴りが上手いくらいじゃないかな。OFGでのパンチは絶対に自分の方が上手いので。アイツのパンチを喰らって失神とか見たことがないですよ。自分は失神させられるのでそこは自分の方が優っていると思っている」と自信満々だ。  MMAを始めて一番きつかったことは何か、と聞かれると「精神的な話になるけれどアマチュアにボコボコにされたことですね。グラップリングって何もやっていない人だと打撃で言えばジャブも分からない状態でそこに入っていくようなものなので。自分はキックである程度上の方まで行って、いざグラップリングをやったらアマチュアの高校生にもボコボコにされるんですよ。そこがキツかったですね、俺、弱いんだって。でも平本にはそれが出来ないと思いますね、自分はそうやって一段ずつ登っていったので。初級クラスから出て一般の人たちと一緒に階段を一段ずつ登っていったので、基礎が自分の方がしっかりしていると思いますね」と、一から基礎を学んでいったことだと答えた。  平本がYA-MANに勝利して朝倉未来と対戦するとアピールしたことには「やりたいなら勝手にやればいい。自分には関係ないことです。でもお前の実績で出来るのかよということです」と吐き捨てる。  YA-MAN自身もMMAでの朝倉未来との再戦を希望しており、「勝った方が近付くんじゃないですかね。MMAで日本の格闘技界をけん引してきた人なので、そこにMMAで挑戦するから意味があると思うので。自分が積み上げていってそこでやるというのが盛り上がると思う」と、平本に勝って自分が朝倉と戦う方が盛り上がるとした。  そして、RIZINでの目標を聞かれると「ベルトを獲りたいですね。キックボクシングの時はそんなに(ベルトを獲りたい気持ちは)なかったけれど、MMAではベルトを目指したいです。一段ずつ上がっていく感じが楽しくて、今ベルトを持っているのは鈴木千裕選手ですけれどそのレベルに自分も早く追いつきたいなっていうのがありますね。  そこを獲って競技的にこのスポーツでYA-MANは強いんだってところを世間に認めさせたいです。自分って世間的にはそんなに実力が評価されていないので、実力を評価されるためにはそこを目指すしかない。お金とか知名度とかの欲が最近なくなってきて、MMAをやっている時が一番楽しくて。そこを世間に認めさせたいですね。本当に一から這い上がってきて飛び級無しで王者になったんだって。そこを目指しています」と、MMAでの結果としてベルトを獲りたいということをあげた。
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