冨澤(右)フェイスオフで篠塚を挑発、あわや乱闘騒ぎに
2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』の対戦カード発表記者会見が、10日(日)都内にて行われた。
RIZINキックボクシングルール(OFG着用)60.0kg契約3分3Rで、篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)vs.冨澤大智(フリー)が決定。
篠塚はボクシングでアマチュア時代にインターハイベスト8の戦績を残し、プロ転向後はA級ボクサーとして3勝(2KO)1敗の戦績。2018年2月にキックボクシングに転向し、TEAM TEPPEN所属として2018年2月にRISEでプロデビュー。2019年5月の森本”狂犬”義久戦は因縁の対決として話題となったが、延長戦の末に敗れた。2021年3月にK-1初参戦を果たし、延長戦で小澤海斗に判定2-1で勝利。2021年12月にはKrushフェザー級王座に挑戦したが、新美貴士にKOで敗れる。2023年3月の復帰戦で林勇汰をKOすると、7月には佑典もKO。10月にはKrushフェザー級タイトルマッチに臨み、王者・森坂陸に判定勝ちでKrushフェザー級王座に就いた。戦績は11勝(8KO)3敗。
冨澤は2019年にABEMAで放映された『格闘代理戦争 4th Season』にTEAM武尊のメンバーとして出演。番組終了後はK-1ジム総本部チームペガサスに入門し、2021年10月に『Krush-EX』でプロデビュー。渚に判定勝ちし、2022年1月の『Krush.133』でも内田竜斗に判定勝ち。プロ戦績はこの2戦のみで、その後はBreakingDownに参戦。
2022年11月の『BreakingDown6』ではDEEPファイターのヒロヤと初のMMAルールで対戦して敗れたが、12月の『BreakingDown6.5』では本来のキックルールでとしぞうを圧倒して初勝利をあげた。2023年3月に空手世界王者ダンチメン・あつきとの対決を制し、5月も戸塚悠人に勝利、7月には朝倉未来がそのポテンシャルを高く評価していた虎之介も秒殺KO、8月にも竜毅をKO。11月のBreakingDownバンタム級トーナメント準々決勝では虎之介をKOで返り討ちにし、準決勝進出を決めたばかり。
会見で冨澤は途中で平本蓮にコメントを遮られながらも「BreakingDownからやってきたんですけれど、知名度で来たわけじゃないので。な、分からせてやるよ、お前に。試合楽しみにしていてください」と篠塚に言い放つ。
篠塚は「このバカをぶっ飛ばして教えてあげますよ。こいつのファンもバカだからBreakingDown冨澤は強いとか言ってるけれど、話にならないので楽しみにしていてください」と発言して集まったファンからの喝采を受けた。
冨澤は朝倉未来から「決まったね、おめでとうって感じですね」とRIZIN初参戦を祝福されたと言い、篠塚を「1分でぶっ倒そうかなと思っています」と豪語。
「僕はBreakingDownに出ることを決めた時からRIZINに出るってことを見据えてやってきているので、相手が僕が元々やっていたKrushっていう団体の王者なのでこんな美味しい舞台はないだろうと思っているので。こいつを喰ってからが第2章のスタートだと思っているので全力で倒しに行きますよ」と、古巣の王者に宣戦布告した。
これを受けて篠塚は「勝ったら当たり前だし負けたら言われるので。まあ、負けることは絶対にない。こいつ、1分で倒すって言ってるけれど倒れるはずもない。マジでレベルが違うので。そこを楽しみにしておいてください」と不敵な笑みを浮かべながら語った。